アロマテラピー基礎知識 精油が心身に作用する経路
精油が人間の身体に作用する経路を大きく2つに分けて説明していきます。
感覚器(嗅覚)から脳に伝わる
空気中に蒸発した精油成分は、空気と一緒にはなのおくにある嗅細胞に届きます。
この精油成分の刺激が、電気信号に変えられて大脳に送られ、『におい』として認識されます。
嗅覚は感覚として認識されるだけでなく、身体の生理機能をコントロールしている部分に関係が深く、直接的に身体調節に関わってきます。
血液循環により全身へ伝わる経路
①呼吸器から
鼻から吸い込んだ精油成分の一部は、鼻の粘膜から血管に入ります。
さらに肺に入った精油成分は肺胞という組織から血管に入り、血液循環により全身を巡ります。
②皮膚から
皮膚に塗られた精油成分は、皮膚内の毛細血管という細い血管に入り、血液循環により全身を巡ります。
③消化器から
精油を飲むことやほかの食品などと一緒に摂取することはオススメしていません。
海外の専門家や一部の医師の間では、薬品のように口から摂取することもありますが、ホームケアでは避けてください。
口から入った精油成分は、口の中、のど、食道、胃、小腸などの消化器の粘膜から血管に入り、血液循環により全身を巡ります。
まとめ
精油はただ香りがよいと感じるだけでなく、精油成分が身体の中を巡り作用するものです。
ご自分にあった香りを見つけて、上手く活用していきましょう。
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