既婚者セレブ美人がマッチングアプリで100人に会った話 52

「年齢？お酒？…結末」④

彼はいい人だった。
少し年は重ねているが、古い表現をすると
『3高』の妻子持ち、離婚間近だった。
落ち着いてるし、エスコートしてくれるし、
知的で話しも合う。そういう訳で、A子も
3回はデートを続けたらしい。でももう、
3回で耐えられなくなったらしい…。
要は、満足いくSEXが出来ないのに、わざわざ
リスクを犯して定期的に会うのが無理になった。

彼にとって、A子が初めての婚外の相手らしい。
3回目も、彼はなかなか元気にならなかった。
でも、彼は一生懸命、A子に奉仕し、
玩具で気持ち良くさせてくれたらしい。
「しばらくSEXしてなかったから仕方を忘れた」
「A子さんに、リハビリに付き合ってもらってる」
彼は言った…。

『今日も、ランチでワインを飲んだから？』
『いまだ罪悪感を抱いてるから？』
A子はいろいろ思ったが、口には出さなかった。
最後まで、彼と過ごして幸せそうな様子を
女優に徹して演じ切った。
これで終わりにしようと心に決めながら。

初回でバッサバッサお断りするのは平気だが、
少しでもお付き合いした、それもいい人を
フルのは、A子も罪悪感を感じるらしい。
それもこんな理由だし、なるべく彼を傷つける
事のないように消えようと思っていると。
いろいろ、難しいね…。