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ようこそ、パラレルワールドへ

今年の3月にLINE
ブログで書いたものです。


MIYAKO - N.Y. 2020/03/23 18:05

宮古発、ニューヨーク行きの列車
に途中乗車した…
「夢の超特急」の物語…


宮古駅とのんちゃん、いいですね。
地方のローカル線も、設備の近代化が進んでいるけれど、まだ昭和の雰囲気が残っていて、国鉄時代を彷彿させます。

さりげなく飾られた花も、ホッとさせる気持ちの優しさや、鉄道への愛情を感じます。
そんな懐かしい風景の中に、のんちゃんが佇んでいる情景は嬉しくなって、ずっと見ていたくなります。

https://youtu.be/t2nTZrPQFFc

相対性理論『ミス・パラレルワールド』
MIRAI records - 相対性理論
やくしまるえつこ [Official]



【 同僚との会話 】


こないだはえらい目に遭ったよ…

 どうした…?

駅のベンチで寝ちゃってさぁ…

 ああ、飲めないくせに
 結構やってたなぁ

ホームをフラフラ歩いていたら
駅員さんに注意されたんだ…

 アブナいなぁ

それがカワイい女性駅員さんだったんだ
女優の“のんちゃん”にソックリで…

 へぇー…?

両脇を抱えて
やさしくベンチに座らせてくれたんだ…
「ここで休んで下さい」って

 あれ? それ
 なんか動画で見たことあるぞ…

毛布も掛けてくれたんだ…

 品川駅に毛布あるのか…??


でも、ここまではよかったんだ…

 まだあるのか?

これだけじゃ「えらい目」に
あってないじゃないか…

 そうだな…

しばらくすると、電車が入ってきたんだが、京浜東北線じゃなくて、新幹線みたいな列車だったんだ…

ホームを間違えたんだろ…

ああ、だと思って戸惑っていると
あの駅員さんが声をかけてきたんだ…
「どうぞ、乗って下さい。
私も乗車しますから。」
…って…

 のん似の駅員か… え?
 駅員じゃなかったのか?

よくわからない…
で、列車の行き先表示を見ると
ローマ字で変な表示が…
たしか「 MIYAKO - N.Y. 」だった…

 ミヤコ?… 
 あの岩手県の宮古か?

たぶん…

 宮古って新幹線走ってたか?

いや、それより問題は、NYだ…

 ニューヨーク…?

そうなんだ…

 アホか? 
 電車でニューヨーク行けるかよ…
 New Yokohamaで、新横浜の略だろ…

新横浜行きの新幹線なんてあるかよ?
それから、彼女に背中を押されながら
恐る恐る列車に乗り込んだんだ。


乗客はまばらだったけれど
どういうわけか皆、黒いスーツを着て
黒いサングラスをかけていたんだ…

礼服か?…

いや、そんな感じじゃない。
あの、マトリックスの…

 エージェント・スミスか?
 ハハハ、なんか笑えるな~


そして列車が走りはじめると
海岸の工場地帯の方へ
向かって行ったんだ…
 
 新横浜じゃないのか…

たぶん鶴見線だと思う…
工場夜景の中を進んで行った…

 工場夜景はいいなぁ…
 でも鶴見線って新幹線走れたっけ…?


さあ…
そして徐々に線路が下へ降りて行って
トンネルというか地下に入っていったんだ…

 海底トンネルか…
 鶴見線に海底トンネル…?

いよいよ怪しくなってきたから
怖くなって座席を立った…
すると通路の自動ドアが開いて
例の駅員が入ってきた…

 また彼女か…?

今度はワゴンを押して
パーサーのユニフォームというより
ラブリーで可愛いドレスだった…

 駅員、兼パーサー…?

ワゴンには、色とりどりのボトルが並んでいた。
シャンパン、焼酎、ウイスキー、ジン、…

「あの~、大丈夫ですか?
お飲みものはいかがですか?
お好きなカクテルもお作りできますよ。」



「…… あ~、じゃ、おまかせで…」

彼女は大きな氷をひとつ入れたグラスを自分に手渡すと、ラベルのないボトルのキャップを開けて、泡立つ透明な液体をそのまま注いだ…

「こ、これは、何のお酒?」
 
「あっ、心が安らぐ
のんスペシャルですっ」

注ぎ終わると、可愛く微笑んだ。

「やっぱりのんちゃんだったのか…」

「どうぞっ…」

ひと口飲むとジントニックのような
ほろ苦くてすっきりした味だから
一気に飲み干してしまった…

 大丈夫かよ?…

そして、その後はしばらく記憶がない。
すぐ眠ってしまったんだろう…

 ヤバいな…



で、目が覚めると
なぜか遊覧船かフェリーの座席だったんだ…

 横浜港か…?

いや、遠くに自由の女神像が見えた…

 じゃ、お台場だな

でも乗客はみんな外人ばっかりなんだ…

まさか…ハハハ、ニューヨーク?

ちょっと風が冷たかったけれど
毛布を掛けてあったんだ…

 また毛布か…
 で、彼女は?…

それがもうJRの制服じゃなくて
なんか、とてもセクシーなドレスを
纏っていた…
そして、何人かの男達が
カメラで撮影していたんだ!!

 ファッションモデルの撮影か…?



そして、それに見とれていると
サングラスをした黒服の男達が三人が
自分に話かけてきたんだ…

 何だって…?

Can you speak English ? 
英語が話せるか?
とか…

 で、なんて答えたんだ?

自信がないので、「ほんの少しだけ」
のつもりで too little と答えた…
すると彼らは、小声でゴニョゴニョ
話合っていたが
「 useless (役立たず)」
という単語が聞こえた…
そして、三人組は自分の体を持ち上げて
船から落とそうとしたんだ!

その時、彼女は大きく手を降って
ノー!ノー!と叫んだ…
そして、私に向かってこう言ったんだ

「自信なんか、いらないんだから!」

だが、間に合わず
水面に向かって落下した…
その時、ワールドトレードセンターが
一瞬見えた…

 やっぱりニューヨークだったのか?

そこかよ…?!

だが着水する直前に
ワア~ッと、叫んで目が覚めたんだ…

 今度はどこだ?

品川駅のベンチから
ころげ落ちたんだ… 
ホームに… (>_<)

 なーんだ、全部夢かよっ

(Fin)


取り留めのない夢の話に
長々とお付き合いさせてしまい
スミマセンでした。

(>_<)

「新幹線の夢」について
夢診断を見てみました。

https://sinrigakulab.com/dream-bullet-train/amp

目的地のわからない「新幹線の夢」は
将来に対する不安の表れ
だそうです。

当たってます…(>o<")