お手紙
最近自分が変わってきているなと感じることがあって、ぜひ聴いていただきたいと思って、お手紙を書いています。少しお付き合いいただけると嬉しいです。
昨年末からこれまで、いろんな人との出会いがありました。古くからの友だちとまたいろんなことを話せるようになったり(これは再会でしょうか?)、すてきだなと思う人に出会えたり、辺鄙な田舎にいますがそれでも世界って広がるんだなと嬉しくなっています。人と出会うと自分を見つめるきっかけになるなぁと最近感じています。
わたしは思っていることを話すのがあんまり得意でなく、冷たいひとだとみられたり、「あ、絶対に伝わってないな」と感じる顔をされたりすることがあります。小さいころからそう思ってきたので、わかりやすくテンションの高いやりとりをする人をみると「わたしにはできないなぁ、だめだなぁ」と落ち込んでしまうことがよくありました。
最近出会うひとたちは、あんまりキャッチーじゃない人もいます。ぼそぼそ話す感じだったり、「えっと」とかやたらと会話の中にはさまったり。でもその人の話っておもしろいのです。よく聞いていたつもりがあんまりわからなかったりもするのですが、こんな優しいコミュニケーションあったんだ!と驚いています。伝えるとか共感するって言葉がものすごく溢れている中で、ぽつぽつと作って置いた言葉が、居合わせたひとのなにかと結びついた話がつながっていく。その時は繋がらなくてもあとあと、「あの時のあの言葉ってこういうことだった?」みたいに広がっていく。なんかそういう、即時性や即効性のないコミュニケーションが好きだし、待ってもらえるならそうやってひととかかわりたいなと思うようになりました。
そういう細い雨みたいな、染み込んでいくような、派手さのない表現を大切にしたいと思っています。そうやって優しくひとと関わるために、丸腰でいるというか、お皿に出されたプッチプリンのままでいる、イメージでいたいなと思います。
ひととかかわるときにどんなことを大切にしていますか?表現とかコミュニケーションとか、そういうことに対して考えていることがあったらぜひお聞かせください!
読んでいただきありがとうございました!
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2年前の自分に、ハッとさせられる。これはある人へのお手紙で、送った先で誰かに読んでもらえたのかわからないけど、ずっとメモに保管していたものだ。
私はここにいたんだと、思い出す。
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