Gutto NEET Note for バディトレ
2023/08/03
始めてバディトレの門をくぐる。
もちろん、カズキタさんからはGoogleMapと「着替え持ってきてね」以上のことは何も聞かされていない。
押入れにしまってあるコンプレッションスーツを引っ張り出して身にまとい、いざ潜入。
ふんどしマン「カズキタから何か聞いてる?」
のんX「いえ、何も」
ふんどしマン「これからめっちゃ激しい運動してもらうから」
のんX(……おっと…………)
ただのスポーツジムくらい、ただのマシントレーニングくらいを想定していたが、そんな私はまだまだ凡才と言わざるを得なかった。辛うじてマシンと呼べるのは、大きく部屋を占拠している、ブランコ台を大きくしたような何かだけ。そのブランコ台状の構造物には何かの紐がぶら下がっている。
やおら渡される心拍数計。デカいモニターに早速私の心拍数が公開処刑される。
メンバーは私とカズキタさんの他に、男性と女性それぞれ一名ずつ。雰囲気からこの手のトレーニングに関しては手練と見た。
カズキタさん、遅れて登場。雑な私の紹介をしてくれる。
そして、トレーニングがスタートした。
スタートしたが、そこから先、殆ど記憶がない。
バーピージャンプ。バーピージャンプ。とにかくバーピージャンプ。
鬼ジャンプ。鬼スクワット。鬼腹筋。
極限まで連れて行こうとする怒涛の追い込み。
駆け巡る血液の循環で早くも意識が朦朧としかける。
もよおしたのでトイレで途中離脱してしまったが、それもまた後悔の始まりだった。
止まると一気に来る。
血の巡りが暴走して嗚咽しそうになる。
まともに用を足せた気がしない。
ようやくトイレから這い出てすぐにプランク。サイドプランク。サイドプランク。
そしてさらに激しさを増す怒涛の追い込み。
「激しかったぁ~」
終わったあと、その一言を捻り出すのがやっとだった。
凡才もいいところである。
帰りも帰りで何度か道端で吐きかけた。
自分の血流ってこんなに淀んでいたのかというくらい、クラクラだった。
恵比寿駅の階段が、新たな鬼トレのような感じがして苦痛に感じた。
実際、既に足全体が筋肉痛でヤバかった。
ところが、恵比寿から住処のある雑色に帰ってきた途端、私の中である変化が起きていた。
めっちゃ疲れているのに、思考がやたらクリアなのである。
今までダラダラして過ごすことが多すぎて、物事をこなすスピードも停滞していたのだが、今はやるべきことをスルスルと実行に移すことができる!
結果的に、鬼のように激しい運動をこなしてきたにも関わらず、スーパー寄って買い出しして、シャワー浴びて、2品くらいサクッと料理を済ませることが出来た。普段なら考えられない、というか、普段が余りにも自堕落な生活だったのだが。
課題も見えてきた。
とりあえずタバコ吸いすぎじゃね?
日常の中にランニングとかサイクリングとか、軽い運動を始めた方がいい
せめて、ここ最近クソ暑いけど1日1回外に出て散歩しよう
ちゃんとストレッチはしよう
たまにはサウナに入ろう
次の目標:途中離脱無しで最後までやり遂げる!
2023/08/09
意を決して、現実を見ることにした。
愕然とした。
岩手にいた頃より+6kgくらい太っている。
まさか70kg代に突入してしまうとは思っていなかった。かなりショックだ。
とりわけ、体脂肪、内臓脂肪の増え方がヤバい。
体年齢に至っては私より9も上になっている。老いているぞお前! と言われているようなものだ。
現実というものはかくも残酷なものなのか。
だが、今の私にはバディトレがある。
体脂肪燃やしていくぞ!
心も燃やして行くぞ!!!
……で、行ってきた。
けんすけ君おるやん!
「こんにちわーっす!」
トレーナーがふんどしマンじゃない!
とりあえず、なんとか最後まではやり切った。
それだけでも、自分を褒めたい。
だが、身体が慣れてきたせいで、自分を極限まで追い込みにくくなってきているのも事実。
次の目標:もう一度、極限まで自分を追い込む!
2023/08/24
2週間ぶりである。
その間、いろんな事があった。
正直、心を病みそうになったり、死にたいと思う事だってあった。
うまく貢献できなくて落ち込んだことも。
そういったことを、バディトレで吹っ飛ばそう!!!
その思いで参戦した。
2週間のブランクがあったので、軽くランニングを事前にしてある。
自宅から雑色駅まで走った。徒歩7分のところを3分で走った。
恵比寿駅からも走った。徒歩10分のところ3分短縮できた。
正直、走らないと遅刻しそうだったということもあったのだが。。。
着いてみたら、今日はなんと6人だった!
しかもトレーナー見習いの可愛い女子と、私の隣にも可愛い女子が!
天才のいいところを見せないといけない!
そう奮発して戦った今日のバディトレ。
撃沈。
最後までやりきれなかった。
最後のTABATAで完全に嗚咽が出るくらいにはバテ切ってしまった。
身体から出てくる叫びも気色の悪い唸り声しか出てこない。
「お疲れ様でした! めっちゃ頑張ってましたね!」
トレーナー見習いの可愛い子がそう声をかけてくれたにも関わらず、一言の返しもできない自分がいた。エグゾーストとはこういうことかと思うが、情けなさでいっぱいになった。
めっちゃ可愛い2人の女子と自撮りトリプルショット、撮りたかった。
くそう!
くそう!くそう!くそう!
くそおおおおおおおおおおおおおおおお(泣)!!!
次の目標:最後に可愛い子とツーショット
2023/08/31
今日も何とかやり遂げた。
例によって、今日も今日とて95%超え。身体の中の悪いものや澱んでいるものが身体中に回るせいか、やはり終わった後は嗚咽を禁じ得なくなる。
おもりを使ったトレーニングが一番キツかった。
トレーニング後は肉のハナマサ行って買い出しして、私は豚キムチ作りました。
料理振る舞う体力が復活しつつある。バディトレのお陰かもしれない。
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