リスタートはただいまのあとで ほっこりした

たまにはNetflixのオススメを素直に見てみようかとおもって、竜星さんが好きなので見てみました。

このnoteは私が観たBL作品についてネタバレありで書いていますので、各自回避をおねがいします。

ストーリー(Netflix公式からの引用)

職場で上司に人間性を否定され、会社を辞めて10年ぶりに田舎に戻った光臣(古川雄輝)は、近所で農園を営んでいる熊井のじいちゃんの養子・大和(竜星 涼)と出会う。
大和のことを「馴れ馴れしくてウザい奴」と思っていた光臣だが、父親に実家の家具店を継ぐ事を拒絶され、農園の手伝いをはじめると、大和と過ごす時間が増えていく。
ふさぎこんでいる光臣を励まし、心の痛みに寄り添う優しい大和。次第に、自分の弱さも受け入れてくれる大切な存在に変わっていく。
ある夜、酔いつぶれた二人だったが、目が覚めた光臣は寝ている大和に思わずキスをしてしまい・・・抱いている感情にハッとする。
大和の高校の同級生で親友の上田(佐野岳)から、「アイツには秘密がある」と耳打ちされたことを思い出した光臣の前に、親しげに大和と話す年上の女性が現れて・・・。
光臣は大和へ想いを伝えることはできるのか?
そして、親との確執を乗り越えて、自分の夢と向き合う事ができるのか?

音楽と映像に癒やされる

前半の舞台は光臣の実家がある田舎なのですが、田舎の何気ない通りや、農園のフルーツなど見せ方などMVのようで美しい。

意図的だと思うのですが、けっこう間に風景を入れてくれるので、すごくゆったりした気分で見れました。こういう引きの絵が多い作品は、飽きちゃう時もあるので、今回は自分のメンタルと作品のテイストがうまくマッチングしたんだと思います。

EDにも使われている音楽がすごく好み。なのにエンドロールで曲について何も出てなかったのが悲しい

静かな恋

始まる前に「あれ、これBL、、、だったような」な感じの事前知識で見たので、恋が始まるまではBLじゃないかもしれないと思いながら見てました。

前半はよくある「俺がやりたいことはこんなことじゃない」若者光臣の話。実家に帰ってきた彼はテンプレの如く悪態を付き、文句をいうくせに受け身という。そんな彼が距離感の近い大和にだんだん感化されていくという流れなのですが、ちょっと作業しながら見てたせいもあって、「え?そういう感じ?好きなの?」みたいな、いつ恋に落ちたのか私は気づかずに恋は始まっていた。でもだからって告白するとかでもなく、日々が過ぎて行く。
特にキュンとするとかでもないけど、大和のおかげで光臣は成長できたんだと思う。お父さんにちゃんと謝罪して頭下げたところは泣けた。

後半は、自分の過去に向き合う大和の話。こちらも光臣に感化されて、親に捨てられた過去とちゃんと向き合うために、今まで見ることができなかった戸籍を確認しに都会へ。それでも一人はやはり心細くて光臣を頼る大和。
戸籍照会に時間がかかり二人は1泊することに。
そこでお互いの気持ちを打ち明ける二人。光臣の気持ちを受け止めきれない、自分は誰かを好きになれないと思っている大和の気持ちを、ただただ受け入れた光臣はめちゃくちゃ男前だなって思いました。

色々問題はあると思うけど明るい光の中終わる

突っ込んだから色々あるけど、二人がくっついて光が見えて終わったので、よかったかなぁ。
時間もあまり長くなくてサクッと見れます。抹茶味のマカロンみたいなサクッとフワッとして、ちょっと幸せな気分になれました。

原作調べたら二巻あるみたいなので機会があったら読んでみようと思いました。

俳優さんについて

主演の二人は、この役に合っていたなぁと思いました。
古川さんの拗ねたところは可愛いし、ちょっと元気だけど闇がありそうな役は竜星さんは上手だし。
竜星さんは「劇団☆新感線 修羅天魔 ~髑髏城の七人 Season極」を舞台で拝見したのですが、あれもよかったので、他の髑髏城の七人みたいにNetflixで見れるといいのですけど。
話それますが、
髑髏城の七人は花鳥風月がnetflixで見れますが私のおすすめは「風」です。松山ケンイチさんの2役も見所ですが、向井理さんがめちゃくちゃ綺麗で前半と後半で違う綺麗があって生で観たけど「あれ、現実なの?存在してんの?」ってくらい麗しかったです😍