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親子関係
あまちゃん再放送、いよいよ始まった~
…って、もう第六話だけど…
記事書けてなかった。焦る💦
何度視ても飽きない不思議なドラマだ。
とにかくアキがひたすらカワイイ!
これはもはやアート…
一回り大きい目とか、コミカルな動きとか…
ややデフォルメされた表情や動きは、芸人志望もあったというのんの独創的な演技が反映されているのだろうか?
持ち前の猫背も味付けに一役買っているのだ…
創作あーちすとのんは既に、天野アキというキャラクターを、見事に完璧に〝創作〟していたのだと、あらためて感心する。
それは、同時期に演じていた他の作品のどの役とも違う、ひとりの個性的な女子高生を誕生させた。
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北三陸(久慈)駅にディーゼルカーから降り立つ、ちょっと訳ありな感じの親子。
ホーム下から出迎えたキツネ?
蛍がキタキツネを「るーるるる」と呼んだ
あの『北の国から』の波乱の田舎暮しを予感させる。
この母子がやってきたきっかけは、大吉のしつこい変なメール。
お母さん倒れた!( ‘ j ’ )/
76通も…、でもそんなのウソだと春子は見抜いていたという。
では何故遥々、二十四年振りに帰って来たのか…
このドラマの主軸は、夏と春子、春子とアキの〝親子関係〟にあると言えるかもしれない。
四半世紀振りの里帰りでのめでたい?再会にも、険悪な空気の〝再開〟を察した人々は、そそくさと逃げ帰ってしまうが、事情を知らないアキは戸惑うばかり。
めっぽう夏に反抗的な春子に対して、素直で、春子には従順、遠慮がちな感じのアキ…
実の親子で、この差はなんなのか?
言いたいことを遠慮なく夏と言い合う春子。素直で従順だけど、コミュニケーションが不足しがちなアキ。
このふた組の親子関係、どちらが好ましいとは言えないけれど、この三者はお互い色々気付かされ、影響しあって変わってゆく…。そこから学ぶ面白さがある。
夏と春子の喧嘩に、眉を潜めるアキだが、実は〝何か〟に気付き始めたのではないか?
親の言うことに、いちいち素直に従う必要なんかないんだ…、と
だから
「東京に帰りたくない」
と反発してみる。
床に落ちるもやしの音…
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そりゃあ静かだ…
性格さえよければねぇ…
暗いの、誰に似たんだか…
旦那に似たのよ
旦那のせいなの?
聞いてる人たちも思ったかも…
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ママが嫌いなものばっかり好きになんないでよ!!
アキに〝自由への気付き〟を与えたのは
春ちゃんのオウンゴールかな
アキを閉じ込めた鳥かごの戸は、開いてしまったのだ。
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ちがう、ちがうもん!
アキは夏に尻を押された船を見詰めると
今度は防波堤へ…
STOPの文字も眼中にない
弱気な自分の殻を脱ぎ捨てるため海に飛び込んだ…
皮肉にも、春子が書いた「海死ね」の文字を踏み越えて、その海中で
アキは本来の自分に生まれ変わったのだ。
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Shout!
叫べ…、自由を
殻を破れ
Tears For Fears
Shout (Official Music Video)