薬局のお金はどう計算されてるの?
こんにちは。
更新するぞーと思っていたものの、子供の寝かしつけや仕事やらで日が空いてしまいました。
そういうところで時間を捻出出来ないようでは、ダメですね。
タイムスケジュールを見直して、継続的に更新できるようにします。
このnoteに関して
このnoteの記載内容をぼんやりと考えてました。
毎日違う内容で書いても続かない気がするので…曜日ごとにテーマ決めて書こうかなと思います。自分のインプットアウトプットも兼ねて…
以下のような形で、テーマ決めていきます。
月曜日:人事、総務関係
火曜日:お薬関係
水曜日:薬局関係
木曜日:就職関係
金曜日:会社関係
土日 :日常の事等
時々違う話題も入るかもしれませんが、そこはご容赦ください
自分の興味ある分野を覗いて貰えたら嬉しいです。
薬局のお会計はどう決まるの?
薬局関係といっても、何から書けばいいか。または、どういう人を対象に書けばいいか。といった事を悩んみました。
一旦は薬局の知識があまりない方向けに…お会計に関する事から書こうかなと思います。
普段何気なく支払っているお会計。ぺらっと明細書を見たら、お薬代以外にも書いてあるけど、これってなんのお金? どういう基準で算出してるの?など、考えたことありませんか。
薬局業界にいると、そういった事柄に明るくなりますが、通常では到底知り得ないと思います。
逆に、僕らは病院等のお会計にはあまり詳しくありません。(本当はその辺りも周知した方がいいんですが…勉強不足です)
なので、今回はざっくりとかみ砕いた内容で記載してみます。
薬局のお会計ルール
調剤報酬
「他の薬局だともっと高かった、又は、もっと安かった!同じお薬なのに、なんで?」と言われる事があります。
当たり前ですが、私たちが自由に金額を設定しているわけではなく、国のルールに則って金額を算出しています。
このルールの事を、「調剤報酬」といいます。それを具体的な金額(点数)としてあらわしたものを「調剤報酬点数」といいます。
患者様からもらった処方箋と、このルールに照らし合わせてお会計の金額を算出しています。薬剤師が何かを確認している姿をみたら、お薬の他にこのルール適応が間違っていないかを確認しているかもしれません
急かさず、見守ってあげてください。
ルールの内訳
ふーん。ルールがあるんだ。
…ん? でもルールがあるなら、何で薬局ごとにお会計が違う事があるの?
そう思った人、鋭い。
お会計は、ざっくりと3つの内訳から計算されています。
調剤技術料
所謂、処方箋受付料、お薬作成の手間賃等がこれにあたります。そして、金額が変わる理由にはこちらの影響もあるのでしょう。
国が求める条件をクリアした薬局には、受付料金に加算が認められます。(この加算金額も決まっています)
それによって、それぞれの薬局で金額が変わっているのかもしれません。
ただ、誤解しないで欲しいのですが、この加算を受けるためにはそれなりに厳しい要件があります。
また、加算といっても金額にしたら数十円程度~百円程度がせいぜいなので、大きく金額が変わるという事はほぼありません。薬学管理料
これは、薬剤師としての仕事をどれだけしたか、によって加算される金額なります。
お薬の飲み合わせや相性、副作用症状の多いお薬であれば注意喚起、患者様の肝機能や腎機能にお薬の量は適合しているのかどうか、そういった業務に対する報酬金額となります。
とはいえ、薬学管理料内の項目にはよるものの、そのほとんどは毎回算定されるものではありません。薬剤料
そのまま、お薬のお代金の事です。
お会計のほとんどはこちらの金額によるものです。これは、基本的にどの薬局も変わりありません。
少しの金額が異なる程度であれば、ほとんど上記1、2によるものと考えてもらって良いでしょう。
この調剤報酬の内訳は、更に細分化されており、詳細に書くととんでもない文章になります。なので、今回はざっくりと記載させて頂きました。
少しでも薬局のお会計の出し方が分かれば、幸いです。
ルールは変わる?
さて、散々書いてきた調剤報酬に関する事ですが、このルールは定期的に変わります。
ずっと同じルールでは、新しい医療に適応できないからですね。
昔からずっと存在するお薬が、ずっと高いままだと困りますよね。同じように、最新の医療技術がルールに反映されないと、保険適応になりません。
また、社会の状況は日々変化しています。それに適応するには、ルールを導入、削除しなければなりません。
そういった事情もあり、この調剤報酬は2年ごとに変更します。
同じ薬局に行っていたのに、金額が変わった!などがあった方には、そういった事情も関係しているかもしれません。
最後に
薬局のお会計について、ちょっとでも皆様の理解の足掛けになれたなら嬉しいです。
明細書を見て、これはどういうお金なのか気になったら、薬局に聞いてみてくださいね。
今回はお会計について記載してみましたが、今後も折に触れて色々書いてみようと思います。
薬局のなんで?がもしあったら、教えてください。
それをテーマに書いてみます。(私の知識の限りにはなりますが…)
また次回、よろしくお願いいたします。
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