貧乏な性
お湯が沸いた。
マグカップにインスタントコーヒーを入れる。
さて、お湯はどれくらいが適切か。
たしか箱には書いてあった気がする。
150mlだったか200mlだったか。
でもそんなことは気にしない。
見た感じ、おいしそうならよいのだ。
コーヒーは飲むまでにピークを迎えるのだから。
これくらいかな、
いや、もう少し…
マグは深い藍色。
底は見えない。
薄いのは飲みたくないな。
でもこれじゃあ少ないか。
仕事は少し長くなりそうだし、
でも冷めるのもなあ。
そうしてできる、薄いコーヒー。
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