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氷上格のEDについて考えてみた

どうも、こんにちは!non-chiです!
今回は前回の親友モードレポートの最後に言っていた通り、氷上格のEDについての感想、考察をまとめます。
このnoteを書く前に、Xの相互の方と意見を交流して新たな発見ができたので、それを取り入れて話していきます。

まず、GS2シリーズのEDの種類が

  • 告白ED1

  • 告白ED2

  • 告白ED3

  • 親友告白ED

  • 親友ED

この5種類になります。
親友EDだけ告白系のEDではなく、少し他とは違う形になります。その点を踏まえて、順を追って話していきます✊🏻



告白ED1


まず、告白ED1の条件を振り返っていきます。

  • 氷上格の必須パラをクリア  傷心度230以下

  • 氷上格の好感度が好き以上

  • 氷上格と5回以上デート

  • 氷上格と事故チューしていない

このEDは唯一、事故チューをしないで回収できるEDです。そこで事故チューがもたらす変化について考えます。


【事故チューがもたらす変化】

まず、事故チューは他シリーズにはないGS2のみにある仕様です。
事故チュー相手は自己紹介シートによって決まり、氷上くんの場合は クールで面白い人 を選ぶと1年目の5月1日にハプニングで事故チューします。

わかりやすい変化としては意識して好意を持ちやすくなる。システム的には好感度が上がりやすくなるので初心者が回収しやすいのは告白ED2です。
氷上くんにとって、事故チューがファーストキスなのでそりゃ意識しちゃいますよね…

「何か、......だ、大事なものを、今ここで失った、ということはないだろうか!?」

とデイジーがファーストキスだとしたら、自分がその相手になり申し訳ないと思っています。
慌ててる様子や照れている様子から今までの彼を見ると、氷上くんはファーストキスではないかと思います。

他のキャラは「自慢しろよな!」とか「なかったことにしよう!」などと言いますが、氷上くんは相手を気遣ってくれるのがほんとに優しいと思いますね。
そういう意味で相手を尊重できる素晴らしい人だと思います。

事故チューによる変化は他にもあるのですが、今回は文字数が多くなってしまうためご紹介できません🥲
またの機会に紹介させていただきます。
まずは、告白シーンについて見ていきます。



【告白シーン】

「君を探しに来たら、灯台の扉が開いていて......君に、会いたかったんだ。」

灯台の伝説を信じる氷上くん
→ロマンチストで非科学的なものがダメというわけではないけど、奇跡でもなんでも頼りたかったというところがいいですね。

「ああ。聞かせてほしいんだ、僕のことを、どう思っているのか。」

ほぼ "付き合ってほしい" ですよね笑 
想いが双方向になることに気づいた彼がそれが本当なのか確かめようとしているのかもしれないですね。
告白はあくまで自分の気持ちを伝えに来たのだけど、少し期待している様子が見られます。
→ 一途で他キャラの影が見えないから
自分の想いとデイジーの想いが同じかの答え合わせをしたいのかもしれない。
また、「聞かせて欲しい」と氷上くんがこちらに促します。(親友告白EDの慌てぶりと対になっている)

「......正しいことを考えて、胸を張って行動すれば、みんなも付いてくるはずだ、ってね。」

氷上くんは相手が気を悪くするようなことを言うタイプ。いい意味でも悪い意味でも素直です。
中学、高校だとその彼のまっすぐさが疎ましいと感じると思うので、正しいことをしても反感を買われるのかなと思います。

「でも、君とたくさん話をして、一緒にいろんな経験をして.........僕は、間違いに気が付いた。」
「何も分かってなかったんだ。友だちというのは、僕にばかり都合のいい人じゃない。」
「相手の嫌な面も含めて、まるごと付き合える存在......そうだろ?」

「友だちというのは、僕にばかり都合のいい人じゃない。」十八歳でこの答えるにたどり着けるのすごいですよね。

理解できなくても理解しようとするのが氷上主のテーマ

デイジーと出会い氷上くんが気づく
「友だちというのは、僕にばかり都合のいい人じゃない。」
海や温水プール、ロックに誘ったりするデイジーを断らないです(稀ですが)
今までの自分なら許せなかった言動を理解しようとしてくれる。
デイジーのために強くなろうとする

次第に堅さがとれ、柔らかくなっていく彼の良さを引き出しているのはデイジー
デイジーもその氷上くんに寄り添えるように成長した
例えば、サイエンスプロジェクトを見てみたりして、私たちの見えないところでデイジーが氷上くんを理解しようとします。

今までは正しいことを突き通して、嘘をつくのはいけないと思っていた。
それが「下校中のお茶は美味いよな。」とか校則を破るようなことを言ったりします。
主観的→客観的に
デイジーが視野が狭かった彼に色んな価値観を教えてくれたということです。
デイジーと出会うことで柔軟になっていく…

デイジーと一緒にいることで強くなれる
デイジーも一緒に成長し、変化していく

この変化が見られる氷上主良いですよね。


「......そして、気付いたことはもう一つある。」
「......分かるかい?君のことだよ。」

※ここの考察はXの相互さんがとても素敵だったので紹介させていただきます。

順を追って話すべきなので「君が、好きだ。」は後で言うべきだけど、想いが溢れてしまったのではないでしょうか。
「分かるかい?」でデイジーへの信頼が見えますよね。
デイジーは鈍感なので、きちんと言葉にしないと正確に伝わらないということを誰よりも理解している氷上くんからの言葉であるのがいいですよね…

早く伝えたいという気持ちの逸りがある一方で、自分の今までの態度で伝わっていればいいのに、僕と同じ気持ちであってほしいと願う気持ちの表れかもしれません。
氷上くんがデイジーに甘えたシーン?
また、声のトーンが明るく、高揚感があり、早く気持ちを伝えたいと思っていることがわかります。

急に顔赤らめるの可愛い


「そうだよ。君と話していると、僕は気持ちがとても軽くなる.....。」
「結論より先に、頭の中の言葉があふれ出すんだ。......無防備だな。」

「気持ちがとても軽くなる」は氷上くんがデイジーに心を許しているということ。
そして、恋を気づかせてくれたのはデイジー
(自分で恋心に気づく親友告白EDと対になってる)
また、理屈や言葉より感情が先に出るのは彼らしくないですよね。彼をこんな風に変えたのはデイジーってわかりますよね。
また、自分で「無防備だな。」と言って高揚感あって可愛いですよね☺️

「これからも、君の近くで、同じ時間を過ごしたい。」
「君のまわりの友だちの、その他大勢でなんか、終わりたくない。」

「○○君。君が、好きだ。」

要するに特別になりたいってことですよね。
氷上くんにとってデイジーは特別なのでデイジーにとっても氷上くんが特別でありたいということです。


【告白受け答え】


《普通に答える》

「......『友だち』の卒業証書、もらってもいいかな。」

友だちからの卒業
友だち以上の関係(恋人)に進もうとしていることがわかります。言い回しが素敵ですよね✨
また、この答え方の場合「もらってもいいかな。」の返事を待たずにキスしちゃうのが驚きでした…
もしかして、デイジーが目を閉じてたりして?
気持ちが高ぶって身体が先に動いてしまったのかもしれません。

《キス、ぐるぐるタッチ》

「ハハ.....。君の方が落ち着いてるな。」
「今度は、僕にリードさせてほしい。いいかい?」

「君の方が落ち着いてるな。」からの「今度は、僕にリードさせてほしい。」の流れ完璧すぎますよね……
紳士だけど "男" を感じる...堪らんないです😩
「いいかい?」とちゃんと確認とるとこ好きですね。
この答え方の場合はちゃんと確認してからキスすることになります。

《告白を断る》

「初恋は実らない、っていうのは本当だったんだな。」
「......いいんだ。友情まで否定されたわけじゃない。」
「君の答えを聞けて良かった。」
「それじゃ、失礼。○○君。」

ここで友情まで否定されたら、氷上くんにとっての "初めての友達" であるデイジーを失うことになるので、「いいんだ。」になるんだと思います。
こんな時も冷静な対応ができる氷上くんは生徒会でいろんな経験を積んで成長したからなのかなと思いますね…

「この恋で、変わりたい。」
あくまで自分が変われずに臆病なままでいたのを変えたいのであって、結果がどうであれ想いを伝えるのがゴールということです。
だから、前向きな言葉を言えたのではないでしょうか。


最後涙目なのが辛い…



《告白を断る以外の続き》

「......目を閉じて。これからも、よろしく。」


頭をホールドしてキス

腰を引いて初々しいキスの仕方かもしれませんが、頭に手をあてて、ホールドしてキスしてるんですよ…
それがなんとも情熱的で良いですよね☺️



告白ED2


まず、告白ED2の条件を振り返っていきます。

  • 氷上格の必須パラをクリア  傷心度230以下

  • 氷上格の好感度が好き以上

  • 氷上格と5回以上デート

  • 氷上格と事故チューしている

ED1との違いは事故チューあり・なしの違いのみです。そのため、ED1との違いは少なく、告白シーンもほぼ変わりません。受け答えの前のセリフが違うので紹介します。



【告白シーン】

「○○君、君が好きだ。」以降のセリフが違います。
(告白を断る以外は)

「ハハ.....。君の方が落ち着いてるな。」
「......あの時も、そうじゃないか。動揺したのは僕だけだ。」
「.........。階段の踊り場で、その......キ、キス、してしまった時だよ。」
「......気にしてくれ、って言えば良かったよ。まったく、君って大物だな。」

鈍感なデイジーだけど、そんなところも含めて好きということが伝わってきます。
告白の受け答えはED1と同じです。



告白ED3


まず、告白ED3の条件を振り返っていきます。

  • 氷上格と事故チューをしている

  • 氷上格が親友ではない

  • 他キャラ&氷上格の必須パラを満たしている

  • 他キャラ&氷上格の好感度が好き以上

  • 他キャラと5回以上デートしている

  • 氷上格と15回以上デートしている

  • 他キャラからの告白を断った

条件が多く、他キャラの必須パラも満たしてないといけないので一番攻略が難しいEDだと思います。

個人的に効率よくED回収するには、親友ルートの鉢合わせの日にセーブして、「誤解を招く」を選ぶと親友ルートのフラグが折れるので、そこからやり直すとやりやすいかなと思います。親友ではないことが条件なので、鉢合わせ前に他キャラと何度かデートを行ってる親友ルートからやり直すといいでしょう。
また、他キャラの告白を断らなければ他キャラのED1も回収できるのでおすすめです。


【告白シーン】


頬染めすぎて可愛い🥰


早く気持ちを伝えたくてホクホクしてる氷上くん…とても無邪気で可愛い

「僕の決意表明を聞かないで帰すわけにはいかないよ。」
「僕の一世一代の大演説だ。聞いてくれるかい?」
「………。氷上 格は、君の彼氏に立候補します。」

氷上くんにしては結構強引ですよね。
そして『立候補演説』と氷上くんらしいですよね。

親友EDでは "レポート" ですが、ここでは "演説" をします。
演説=ちゃんと自分の話したいことをまとめられている
レポート=予想外の展開だったので、自分の話したいことが上手くまとめられてなかった

また、ここでは高校3年間で成長して、変化した氷上くんの集大成が見られます。
最後のセリフはもう告白ですよね笑
喋り方もハキハキ喋っていて自信が満ち溢れていることが伝わります。

「外枠を変えていけば、中にいる人たちも変わるはず......そう思っていた。」
「でも、それは違った。順番が違うんだ。体裁を整えるのは、後でいい。」
「押し付けられた変化より、自分から変わっていく力の方が何倍も強いんだ。」

やはり氷上格のテーマが『成長・変化』だと思うのはここだと思います。
自分が押し付けて周りが変化していくよりも、自分自身が変わる方がいいということに気がついたのです。
生徒会立候補選挙1年目と2年目を比べても差は明確にわかりますよね。
『羽ヶ崎学園』が『はね学』になって、親しみを持ち始めたり、自分一人で解決しようとしていたのが、生徒みんなで協力して問題解決に励もうとします。
この変化は誰の影響かと考えるとデイジーですよね。デイジーと出会って自分一人では解決できないことに気がついたんです。

1年目生徒会立候補選挙では自分がどう思われているかはわかってはいるけど、自分の信念を変えられずにずっともがいていた。頭ではわかっていたけど実践できていなかったのです。
氷上くんはデイジーと出会って、相手を理解するようになり、考え方が変わりました。
自分の描いてるものだけが正解とは限らない。そもそも校則が間違っているかもしれないということに気がついたのです。

「問題が学校側にあれ、生徒側にあれ、僕は……遠慮なく、踏み込んでいきたい!」

2年目生徒会立候補選挙のこのセリフで、生徒を理解しようとしていることがわかります。デイジーという今まで周りにいなかったタイプの女の子と出会い、氷上くんは理解しようと変化したのです。


「教えてくれたのは、君だよ。......僕を変えたのは、階段の事故なんかじゃない。君と一緒に笑っていたい、そう思ってる自分なんだ。」

階段の事故(事故チュー)じゃない=事故チューがきっかけで好きになったわけじゃない。
氷上くんを変えたのはデイジーではなく自分自身であると語ります。教えてくれたのはデイジーだけど、変わったのは彼自身ですよね。

「君と一緒に笑っていたい」はED1、2で言う
「これからも、君の隣で、同じ時間を過ごしたい。」
ですよね。
"一緒に笑う" ということは今まで理解者がいなかった彼のとって信頼がある証拠で、心を許しているからこそのことだと思います。
ED1、2の告白シーンを振り返ると、デイジーと話していると彼は気持ちが軽くなると語っていましたね。変に気を張らずににいられる存在がデイジーということですよね。

「卒業を機にこの想いを断ち切るなんて、僕には出来ない。」
「○○君。僕と付き合ってほしい。」

氷上くんの譲れない想いが見られますよね。「僕には出来ない。」と伝えてくれて、強い信念が見えますよね。もしかしたら、好きな子が他にいるんだろうなと思いながら言っているのかもしれません。
また、「付き合ってほしい。」とはっきり言うのは親友告白EDとこのED3のみです。演説ということで多分台本もあるだろうからサラッと「付き合ってほしい。」と言うのがいいですよね。まっすぐ気持ちを伝えてくれるその姿がとても彼らしくてかっこいいですよね。



【告白受け答え】

《答える》

「それじゃ、一言だけ。......目を閉じて、聞いてほしい。」「好きだよ......。」

ED1、ED2は「これからもよろしく。」だったのに、今回は「好きだよ......。」の一言だけなのもうやばすぎ求婚(語彙力)
最初から最後までキメてくる氷上格かっこいいですよね😩
選挙に当選する(告白を断られない)自信があったのか、落ち着いていて、余裕すら見えます。

画面越しの自分の顔&ウィスパーボイスで発狂


実際に聞いてみないとわからないと思いますが、この「好きだよ……。」はウィスパーボイスなんですよ。氷上格は我々を殺しにかかってます。初見プレーの際、ここまで本気出してくるとは思ってなくてびっくりしました。
多分、氷上くんはご両親のやりとりを見てウィスパーボイスを学んだのでは?と思います。

夕日をバックにキス



《断る》

「........そうか。落選、だな。」
「.....一日で、二つも卒業か。一つは学校から。もう一つは、君を想う日々から。」

『落選』 は1年目の生徒会立候補選挙を思い出すような感じで辛いですよね…
告白を断ると2回落選することになり、悲しい過去を蘇させてしまいますよね😢
1年目生徒会立候補選挙の時も「結果は結果として受け止めなきゃな。」と前向きになるので今回も凛々しい表情から前向きなのかなって思います。
立候補なので他の誰かが選ばれる可能性があるのを承知だったということかもしれません。
そして、このEDはデイジーを想う日々から卒業をします。

「 "立つ鳥、跡を濁さず" だ。卒業生は、退場するよ。」
「......さようなら。君に会えて良かった。」

親友告白ED断った時もそうですが、もうデイジーに会うつもりはないように見えます。そのくらいの覚悟で気持ちを伝えに来たということですよね。
「さようなら。」なのは他キャラの影が見えていて、やっぱり無理だよなと思っているからかもしれません。
潔くて彼らしくはあるけど、なんだかあっさりしてます。

「卒業を機にこの想いを断ち切るなんて、僕には出来ない。」

と言うように想いを断ち切ることができないからもう会わないようにするのでは?(親友告白ED同様)
恋心を抱いたうえでそばにいる資格はないということかもしれません。

顔が凛々しい



親友告白ED


まずは、親友告白EDの条件を振り返っていきます。

  • 他キャラの必須パラクリア  傷心度230以下

  • 他キャラの好感度が好き以上

  • 他キャラと5回以上デートした

  • 氷上格と事故チューをしている

  • 氷上格が親友(愛情)状態

【ドキドキMAX】
・氷上格の親密度MAX

【通常】
・氷上格の親密度MAX
・他キャラからの告白を断る

親友告白EDを攻略する際は、氷上くんと親友にならなければなりません。
また、氷上くんの必須パラをクリアするのではなく、他キャラの必須パラをクリアする必要があります。

【親友になるには】

  • 親友になりたいキャラと事故チューする

  • 事故チューキャラの好感度が友好以上

  • 事故チューキャラと6回以上デートをする

  • 他キャラの好感度が友好以上

期間:2年目5月〜3年目2月

他キャラを本命と見立て、親友キャラを当て馬として攻略を進めます。
少女漫画であれば、当て馬が結ばれることは滅多にありませんが、ときメモは当て馬と結ばれることができます。その点ですごいゲームだなと改めて思います。

詳しい内容についてはこちらで語ってます↓


【告白シーン】

告白はドキドキMAX ver. と通常ver. があります。
内容は変わらないのですが、ドキドキMAXver.だと他キャラの告白を受ける前に氷上くんが登場します。いわゆる拉致告白です。より氷上くんの胸が張り裂けそうなのがわかります。

通常ver.
ドキドキMAXver.


通常ver.だと他キャラを断った後に氷上くんの告白セリフを見れます。ここからは告白セリフを紹介

「僕は、ずっと自分を誤魔化していた。つまり、僕は君の......いや、君が......つまり......」

※ここの考察はXの相互さんがとても素敵だったので紹介させていただきます。

「つまり」を2回言うが、2回目の助詞も変化していて別の言葉を続けようとしていたのでは?
「君のことを騙していた」と言おうとしたが、応援していたことは事実なので飲み込み、「君が好きだという気持ちに気づかないフリをしていた」と言い直そうとしていたのかもしれません。

また、親友告白の際は
「あ、あの氷上くん落ち着いて。」
デイジーが促す

一途ルートの際は
「ああ。聞かせてほしいんだ、僕のことを、どう思っているのか。」
氷上くんが促す

このように一途ルート(ED1、2)と対になってることがわかります。

「このビーチで、君から友達で居て欲しいと告げられたとき、本当はね、悲しかった。」
「君に打ち明けられた瞬間、気がついたんだ。僕は君に恋していたって。」
「始まってすぐ、僕の初恋は終わったんだ。
だから、悲しかった。」

「友達で居てほしい」と告げられて自分で自分の恋心に気づく。一途ルートはデイジーによって恋心に気づく。
とここでも対になっていることがわかります。

恋心爆発イベント
「時間を、戻せないかな......。あの日の浜辺に。」

『浜辺』→『ビーチ』になってる
これは時間軸が関わっていると思います。
『浜辺』は親友になる "前" の思い出で、『ビーチ』は親友になった "後" の思い出である

『ビーチ』だと横文字で彼にとっては馴染みがなく、よそよそしいのでそれほど親友になった "後" の思い出が辛く、早く終えたかったと思ってるのではないでしょうか。

普段あまり横文字使わない彼からそんな言葉が出てくるとはと驚きましたが、『ビーチ』は氷上くんの苦手な海の意味も含まれるので、それほど嫌な出来事だったということではないでしょうか。

「それでも、君が恋をしたなら、喜ぶべきだと思った。本当に君が好きなら、応援すべきだと思った。」
「でも、それは恋する君に自分を重ねていただけだった。」

恋を知らないからこそ彼女を応援することが正しいと思い "親友" でいたんでしょうね......
片思いするデイジーに自分を重ねて、自分を励ましていた。そうでもしないと辛いですよね......
自分の気持ちを押し殺してでも好きな人の幸せを願っている氷上くんあまりにも辛い😢

「卒業式が終わって、校門から出て行く君を見て、ようやく気がついたんだ。僕は…….胸が張り裂けそうだ。」

本来の彼は素直だからすぐにでも気持ちを伝えにいくはずですが、"親友" という立場で勝ち目がないので自分の気持ちに気づかないフリをしていたと思います。
だけど、校門から出ていく時にもうデイジーに会えないかもしれないと気づき、焦って伝えようと動き出したんだと思います。

「君が好きだ。出会った頃から、ずっと君に恋してる。僕と、付き合ってください。」

※ここの考察はXの相互さんたちのスペースでの内容を参考にさせていただいてます。

「付き合ってください。」とはっきり言う
(告白ED3同様)
区切りをつけるため

声が暗いトーンだったのがいつものトーンに戻る
自分のほんとの気持ちを打ち明けられたから
振られる覚悟があっても自分の気持ちに嘘をつかずに言うのは潔くていいですよね。

相手を傷つけることを避けていた...だから嘘をついていた。
だけど、気持ちを伝えないと何も起きないんだということに気づいた。衝突することを避けていたけど、衝突しないといけない状況だったんですよね…
衝突することで完結するのは青春だなと思いますよね。

「ずっと君に"恋してる"」
ずっと後ろめたさから終わりを告げるように"恋していた" と過去形だったけど "恋してる" と現在進行形となって、校門から出る時に自分の恋はまだ終わってないと気がついたのではないでしょうか。
また、彼の初恋は終わったのではなく、終わらせようとしていただけなのではないでしょうか。


【告白受け答え】

《答える》

僕達は恋してる。二人で、この気持ちを大切に育てていこう。大人になっても、ずっと。

親友ルートの始まり
「君は彼に恋している。そうだね?」から始まり、
「僕達は恋してる。」で終わる

「君は彼に恋している。」→「僕は君に恋していた。」→「ずっと恋している。」→「僕達は恋している。」という時系列で変わっていく。

また、「大人になっても、ずっと。」
がデイジー以外に付き合う気がない、揺るがない思いが見えますね。
実質プロポーズみたいなもんですよ☺️

手を取り合って(繋いで)夕日を眺めるのはすごくロマンチックですよね〜
お互いを理解するために意見を尊重し、支え合うということを表しているのではないでしょうか。

肩を組んで夕日を眺める


《断る》

「いいんだよ。君も僕も、正直な気持ちを打ち明けたんだ。だから、これでいい。」
「ありがとう。正直に答えてくれて。」

あくまでも気持ちを伝えるために来たわけであって期待はしてなかったってこと?断られる覚悟で告白したということですね…
そして、大人な回答ですよね…それが余計に苦しい😔

「ふられても、やっぱり僕は、君を好きみたいだ。でも、きっとこれで君から卒業できる。」
「さようなら。」

もう会うつもりがない!?
デイジーからの卒業

「さようなら。」は他キャラの影が見えているから、やっぱり無理だよなと思っているのではないでしょうか。
デイジーが他キャラから告白されていることをわかっているからでしょうか…辛い🥲
想いを断ち切ることができないからもう会わないようにするのではないでしょうか。(ED3同様)

やはり、恋心を抱いたうえでそばにいる資格はないということかもしれません。


まっすぐ見つめる瞳が少し揺らいでいて辛さを感じる

涙目でほんとは泣きたいのを我慢してるんじゃないのでは?

このEDはBGMなしで聞くと余計に悲しくなります。
話し方が自分の気持ちに嘘をついているので後ろめたさからシリアスというか暗い雰囲気です。
声が震えていて、切ないのも声優の鈴木千尋さんの演技の上手さを実感出来てすごいと思います。

親友ルートは全体的に声のトーンが低めです。
言葉を発するのを躊躇ってるのではないのでしょうか。
普段は相手が気を悪くするようなことを言うタイプなのにはっきり言わないのは彼らしくなく、彼の新たな一面を知れる魅力だと思います。



親友ED


まずは、親友EDの条件を振り返っていきます。

  • 氷上格と親友状態

  • 親友状態になった氷上格と3回以上デートした

  • 他キャラの告白条件を満たしていない

  • 花椿姫子のED条件を満たしていない

このEDも親友告白ED同様、氷上くんと親友にならなければなりません。
しかし、このEDは氷上くんの必須パラに満たしてなくても大丈夫なので、他キャラの告白条件を満たさないように上手く調整していけば攻略できます。
このEDだけ告白系のEDではなく、スチルもないです。なので、少し特殊ではあります。そこを紹介していこうと思います。


【EDセリフ】

「どうして、そんな顔をしているんだ。まさか......」

まさかの続きは「振られたのか?」ですかね。
氷上くんがデイジーにこんなこと聞くということは、デイジーは泣いてたのではないでしょうか。

「チクショー......そんな話があるもんか!僕が説得して来る。」
「だって、君はあんなに......このままじゃ、納得できないよ。」

氷上くんが "チクショー" なんて言うんですね...そこに驚きました。感情的になって咄嗟に出た言葉が "チクショー" なのかもしれません。
「それなら僕が告白すればよかったのにチクショー」ってことですかね。
それだけデイジーに告白しなかった彼のことが納得出来なかったってことですよね。本命のために頑張ってきたデイジーを知るからこそ、納得できずにいるんですよね。

「でも......だって......じゃあ、僕は......どうしてあげればいい。」

言葉が詰まってしまうほど予想外の出来事で、どうすればいいかわかっておらず、普段冷静な彼が慌ててる様子が見られます。

「すまない......力になるって約束したのに。僕は、無力だな。」

と自分が悪い訳では無いのに、好きな気持ちを押し殺してまで他人のために動ける利他的な彼が出ているなと思いました。

「そうだ、レポートを書くよ!君の良いところについて。それなら何枚だって書ける。」
「そして、君がどんなにすばらしい人かを証明する。だからそんな顔しちゃダメだ。わかったかい?」

彼女を慰めるために思いついたのがレポートを書くこと。 それが何とも彼らしくて素敵だと思いました。
なにか形になるものに遺しておきたくて "レポート" を選んだのかなと思いました。 それを遺すことによって彼の気持ちは消えずに大切にとっておける。彼の想いは直接伝えることはできなくても、間接的に伝えられ、その気持ちはずっと変わらない。そこが素敵だなと思いました。

予想外の展開だったので、レポートは自分の話したいことが上手くまとめられてなかったに違いない。(ED3と対になってる)


照れてるの可愛い


多分このEDの氷上くんはデイジーのこと好きだと思います。その好きだという気持ちには完全に消えずに、大切に取っておく。想いを伝えられなくも、これからも "親友" としてデイジーの傍にいられたらいいと思っているのではないでしょうか。
彼の初恋は終わりを告げずにレポートとして形に遺すことになった。そういうことですね。
"友だちの卒業証書" は渡せなくても "レポート" を渡せるんですね。

告白系のEDじゃないので気持ちを伝えることはない
気持ちは氷上くんの中で大切にとっておく

実質ラブレターで、世界に一つだけのプレゼントですよね。


※ここからはEDと少し関係ないことを話すので飛ばしていただいて結構です。

氷上主について


親友ルート(愛情状態)で女の子らしさについて聞くと、「君は……そう、特別なんだ!」と答えます。
なぜ氷上くんにとってデイジーが特別なのかを考えていきます。

デイジーは対氷上格で作られたキャラではないので、そのキャラに応じて変わっていくんですよね。
そうすると、デイジーと氷上くんの共通点はなく、相違点ばかりで、自分とは違うものを持っているから気になるんだと思います。
初期だとデイジーは飛び抜けて頭がいいわけでもなく、すごい気配り上手でもないため、氷上くんの "タイプの女の子" ではない。

一途ルートで異性の好みについて聞くと、
「料理が上手い.......子どもが好き......いや、結婚の条件じゃないし、頭の回転の速さ......聞き上手......。」
と学力パラと気配りパラが必要と遠回しに言ってます。

だけど、デイジーが彼のとって "特別" なのは氷上くんに寄り添える、包んでくれるような優しさがあるから
彼の堅さを取れるのはデイジーだけだから惹かれる。

デイジーも氷上くんを理解しようとサイエンスプロジェクトを見てみたりします。

"初めての友だち" であるデイジーは氷上くんにとっては未知の世界で、デイジーがおおらかというか少しおもしろく、型にはハマってなく、破天荒である。

<型にハマっているのは千代美ちゃん>

千代美ちゃんは元々の性格は真面目ではあるけど、校則を忘れて、たい焼き食べたりしてうっかりしてるので、氷上くんを好きになってより努力しようと頑張ってる。 彼の前では『いい子』でいようと取り繕っているということがわかります

彼女は氷上くんの『理解者』ではあるけど、それは一方的で相互的になることはないのです。
彼女は校則を破らないようにするなど、氷上くんの前では『いい子』でいようとするため、抜けてる素の自分を見せられなくて、氷上くんは彼女の本質を理解できないのです。

そこで千代美ちゃんのVS解消のセリフ

氷上君は変わりました。何と言うか……優しくなりました。それは……やっぱり、あなたの影響だと思うんです。氷上君が必要としているのは、きっと……あなたなんです。

ずっと近くで氷上くんを見てきた千代美ちゃんが「変わった」というのは説得力があり、自分には彼を変えることはできないと悟っているようにも思えます。
「知ることと想うことは違う」と彼女が学んだように、彼の一番の『理解者』であっても、想いが通じ合わなければ意味がない、想いは双方向でないと意味がないと気づいたのです。

氷上くんと千代美ちゃんのカプ微笑ましく可愛いと思いますが、カプが成立したとして、氷上くんの変化はあまりなく、成長せずに『進まない』関係だと思います。


一方、デイジーはありのままの自分で氷上くんと向き合っています。

一途ルート キスについて後日返答
「君って、不思議な人だな。その雰囲気、個性……。持って生まれたものなのかい?」
とデイジーは氷上くんの周りにはいなかったタイプであることを示しています。

そう、デイジーと出会って氷上くんの世界は広がっていったのです。
氷上主は互い相違点が多いから、互いが必要不可欠な存在であることがわかります。

私は氷上格が好きなのはもちろんなんですけど、 "氷上主" も好きなんです。
氷上主は互いが支え合って成長し、相手を知るために変化していくんですよね。
氷上くんが変わったのは結構わかりやすいと思うんですけど、そんな氷上くんに寄り添っていけるようにデイジーも変化してるんです…そこが好きです。

EDに関係ないかもしれませんが、このシナリオのテーマである『成長・変化』は氷上くんだけでなくデイジーも変化しているということを伝えたく語りました。


裏テーマ


氷上格のテーマは『成長・変化』と語りましたが、スペース後に振り返ると『時間』が裏テーマであるにではないかということを新たに発見しました。


【氷上くんにとって『時間』は価値のあるもの】


時は金なりというように、氷上くんは他の男の子より時間を意識しています。

・遅刻に厳しい
登場シーンで15秒の遅刻も許さない

・デートも基本的に遅刻しない
「デートとはいえ、遅刻は感心しないな。」

普段から時計を見て行動している?
はばチャに載っている氷上くんの一日が結構忙しい。だけど、本人は苦痛に思っておらず、むしろ規則正しい生活をすることに楽しみを覚える。自分の性に合っている。自己管理能力が高い。

・普通状態 印象最悪の選択肢を選んだ場合
「時間を無駄にしたな。」

・好き状態 バッチリ好印象の選択肢
「君と過ごす時間は、とても貴重だと思っている。」
二人の時間をいっぱい作りたいと思っているのではないでしょうか。

博物館スチルの「逆に君を待たせてしまったな。」と他人に時間を使わせるのが嫌いなことがわかります。

親友の恋心爆発イベント
「時間を戻せないかな......。」
普段は過去を振り返ることなく、次に向けて頑張ろうと前向きな彼が時間を戻したいと思う。
未来に向けて振り返ることはあるけど、『あの時、ああしなければよかった』などと後悔することはない。
戻らないのは十分承知だけど、あの日の浜辺に戻りたいと後悔しているんだと思います。
そんな非科学的で、繰り返しやってくることがないのにこのような発言は彼らしくないですよね。

一途告白での

「これからも、君の近くで、同じ時間を過ごしたい。」

"そばで" ではなく "近く" なのいいですよね。
そばの距離感ではない。
自分は自分、デイジーはデイジーという線引きをいい意味でしっかりしている。個人として尊重しているのが素敵です。
干渉しすぎないのがいいですよね〜
もはやプロポーズでは?永遠を誓うのか?

スキンシップ評価メール
「愉快なデートだったけれど、適切な距離は保ちたいね。」
パーソナルスペース広めな彼だから距離感は気をつけたいと思っているのではないでしょうか。

アンドロメダスチルを振り返ると、
時間の流れ方は観測者によって異なる(相対性理論)
ですが、見方を変えてみれば、相手と同じ時間を過ごしているかもしれないということなのではないでしょうか。
何億光年前の人も同じ時間を過ごしているかもしれない...そのことに彼は気がついた。

観測者によって時間の流れ方は異なるので、それをデイジーと共有して "同じ時間を過ごしたい" なのかなと思いました。

宇宙には『時間』は存在しないとも言われているので難しいのですが、全体を通して『時間』を共有することが氷上くんにとって大切だということです。

また、クリスマススチルの
「時間のプレゼントをありがとう。」から彼は時間を "共有" したかったんだと思います。
好きなものを共有し、時間も共有したい。
友達がいなかったからずっと誰かと "共有" をしたかったんだと考えています。

普段は『時間』を守る氷上くんが、『時間』に囚われるのをやめるのが自然とのふれあい。
自然は『時間』の流れを感じさせなくて、リラックスできるから好きなのではないでしょうか。
いつも気を張っている彼が『時間』を意識せずに現実逃避できるのが天体観測だったり、自然の音を聞くことなのかもしれません。

長々と氷上くんと『時間』の関係について語りましたが、他の男の子比べると時間を意識して過ごしていると思います。ぜひ、そこに着目してプレイしてみてください☺️



総評


簡単に言うと、
ED1、2 :友だちからの卒業
ED3:デイジーを想う日々からの卒業
親友告白ED:デイジーからの卒業

ではないでしょうか。

このように、各告白で『卒業』がキーワードになっているのがわかります。後半二つは告白を断っての回答になりますが、会うつもりがないということなのでどうしようもないかもしれませんね….

また、一途ルートと親友ルートの対比をすると、
一途ルートは恋を気づかせてくれたのはデイジーで、氷上くんが気持ちを聞かせて欲しいと促す
無邪気で声のトーンが明るいです。

一方、親友ルートは "友だちでいてほしい" と告げられ、自分で恋心に気づきます
そして、デイジーが落ち着いて話してと促します。後ろめたさから全体的に声のトーンが暗く、悲しい雰囲気です。


このように一途ルートと親友ルートの対比が多いので親友ルートをやったことがない方はそこの違いを確かめていただきたいです😌

ちなみに私のおすすめはED3です。氷上格の集大成で一番かっこいい彼が見られるのでおすすめです👍🏻

告白を断ってから気づけたことがあったので、辛いとは思いますが断るのも挑戦してほしいです〜
また、BGMなしの告白は声優さんの息遣いや間のとり方が素晴らしいと思うのでぜひしてほしいです✨

いつも以上の長文になってしまい申し訳なかったです…
最後まで読んでいただきありがとうございました🙇🏻‍♀️⸒⸒
次回もお楽しみに〜!

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