nuance(ヌュアンス)2019.2.4 渋谷Gladフリーライブレポート
慣れない渋谷の街をさまよって開場5分前にたどり着いたライブハウスの前には長い列ができていた。ド平日だというのに、すれ違うのも窮屈な会場をすり抜けてステージを見渡す特等席の隙間へすべり込む。ずっと来たかったヌュアンスの、みおちゃんのライブ。胸が高鳴る。
BGMのボリュームが上がり、キュルキュルと印象的なイントロが響く。ライブはこの会場でCDが先行発売された「タイムマジックロンリー」から。ハイテンポな曲に合わせてロングテールのスカートが美しくひるがえる。はじめてだったり、ひさしぶりだったりで推しを見ると自動的に涙が出てくる構造の涙腺を持っているので泣くような曲じゃないのに涙ぐむ。
ノンストップで椅子をつかった振り付けが印象的な「Love chocolate?」へ。鼻歌でよく口ずさむ私の大好きな曲。かわいい。そしてきれいな脚。
バラード曲の「wish」は音源で聞いていたしっとりとした印象とは裏腹にしっかり踊る、ダンスを見せる曲。気持ちを込めて踊るみおちゃんに感情を持っていかれる。こんなに想いを伝えようとしてくれているダンスをはじめて見た。ギリギリまぶたに留まっていた涙がこぼれる。
キラキラしたアイドルらしさが詰まった「シャララ シャララ」は尊いの一言。輝きに目が眩む。続く、等身大の女の子らしい歌詞の「bye bye」と内容が対になっている曲順もいい。
「サーカスの来ない街」は近未来とノスタルジーを感じるヌュアンスっぽい曲調。珠理ちゃんの愛らしい歌声が堪能できるソロパートが好きだ。
MCをはさんで「セツナシンドローム」「sanzan」「i=envY」「ミライサーカス」と畳み掛ける人気曲に会場はうっかりニットを着てきたことを後悔するほどの熱気に包まれる。
https://twitter.com/nuance_official/status/1092616684211335170?s=20
ミサキサンの歌唱の安定感ときっちりと高めにくくられたポニーテールの尊さ。ショートカットのわかちゃんのまっすぐな瞳のハッとするかわいさ。ライブの予定時間45分があっという間だ。本編最後の曲は本日2度目の「タイムマジックロンリー」ラスサビの高速クラップで盛り上がりは最高潮に。
https://twitter.com/nuance_official/status/1092706087675936770?s=20
アンコールは「駅とブランコ 〜恋のステイション〜」みおちゃんのソロパートがみぞおちを抉られるような、へたりこんで悶絶するほどのかわいさ。セトリを組んだ人、ありがとうございます。
ライブが終わって特典会へ。お話しするみおちゃんはステージ上のカッコいいみおちゃんとはちがってくしゃくしゃによく笑う。かわいすぎて動悸と震えが止まらなくなる。
ヌュアンスのことはマストドルというSNSで知り、気が付くとヌュアンスを推す人達の熱に巻き込まれていた。アイドルを推す楽しみのひとつにステージをかけ上がっていく彼女たちを追いかけることがある。いま、最高にワクワクするヌュアンスの快進撃の1場面を目撃できたことを私はしあわせに思う。
※このレポートは2019年2月7日にブログにアップしたものの転載です。
https://lineblog.me/biscotti_2/archives/1579754.html