足りない胃袋
食いしん坊にとって、
胃の容量は大きいに越したことはないと思う。
こないだ、気になっていた洋食屋さんに
友人と行った日のこと。
1人では躊躇する値段（ケチなので）のメニューが並び
どれも美味しそうで、ええい！と
好き勝手頼んで堪能したのに、
割り勘したら飲み会より安い金額だった。
あれもこれも食べたい私からすると、
とても嬉しい夕食になった。
もちろん、どれも期待を裏切ることなく
美味しかったし、
お店や店員の雰囲気も申し分なく大満足。
この美味しい経験は、1人ではできなかった。
どうしても、1人では頼める皿数が限られるし
到底食べられないからだ。
私が一人旅をしない理由はここにある。
食いしん坊にとって、旅の醍醐味は食事一択。
その土地のものを空気や文化の中で
なるべくたくさん味わいたいがために
足を運んでいるので、
滞在中の数少ない食事タイムを
いかに有意義なものにするかが鍵である。
（先の記事のように、綿密な計画を立てて）
私は大食いではないので、
1人では1回の食事に1つの名物しか食べられないが、
そんな調子ではとても間に合わないので、
人と行って少しずつ堪能させてもらう。
だから、たくさん食べられる胃を持つ人が
心の底から羨ましい。ほんとに。
俳優のように？鍛えたら
容量は増えるのだろうか。
ああ、牛のように4つ胃袋があればいいのに！
そしてその日ごとに使用胃袋数を決められたら尚良し。
胃の拡張技術とかできないかな。
外付けHDDのような…怖いか。
（グリルにんじん・北白川）