③私にとって「アート」とは
こんにちは!
今回は「アート」について私の考えを共有します。
のん
22歳の都内私立大学国際政治学科4年生。
2022年9月~1年間、アメリカのマサチューセッツ州にアート留学中です。
皆さんにとって「アート」とはどのようなものですか?
広義な言葉なので、よく考えてみるとこの質問に答えるのは難しいなと私は感じます。
アメリカに来てから、そもそも「アート」って何なんなんだろうと毎日考えている気がします。もちろん正解はないものだと思うのですが、最近これかなと思えるものがあります。
私にとって「アート」とは、必用ではないが必要なものです。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーこの考え方は、ピアノを弾く仕事をする母の影響から始まりました。
私は小さい頃から母の弾くピアノの音を毎日聴いてきました。学校から帰ってきてグランドピアノの下に寝転び体中に響き渡るピアノの音を聴いたとき、特別ではないものの全てを包むような深みと温かさを感じていたのです。
21歳の2月、まだコロナの影響で行動が制限されていた頃、絵を練習してみたらどれだけ上手になれるんだろう、という急な思いつきにより絵を描き始めました。引き出しに入っていた鉛筆と、百均のスケッチブックです。
もともとお絵描きは好きでしたが可愛い系の絵ばかり描いていたので、写実的な絵は全くの初心者です。
絵を描いているに気づいたことがあります。
私の母のピアノの音から感じる深みと温かみがDrawingにもあることです。
ほんの少しだけ力を加えただけで色が変わる鉛筆の出す表情や、
鉛筆一本と消しゴムしか使っていないのに紙に完成される立体的な人の顔など、、、、
当たり前と言われれば当たり前なのですが、Drawingが生み出す繊細さと
それを感じ取るために私たちの意識がそこに集中していくこと。
そこに私は音とDrawingが共通して持つ温かさを感じます。
この温かさは、音やdrawingだけでなく、
人が心を込めて創りだす全てのことものに共通するものなのではないかと
私は思います。
例えば手紙です。
誰かに手紙を書くとき、頭はその人のことでいっぱいになりませんか?
思いを込めて書く手紙だからこそ、渡すときは自分も幸せになるし
相手が喜んでくれたらもっと幸せになります。
私はこのような温かさを届ける「アート」が大好きで、
「アート」を多くの人に気付いてもらえるきっかけを創る仕事がしたいです。その職業が具体的にはまだわかりません。
絵を描くアーティストなのかもしれないですし、空間自体を作るならキュレーターやアートディレクターなのかもしれないです。
(これ!といったものを見つける/見つけるきっかけをつかむための今の留学なのです。)
私が思う「アート」の存在意義は、なくても死にません。
しかし、あったら幸せが増えます。
心にスペースを持つこともできます。
仕事や学校で忙しい毎日とストレスや不安、物理的社会的な発展によっていわば強制的に加速していく環境の中を生きる今の私たちに必要なものは
効率のみにとらわれない、必用を越えた感情や行動だと私は思っています。
そしてそれは、私にとって「アート」です。
まだ私の考え方に100%自信がありませんし、論理的にもグラグラしています。これからもずっと考え続けていくのだと思います。
現在、アートを学び始めて約4か月が経った私の考えとして
ここに共有させてもらいました。
p.s.
(この記事に使った写真は、絵の練習を始めた2022年2月に初めて描いた絵です。一つの小さな付箋の束を描くのに5時間かかりました。歪んでいますが、一番最初の絵なので私にとって特別な1枚です!)
ここまで読んでいただきありがとうございます!!
今日も良い一日になりますように。