ゼロからはじめるスピ起業②~資格取得からデビューまで~
※本記事は『ゼロからはじめるスピ起業①』の続編記事です。
●まずは資格取得
前回の記事でおおむねのスピリチュアル職種の紹介をしたが、その中でまずは気になったものから認定講師等の指導を受けて資格を取得する。
業種によっては資格取得費用が数万円程度のものから上は数十万円単位と幅があるのでお財布事情と相談して決めたいところである。
チャネリング系など霊的技術でもブランド職種は比較的、高い傾向にある。そのあたりは一度、相場を見てみると良い。
●見習い期間、プレデビュー期間、デビュー期間の3つの期間
一般的にスピ系認定資格は、早いものでは1日で取得が可能である。ただ、実際取得できるといってもそれはあくまでもその職種の最低限の基本の部分を教えてもらうというケースが多い。
車の免許も同じで教習所に行って、免許を取ったからといって習熟度が十分かといえばそれは否であるのと同様に実践とともに学びを深める必要があるのだ。
とはいえ、実際に資格を取得してから起業までのフォローをしているスクールはほぼない。
実際には技術的な部分での疑問点、不明点をフォローしている講師が大半なのが実情である。そこでそういった業界背景も踏まえて期間をを3つに分けて起業までの道のりをご提案したい。
●とにかく練習あるのみ『見習い期間』
まず資格取得後に始まるのが『見習い期間』である。文字通り、この時期はペーパーライセンスに近い状態の技術をレベルアップさせる期間である。
鑑定あるいは施術をとにかく実践形式でこなすことを主眼とする。
例えば、気功などの職種であれば家族や友人を中心に施術をとにかくさせてもらい経験値を積むことを意識的に行う。
この段階では実際に『売り物』として提供できるサービスレベルに至っていないことが多く圧倒的に経験値が足りない状態である。このタイミングでは業種の相場ので価格ではなく、無料もしくは格安で受けることをおススメする。
理由としてはこの期間の目的は経験値と技術を上げることにあるので、数をこなすことが必要であって金額を稼ぐことではない。
その目的を見失ってしまうと経験数をこなすことができず施術数、セッション数をこなせず資格はとったけども実際にやる機会がないというドツボにはまってしまう。やらせてもらってナンボの期間である。
この期間はお察しの通り、稼ぎを主眼においていないので一人暮らしの方などは生活費を捻出する仕事をしながらそれ以外の時間で経験値を上げていく形になると思う。
●人脈と活動の場を広げよ『プレデビュー期間』
次の期間は『プレデビュー期間』である。見習い期間においてある程度の数をこなしたら次はデビューを見越して、活動の場を広げる期間に入る。
見習い期間ではとにかく経験値を積むことを主にしていたがプレデビュー期間は見習い期間でベースを作った技術を披露していく期間に入る。
具体的には各種出店フェスなどの団体出店に便乗してイベント等で実際に技術を習得していくという段階である。
比較的都心部や地方都市などではそのエリアのスピ系インフルエンサー等が音頭を取って『フェス形式』で多くのスピ職種の人々が出店したりしている。
そういった機会に一緒に参加して少しずつ顔を売り込みながら腕を見せていく期間である。
見習い期間でも参加して良いのだが、ある程度ベース技術を確立させた上で参加した方が今後の顧客につながる可能性が高い。
この時期になると本来の施術時間、鑑定時間等よりも少しコンパクトにした
『プチお試しメニュー』的なものを用意して実際に対価をいただくことも行っていくとよい。
この期間の目的は磨き上げた技術を体験してもらって本施術、本鑑定への来店等につなげるという点にある。
スピ職種はそもそも業界の内容として『可視化できないようなことがらを扱うサービス』である。故にお客様には体験してもらってなんぼで積極的にサービス内容、世界観、人柄などをネタバレしていかなければならない。
飲食店などの一般的なサービス業と違って、体験してみないと分からないという要素がスピ業種の特性でもあるので勿体ぶらずにどんどんネタバレをしていってほしい。
『見習い期間』から『プレデビュー期間』への移行のタイミングだがこれに関しては、自己申告で積極的に認定講師等にアフターフォロー的に技術チェック等を行ってもらうことをおススメする。
たとえば占いなどの鑑定系職種であれば見習い期間中に100人鑑定という
ノルマを自分に課すとする。そうしたら100人を達成した時点でモデルさんを用意して実際に講師の前で鑑定を行う。
その際の内容を評価してもらい及第点が出ればプレデビュー期間へ進むというようなイメージだ。また100人の鑑定をこなす間でも疑問に感じた点等は、随時確認するなどして疑問点を残さないように努める。
その観点からみても、最初に資格を取得する場合はアフターフォローがしっかりしている講師に習うことが前提となってくる。
●いよいよ旗揚げ『デビュー期間』だけども慎重に
プレデビュー期間の次はいよいよデビュー期間である。この期間になると実際にスピ職種として旗揚げするタイミングに入る。
といってこれも段階的に行う。例えば、ある程度、『プレデビュー期間』においてプチ体験やイベント出店等で顧客候補がどれだけ作れているかによって変わってくる。
おススメはいきなり完全起業というよりは、1週間のうち3日間はスピ職種の仕事、残りの4日間は生計を立てる仕事という風に徐々に増やしていく手法である。
もし可能ならスピ職種の方の営業日を固定して、
HP等を作成しお客様にアナウンスするなどが望ましい。またこの段階においてはHPや予約サイトなどを作って『来店経路』の動線整備も行う。
また実際に営業日を固定するにあたってサロンとして使える場所を確保しておくことも重要である。レンタルサロンやカフェなどセッションするならこの場所というのを決めておくと良い。
鑑定系職種の用にオンライン等でセッション可能な職種においてはこの限りではない。
次回へ続く。
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