見出し画像

ハッタリの効能

●これまでのハッタリ経験

最近、新しい環境で(当たり前だけど)初めてやることがとても多い。嘘は決してついていないけれど、相手に伝わるように瞬間的に経験があるように話す(=はったりを言う)という機会が再度増えてきた。何度も言うけど嘘はついていない。ちょっと理解と経験が足りていないだけで。
 私はビジネスにおける適切なハッタリというのはとても大事だと思っているのですが、改めて辞書で元の調べてみながら、効能を考えてみた。

三省堂 大辞林 第三版 
はったり [0]
①わずかなことを大げさに言ったり、ありもしない物事をあるように見せたりして他人を圧倒しようとすること。また、そういう言動。 「 -をきかせる」 「 -を言う」 「 -屋」
②おどして金品を強奪すること。 「喧嘩仕掛けて物取るを-というて/浄瑠璃・双蝶蝶」
https://www.weblio.jp/content/%E3%81%AF%E3%81%A3%E3%81%9F%E3%82%8A


はったり、めちゃくちゃ悪い人みたいだ(笑)
他人を圧倒しようとはまったく思っていないが、「相対する中で瞬間的に無い経験をあるように見せる」ことは確かにやってきたことはある。実際、最初の頃はなんの経験はなかったし。
 特にビジネス上、新入社員時代などに良く起こる「はったり」の状況は、長期的なプロジェクトではなく、主に顧客と相対する中で瞬間的に起こり得る会話の手法の一つな気がする。

 昔から、年齢も経験も能力も上の人たちに話を聞いてもらうためにはどうしたらいいか、というのを考えてきたので、新潟でインターンし始めた当時は、「(かわいがられる)×(はったり)の掛け合わせ」でやっていることがほとんどだった。9割ぐらいは大学生だから、という下駄が履かされていたはず。
 最近はそこにようやく(自分の領域:インターンとか外部人材とか、他地域の事例とかコーディネート機関とか)という変数を掛け合わせられるようになってきた。もちろんその領域では、はったりを使う頻度も減っている。

 振り返ると高校時代のバイト(PC修理と塾)で、はったりの使い方を教えてもらったと思う。こちらが分かりません・知りませんという対応をするとお客さんを不用意に不安にさせるし、最悪クレームにもなる。来ているお客さんにとっては大学生だろうと高校生だろうと社員だろうと全く関係ない。
 なので、怖いおじいちゃんの全くわけのわからない問合せに、あたかもそれが通常のフローです。という顔でにっこり笑って、裏の社員さんに助けを求めたりしていた。ちょうこわかった。

本題、ハッタリの効能。

考えてみて思ったのは、大きくは以下の3つかなと。
 ①相手に不安を抱かせない=次の仕事に繋がる可能性が高まる
  これは社内からの信頼にも、社外からの信頼の結果の仕事の依頼にも、どちらにもつながると思う。

 ②上手い人の癖を真似ることで、結果として自分ができる領域が広がる
 「ハッタリ≒できるフリ」だと思っているので、まずは真似から始まる。
 デキる人を完コピする勢いでやると、絶対に最初は真似しきれないところが出てくるのだけど、真似しきれないところを自覚出来ただけで、次のアクションが明確になりやすい。
 それをつぶすのをずっとやり続けて試行錯誤すると、いつの間にか自分でもできるようになる(自分でできる領域が広がる)。

 ③突発的に起こったことへの対処への免疫ができる
  仮説を立ててその通りに事が運ぶのももちろん大事だけど、当然、ものごとには紆余曲折・予想外があるので、その時に対処できる領域・手段が広がるというのは、すごく大きい。
 分からなくてあとで相談するとしても、ハッタリはその場の会話での瞬発力なので、相手へ与える印象が全く違う。それが結果的に、相手への信頼に繋がりやすくなるのではと。「分かりません」を自信を持って言う、ということも時にはハッタリかなと。

 ただし、これを長期的にやり続けるのは常にストレッチしている感じで、しんどいので早く自分の領域を見つけてそこで戦う術を見つけるられるとよいのかなと思う。とはいえ、ストレッチしないと、主に③の部分が鈍るのでたまにストレッチもしたくなる。新しい領域に踏み出すときはいつも楽しい。

***


 だって、嵐の『make a wish』でも、『一か八かの ハイリターンや こじつけ 時に必要』ってうたってますし。そのあと『ブレない気持ちあれば すべてはOK』って歌詞が続くの、ほんと大好き。

歌詞も素晴らしいし、パフォーマンスも素晴らしいので、みんなjaponismのライブDVDを買ってほしい。

ということで、昨日嵐のmake a wishをリピートしていて考えたことの断片的なまとめでした。本当は歌詞1文ずつ全部語りたい。

以上。



いいなと思ったら応援しよう!

瀬沼希望|地域と推しとコーディネーター
ありがとうございます。喜びます。