ドキドキ!生まれて初めての入院
生まれてこの方、入院も手術もしたことのない私。
「大きな病にかからない」と根拠のない自信がありました。
この自信がガラガラと崩れていく事件が起こったのです!
キッカケ
2017年会社の健保のお知らせで「脳MR検査(MRI・MRA)、肺CT検査」を安く検査できることの案内がありました。
上司もひどい頭痛が続いいて、検査したことがあると聞いて、気軽に検査を受けたのです。
正直なところ「検査結果は正常です(問題ありません)」と報告が来ると信じていたので、報告書を見てびっくり!
【報告書抜粋】
画像所見で、右側中大脳動脈に径5mm程度の動脈瘤が疑われる
クモ膜下出血の原因となる可能性がある
脳神経外科に今後の方針についてご相談ください。
初診
とりあえず、近所の総合病院 脳神経外科に検査報告書をもって受診。
MRIを取り直し、下された診断は検査時と同じでした。
手術で ”開頭クリッピング術” を行う必要があるとのこと。
検査結果を見ながら、丁寧に説明してくださいました。
でも私のためらいが、顔に出ていたのでしょう。
セカンドオピニオンを薦められました。
「ほかの先生の意見も聞いて、決めたらいいと思います。」
昔と違って、患者が納得するまでセカンドオピニオンで他の先生に相談しても嫌な顔をしないようですね。
「俺の見立てを信用できないのか」的な先生は少ないようです。
セカンドオピニオン
知人に紹介を受けた脳神経外科の先生にセカンドオピニオンを受けました。
ここでもMRIを受けて、動脈瘤の大きさや位置などの進行状態も含めて診断してくださいました。
結果は、どちらの先生も同じ診断でした。
手術をする経験豊富な病院を紹介してくださると言われたのですが、最初に訪れた病院に戻って報告することにしました。
最初の総合病院は手術例が少なかったので、大きな病院を紹介されて手術となりました。
ここで、私が感じたことは、
1.ドラマに出るような威圧的な医者はいない(そうそう遭遇しない)
2.病状の説明は、丁寧で分かりやすい
3.患者の気持ちを汲んで、アドバイスしてくれる
医療従事者の皆様、ごめんなさい!
ドラマの見過ぎですよね(笑)
入院・手術スケジュール
2泊3日の検査入院を経て、手術のための本入院というスケジュールです。
最初の自主検査から、3ヶ月で手術となりました。
私が手術をする決め手は、どの先生も同じことを言われたためでした。
脳動脈瘤は、破裂せずに一生を終える方もいらっしゃいます。
でも、いつ破裂するかは分かりません。
幸い貴女の場合、動脈瘤の位置が良い場所だし若いので手術を薦めます。
いつ破裂するかわからない不安を抱えた生活を過ごすのでなく、手術でリスクを無くす選択をされませんか?!
腹をくくった私は心配はしなかったのですが、母は心配そうです。
入院中の母が心配で、妹に相談して手伝いに来てもらうことにしました。
妹がいてくれたことで、入院中、退院後の自宅療養でも助けてもらいました。2ヶ月位は、仕事を休んできてくれました。
入院準備の説明
手術をする病院で、とても助かったことをお話しします。
大きな病院でしたので、専任のスタッフが丁寧に説明してくださいます。
こちらは、初めての入院、手術であるということを先に伝えていたので細かく説明をしてくださいました。
健康保険証を見て、「限度額適用認定証」の説明をしてもらって助かったことを覚えています。自分で支払って、後から戻ってくるものだと思っていたので助かりました。
一番つらかったこと
開頭手術より、辛かったのは検査入院です。
検査入院で、カテーテルで造影剤検査をするのですが
足の付け根からカテーテルを動脈瘤の所まで入れます。
造影剤を入れるとどうなるか、医師から説明を受けていましたが、
造影剤が入ると、頭がカッと熱くなって目がチカチカします。
検査は無事終了しましたが、足の付け根から血管にカテーテルを入れた穴があるので6時間身体を動かさずに過ごさなければなりません。
これが、めちゃくちゃ辛い!!!
腰が痛い! ハンパない!!
寝れない!
6時間身体を動かせない事が、こんなに辛いとは思いませんでした(笑)
手術と入院
検査結果の検討と手術スケジュールから3週間後に再入院することになり、入院した翌日には手術です。
手術は5時間弱で終わりました。
手術後2泊3日は、ナースセンター横の個室。
母と妹が言うには”めっちゃ、エアコンがきいていて寒い部屋”だったそうです。麻酔が切れて朦朧としている私には良く分かりません。
ただただ、のどが渇いて水を飲みたかった。
何時間か忘れましたが、水が飲めずに辛かった!
尿道カテーテルが外れてからは、1時間に1回位はトイレに行きたかった。自分でトイレに行くことができたので看護師さんの手は煩わせなかったから気兼ねなく行っちゃいました。
食事も水分も飲んでいないのになんでかなぁと思っていたのですが、今思うとずっと点滴を受けていたからなのでしょうね。
3日目には、6人部屋に戻れたのですが戻ったら誰もいない部屋でした。
私がいた病室は、脳神経外科病棟で、軽い症状または退院・転院まじかの方が入る部屋だったようです。
開頭手術もしたのに・・・
私の手術は、本当に軽い部類のものだったのでしょうか?
入院中に分かったのですが、脳神経外科は”脳梗塞”や”脳動脈りゅう破裂”など予測ができず突発的に発症する病気も多いようです。
なので私のような予測のつく患者は、軽い症状または退院・転院まじかの方が入る病室だったのかなぁと思います。
病室に戻って3日ほどこんな感じで過ごしました。
〇暑がりの私が寒くて仕方なかった
掛布団を追加してもらって、夏掛け2枚かけていました
部屋に一人だったので、エアコンも切っていました
〇術後、食事が出るようになって3日位は食事ができませんでした
食べ物のにおいが、気持ち悪くて食べる気がしません
まとめ
初めての手術を体験して、感じた個人的感想です。
健康に生きるための予防が大切だと思いました。
健康診断で、わかることも多いので年1回は受けていきます。
今回は、たまたま好奇心から受けた検査で分かったことで予防(リスク回避)につなげられました。
自分に甘い私は、体重管理や食事管理など全然できていないのですが、これからは少しずつ考えていかなくちゃと反省しています。
インフルエンザ予防接種を受けることもコロナ禍では、大事かもしれませんね。
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