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ウタカタララバイ

あなたは信じる?

まず登場人物の配置から。

自分。
右隣主婦41歳。ヒムペキ姐さん(獅子座)
その隣25歳ギャル。
そのまた隣32歳管理者(女性)。
その後ろの席ぽっちゃり系メガネ男子(年齢不明)。
その隣29歳ジャニオタ女子。
その隣27歳元ホスト(ひろゆき氏似)。
その隣33歳10年物のニート(低浮上)。
その隣44歳管理者(男性)。
その後ろ35歳男性(ロバート秋山のクリエイターズファイルに居そうなエグザイルグループの何かみたいな輩)

座席図(背中合わせ)
32歳管理者(女性)
メガネ男子
25歳ギャル
ジャニオタ女子
主婦41歳
27歳元ホスト
自分
10年物のニート
35歳男性が居た
44歳管理者(男性)

先月いっぱいで35歳男性(ロバート秋山のクリエイターズファイルに居そうなエグザイルグループの何かみたいな輩)が契約期間を終えた。

オレの左隣の席が空席になった。

44歳管理者(男性)に後輩と言われ愛されキャラの35歳男性。
元々、保育士さんとして働いていたとのこと。
周りの様子をよく見ていて、オレが仕事でちょっと凹んだ気持ちになってたりするとすぐに気づいてくれて面白い事を言ってくれたり、仕事が暇になると真剣な顔で中二病が書きそうな四字熟語とか面白い文字を書いてたり。
アンパンマンとかリクエストすると書いてくれたり。

以前はバスケットボールをずっとやっていたがバスケ辞めてから25キロ体重増で健康診断の際に医者から3キロ痩せるように言われたそうで、25キロ増えてもそこまでファットな感じしないので
「めっちゃ痩せてませんでしたか?」
と、尋ねると細身のブランドの服でもちょっとゆとりがあったそうだ。

オレが右隣の主婦41歳。ヒムペキ姐さん(獅子座)や後ろの席の33歳10年物のニート(低浮上)にちょいちょいされる理不尽な事にもよく気づいてくれてアイコンタクトでうなづき合ったりしてくれてた。

どうにもならない事でも“わかるよ”的な意味でうなづいてくれるのはとても有り難かった。

でも、今月からは居ない。

例えば朝、ちょっと心の調子が優れないことを素早く察知してくれて朝イチめっちゃシリアスな顔で

「最近悩みがあるんですよ。聞いてくれますか?」

と。

他人との距離の取り方も絶妙でオレにも敬語で話してくれる。

で、聞いた話。

「最近、くしゃみするとオナラ出ちゃうんですよねー(笑)」

大爆笑しながらオレ。

「なんなら実が出ちゃったりとかする時ありますか?」

「今のところそこまではないです(笑)」

「てか、それ、おじいちゃん⁇」

その場が和む。

このように助けられてなんとか仕事を乗り切って来た。

そして最後の日の朝。

35歳男性
「昨日ワンピースガチャしたら1発でウタが出たんすよー。なんかレアなやつらしいんすけど、ジンベイとシャンクス狙ってるから要らないんすよねー。
今、ロッカーに入ってるカバンにあるんですけど要りませんか?」

オレ
「いや、メルカリで売りましょう!
でもその前に実物見てみたいっす。」

と、始まり。
仕事の合間にルフィを書いてくれたり、いつものように他愛無い話などして仕事を終えた。

帰り際35歳男性、またロッカーで会うかもですが一応と、若干畏まった感じで
「来月も頑張ってください。早く席替えあるといいですね。」

オレは来月からアンパンマンを描いてくれる人がいないのは寂しいことを伝えるのがやっとだった。

帰りにロッカー室に寄ると、昼休み松屋に行くと時々会うおじいちゃんと35歳男性が話をしていた。この光景は度々見かける光景だったが今日で見納め。

味噌汁付き✨


松屋のおじいちゃんとは話した事は無かったが35歳男性から松屋のおじいちゃんも今月いっぱいだと教えてもらっていた。

あいさつして通り過ぎようとしたところ35歳男性が
「あっ!」
と言いつつ、ウタをカバンから取り出して
「お守りにしてください」

未開封


と、くれた。


「えっ!いいんですか⁇」

すると笑顔で頷き

「松屋さん(おじいちゃん)次の仕事探しててこれから相談に乗るので、じゃ!」
と、松屋のおじいちゃんとロッカー室の休憩スペースへ。

オレはロッカーに残っていたとまチョップサブレを2人に渡しお別れの言葉を述べ帰った。

信じるか信じないかはあなた次第です☝️

管理者のみなさんへ。

来月から誰にアンパンマンを書いてもらったらいいですか?(赤札の手上げ)

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