Colabo車両関連費の謎

初めに

暇空茜氏の住民監査請求を読んで、疑問に感じた点をまとめてみました。著者は一般の会社員で、専門知識、文才はありませんので、読みづらいかも知れませんが自分への備忘録を含めて記載しています。また情報が更新された時点で適宜加筆、修正する可能性があります。基本的には令和3年度をベースにネット上に公開されている資料を基に考えています。一部都の再調査結果も使用しています。

車両保有台数

貸借対照表の車両費簿価の推移

上記を見ると2022/3/31現在、車両費の簿価は3円となっているため、3台の車両を所有していると考えられます。またこの簿価は2020年の際は2円で2021に3円に増額されていることから、2021年度中に1台車両が1台増えていると考えられます。(ものがある限り簿価は0円にならないため)
※簿価が1円で増えているのは寄付などほぼ無料で車両を取得したと推測します。少し調べて見ましたが新車などを購入した場合にいきなり簿価が1円になる条件等はわかりませんでした。
またこのうち1台はバスカフェに使用しているバスと思われ、その他の車両が2台あると考えられます。
交通費の申請書類等でも3台分のガソリン代(15k,5k,5k/月)を申請していることからも3台であると考えられます。(ちなみに令和4年度の計画では総額20k/月に減額されてました。車両別の記載はなし)

Colabo11/29公開資料からわかること


車両関連費内に記載されている車両保険

車両関連費内に何故か車両保険費なるものがありました。
ここでの不明点は下記となりますが、私はこういった諸表に詳しくはないので正しいかは判断出来ません。詳しい方がいればご教示ください。

・保険料が車両関連費であること、また2台分であること
 各種保険でなく車両関連費にあることは不明です。また2台分であること
 も何でなのかは分かりません。

・自動車保険でなく車両保険であること。
 金額からして保険料に車両保障が入っていない気がします。
 私はネット保険に詳しくありませんが、私の契約している自動車保険を
 ベースに考えると、自動車保険は運転する最も若い年齢によって保険料が
 変動しその年齢は18歳,21歳,26歳,35歳…となっています。(軽く調べて見  
 ましたが年齢は保険会社によって異なるようです)
 これは若年者ほど運転技術が未熟で事故のリスクが高いので、保険料が
 割高になるためです。
 ちなみにネット保険の見積もりで約3万円(車両保障あり)の運転対象
 年齢は45歳以上でした。
 Colaboのスタッフの内どなたが使用しているか分かりませんが事業用で
 あれば色々な方が運転することを想定し、最も若い人を基準に考える必要
 があるはずです。(免許未取得なら対象外ですがColaboには2015年当時学
 生だった20代と思われるスタッフも居ます。参考:Colabo10年史より)

ちなみに上記へのウルトラC的は考えは保険料のうち対物・対人保障などの事故に関わる部分は各種保険で申告し、車両保障の部分のみを車両関連費で計上した。(残り1台は車両保障なし)と考えてみましたが、こんな申請は可能なんでしょうか?

あるべき費目

私個人としても、ネットの意見を見ていても日頃運転している人からするとあれ?と思う項目が車両関連費になかったので調べてみました。
・オイル交換費
 オイル交換は人によって異なりますが目安としては3~6ヶ月又は,3000~ 
 5000kmに1回が目安です。毎年きっかりタイヤを交換するColaboさんなの
 で同様にやっていると思ったのですが項目がありませんでした。
 調べてみるとオイル交換は、「消耗品費」、「修繕費」、「車両費」、 
 「旅費交通費」、「燃料費」等の何処でも良いそうなので車両関連費以外
 で計上したと思われます。

・車検費用
一般的な車両は2年に1度、マイクロバスは毎年車検を行う必要があります。一般でも貨物であれば毎年ですが、乗用と考えてみます。
車検の費目の内訳は下記になります。

車検費用の内訳

自賠責保険と重量税、印紙は各種保険でしょうか?
部品交換費用は車両関連費の中の車両備品でまかなっている可能性もあります。6/10と2/11に纏まった備品の支出あり。海苔剥がれの資料を持っていない(保存してたつもりが見つかりませんでした)ので何処の領収書かは不明なので断言出来ませんが車検時はある程度まとまった部品交換になると思います。車検の基本料、代行手数料はどこに計上しているか分かりませんが、車両部品に含まれてませんよね?

燃料費の謎

年間の燃料費は296140円とある。(再調査結果)ここで暇空氏が提出した住民監査請求の資料を基にガソリン代を160円/ℓで計算すると年間約1850ℓのガソリン代を使用したこととなる。このうちバスの稼働実績(住民監査請求での暇空氏の指摘より)34回のバスカフェで計算すると272ℓ相当となり、多めに給油したとして350ℓをバス分とすると残り1500ℓを2台の車両で使用したこととなる。

自動車の燃費は車種、年式、走行条件などによって変動することから一概におかしいとは言えないが、筆者の車(9年落ちの1BOXカー、郊外での使用)で燃費は13km/ℓである。
街乗り(信号待ちが多い)であればもっと燃費は落ちるが仮に8km/ℓと見積もっても2台で年間12000km走行することになる。
逆にハイブリッドや軽自動車であればもっと燃費は良くなる。

年間12000kmというのは毎日運転したとして32.8km/日運転することとなり自動車の平均時速は30km/時と言われているので、毎日2台で合計1時間、年間で365時間以上運転していることとなり都内であれば相当な量と思われます。

車両の用途

令和3年度の実施報告書等から自動車の使用用途を考えてみました。
筆者の考えられる用途としては

・バスカフェ時のスタッフの移動手段
 バスカフェは終了時刻が深夜になることから、電車が動いていないため帰
 宅手段として使用している可能性があります。またスタッフの住所が点在 
 している場合移動量もバスに比べて増えると思います。ただあちこち送る
 なら、事務所で始発を待って電車で帰った方が効率が良さそうです。

・相談支援の訪問相談
 令和3年度の実績は0なのでこちらは使用していないと思います。

・関係機関への移動手段
 個人的には都内であれば、公共施設への移動は公共交通機関の方が圧倒的
 に便利な気もしますが、23区外や保護している女の子がいるので車移動に
 なるんですかね?件数や位置関係等は分かりませんがこちらの用途は結構
 あると思います。

・会議への参加
 こちらは仁藤氏の移動手段になると思いますが、都への方向では年に3回
 なので大した割合にはならないと思います。

・物品の買い出し
 バスカフェで配る物品やシェルターでの日々の買い出し等で使用している
 ことはありそうです。ただバスカフェは年に34回ですし、寄付も受付てい
 て、自分たちでの買い出し分はそこまで多くないとおもいますし、シェル 
 ターもそこまで長期の保護は委託事業として実施していないので按分を
 考えてもそこまで多くはなさそうです。

・遠隔地への移動手段
 遠隔地での宿泊合宿?や事業実績で0の訪問面談(再調査報告書の遠隔地 
 での宿泊理由の「地元で同様の支援を受けることが難しい支援対象者への
 定期的な面談」)の際の移動手段としては考えられます。ただし、前者は
 人数上ありえますが後者は公共交通機関で移動した方が楽な気がします。

終わりに

初めてnoteで纏めてみましたが結構難しかったです。資料を見ていると良いとこどりで経費を申請している気がします。実際に保護している女性も、自主事業では長期もおり、シェルターへの移動や、シェルターでの買出し等に車両を使用している可能性もありますが、そこら辺を按分していない可能性もあります。メディアが騒げば様々な角度から検証が進むと思いますが、メディアが後ろ向きになることが分かっているからの強気な申請なのかも知れません。現に3/3の再調査の結果でもそんなに騒いで居ませんし…ワイドショーが話題にすれば風向きは一気に変わる気もしますが、現在のメディアにその気概はなさそうです。

車両の用途にしても給油日や給油場所、1回あたりの給油金額が分かりませんので上記の検証が正しいかもわかりません。

また何か気になったことがあれば纏めてみるかも知れません。ここまで読んでいただきありがとうございます。

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