2020/6/5
入院5日目。
0:00のタイミングでの点滴とその点滴終わりはほとんど記憶にない。
ずっと、ずーっと浅い眠りを続けて、ずっと、ずーっと入り込んではいけない気がする夢を見る。
時々身体の一部がビクッとなって起きる。それ以外にも体の到る部分で微痙攣が起きている。
今まで酷使してきた筋肉達が喜びの声を上げているかのような。
3:30前、トイレに目覚める。
消灯後のトイレはナースコールを!
を守りナースコールを押す。担当になったことの無い男性看護師さんが来てくれたが、
「○○さんはもう歩けるようになったんですね」と言われて素直に「はい、お陰様で」と答えればいいものを、[え?なんであなたが知ってんの?]と思ってしまった心の狭いわたしを許してください。
4:30 なんとなく気配を感じた。
点滴は終わっているのにまだついている。
看護師さんが来たのかと思ったら
「あれ、間違った!」とおじさんの声。その後そのおじさんはナースステーションに行って大きな声でおしゃべりしていた。年寄りは朝目覚めるのが早いのね。
このままわたしも起きてしまおうとテレビを点ける。
5:20 生食点滴ラスト1本が終了。
次は6:00から抗生剤の点滴、1時間で終わるものが待っていると。
え!今この時間でも20℃を超えている場所があるとテレビの中のアナウンサーが言っている。
7:50 最後になるコルチゾールの点滴が始まる。
コンタクトを入れて、髪をゆい直して、洗浄綿で目の周りを拭く。
自分に新たな希望が広がる。まだまだ自分の可能性を試したいと思った。
8:00 コルチゾールの点滴が終わり、朝食となった。昨日一日絶食だったわけで、さぞかしい美味しく感じるだろうと期待したが…
こんなもん。
朝からこんなに大きな高野豆腐の煮物…
今日の担当看護師さんが挨拶に来る前に執刀医が訪問。
だいぶ調子がいいことを伝えると「もういつでも退院していいですよ!」と言われたので「では本日にでもお願いします」
というわけで、傷口のガーゼを取り替えてもらい退院の手続きをとってもらう。
勝手に今日と決めたものの、母親になかなか連絡がつかず焦ったが、やっと連絡が着いたところで問題なしとの事。母は本当に気が利いている。ちょうどわたしの布団を干したところだと。
昼食。
病院最後の食事。
彩り鮮やかに使うのはピーマンとパプリカなのね。
そんなこんなで会計待ち…
だいぶ待った。
だいぶ待ってる。
やっと来た会計書には【後日会計】の文字。
手術したのが昨日なので手術材料費などが計算できないそうだ。
だったらもっと早くにわかってたんじゃないの??
もっと早くに帰れたんじゃないの??
退院時の看護師チェック。
新人看護師ちゃん、本当によく頑張ってたんだけど、本当に最後の最後まで主任に怒られっぱなしで可哀想だったな…
そんな感じで帰宅!
荷物の片付けを頑張りすぎて腰と背中が痛くなってしばし休養。
「ただいま」の父の声に「ただいま」で応える。
我が家の夕飯は母が奮発してくれていたお寿司だった。いいネタのお寿司だったのに、写真撮り忘れた。
やっぱり我が家はいい。
夜遅くまで大好きなEXITの出てる番組を楽しんで、寝慣れたベッドで眠る。
明日はもう少し体の自由が効くようになってるといいな。