#9 お酒で地域を活性化!「佐伯飛翔の会」に出席してきました
このnoteは「to savor alcohol more(より深くお酒を味わうために)」をスローガンに活動するガレージブランド NON JOHN の活動やお酒に関するあれこれを発信するものです。このnoteを読んで、粋な酒客を共に目指しましょう。
ウェブサイト: non-john.com
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クラファン明日まで!
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お酒で地域を活性化!「佐伯飛翔の会」に出席してきました
3月15日、我々の地元大分県は佐伯市で行われた「佐伯飛翔の会」の新酒試飲会に出席してまいりました。「佐伯飛翔の会」はぶんご銘醸株式会社さんが主催される、地元地酒を育てて、毎年異なる日本酒の新酒の仕上がりを楽しんで頂くという趣旨の会です。
ぶんご銘醸さん
甘酒がおいしいと評判ですが、日本酒も焼酎もおいしいです。
(筆者はオレンジ杜谷のお湯割り推しです)
司会進行もプロフェッショナルでした。
司会の方がぶんご銘醸さんの法被を着て自己紹介の時に「甘酒事業部の・・・」みたいなことを言っていたのを鵜呑みにして、その後の丁々発止のやりとりで場を盛りあげる様子に、
ぶんご銘醸さんはすごい社員さんがいるな…
と驚嘆の思いで見ていたら、大分県出身のタレント大野タカシさんでした。
会の中では佐伯の名産の一粒一粒を専用の籠にいれて育てる「佐伯真牡蠣」や、ビール酵母で育てる豊後ハマチ「若武者」の解体ショーがあったり、当日しか飲めない火入れ前のお酒をいただくことができたりと、大変素晴らしいものでした。
佐伯真牡蠣
若武者
我々NON JOHNは景品としてNitoryu/chocoの提供と商品の紹介をさせていただく機会をいただきました。商品紹介後は多くの方から問い合わせをいただき、手応えを感じた次第です。
引き続きNON JOHNを多くの方に知っていただけるよう活動を続けてまいりたいと思います。
📚 肴のオマケ:徒然草を酒客の視点で。兼好法師、徒然なるままに酒を嗜む坊主の日記
つれづれなるままに、日暮らし硯に向かひて…
有名なこのフレーズから始まる徒然草。高校の古典の授業で覚えるまで暗唱した(させられた)記憶がある人も多いのでは。徒然草とお酒に何のつながりがと思われると思いますが、徒然草には酒の記述がちらほらあります。兼好法師の酒観を知りたいと有名な冒頭以外も読んでみました。
(坊主がお酒を?と驚く方もいるかもしれませんが、鎌倉時代、僧侶がお酒を飲むことは一般的だったようです)
「徒然草」おさらい
鎌倉時代後期(1330年ごろとのこと)、兼好法師というお坊さんが綴ったエッセイ集です。思ったことや見聞きしたことについて洞察を交えてツラツラと気の向くままに筆を走らせたもの。243のエッセイ(段)が書かれています。
ちなみに「草」は草子=紙のことで(枕草子の草と同じ)今でいう日記の意図とのこと。
兼好法師の酒に対する思いが描写されているのが第175段です。
この段では序盤から酒の弊害が苦々しく書かれています。
体調が悪くなる
記憶をなくす
二日酔いで大事な予定をキャンセルしないといけなくなる
女も恥じらいがなくなる
いい男だと思う人も醜態をさらす
金を失い不健康になる
etc…
酒は百薬の長といわれるけど多くの病気は酒が原因だろ、仏は酒を人に飲ませると「500回手のないやつに生まれ変わるよ」と言ってるぞ、と酒飲みを一刀両断しています。
しかし、この段の最後には
そうはいっても酒はそれでも捨てがたい。月明かりの夜や、雪の明け方、花が題材の本を読みながら、ゆったりと話をして、酒を酌み交わすのはとても楽しい。退屈な日に、友人が訪ねて来て一緒に飲むのもいい。旅をしているときに肴何にしようかと芝生の上で呑むのもいい。
と賛美しています。
最初に貶して最後褒めることで印象を上げる高等テクニックですね。いろいろ悪い面を挙げつつも、結局は兼好法師はお酒が好きだったのではないでしょうか。
徒然草には下僕に酒を飲ませたら、酔った勢いで斬られた人の話(第87段)や坊さんが酒を相手に飲ませようとするのは刀で斬り合うようなものだというたとえを面白がる話(第125段)があります。
鎌倉時代は武家社会でまだ荒くれものばかり。飲む人の酒癖も相当に悪かったのでしょう。そういう人たちの様子を見聞きして、時に苦々しく思いつつもおかしみを感じていたようです。方々にでかけていってはそういった話を酒の肴に吞んでいる兼好法師が目に浮かぶよう。
徒然草、酒の肴になかなかいいですよ。
少しとりとめがなくなってしまいましたが今回はこの辺で。
📅 今後の予定
クラファンが明日までとなりました!
化粧箱も発注の最終調整をしています。出来次第ここで共有していこうと思います。
4月
製造を進めていきます。できれば発送までいきたいです。
5月
北九州で開催されるハンドメイド展に出展する予定で進めてます。
5月
キャスティングオブザイヤー(鋳造の賞レース)にエントリーします。
🍺 🍺 🍺
ここまでお読みいただきありがとうございました!
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