T-Palette Records Presents バニラビーンズに感謝祭
今日、さきほどバニラビーンズに感謝祭から帰ってきました。アイドルのラストステージに立ち会うのは、今回が初めての経験でしたが、とても感慨深いものがありました。。
正直にいってしまうと、バニラビーンズさんを観るのは本日が3回目で、常日頃から積極的に応援していたグループではなかったのですが、T-Palette所属アイドルとしてはNegiccoと同期だし、ガツガツしたアイドルとは一線を外す、北欧ポップスみたいなオシャレな雰囲気から、常に気になっていたグループではありました。気になっていたのに、今回解散になってしまい、、もっと貢献したかった気持ちがいまさらながら湧いてきましたが、時すでに遅し、後悔先にたたずといった感じです。
今回のラストシングル「going my way」のリリースイベントにも、いまさらながらと言われるかもしれませんが、先日参加させていただき(いろいろなご縁があったこともあり)リサさん、レナさんのトークを聴いて、さすが10年越え!百戦錬磨のツワモノといいましょうか、とにかくトークがとてもブラックで面白く、飄々とされているのにとても愛嬌があるという、独自の立ち位置をもった方々だなあ、と感服しました。
実はバニラビーンズさんのラストライブは先日の10/6に渋谷Duoにて終了しており、本日はエクストラマッチです!みたいなT-Palette嶺脇社長のトークで始まった本日の感謝祭でしたが、バニラビーンズにゆかりのあるTパレ所属のアイドルさんたち、そしてDJ小西康陽に野宮真貴さんが出演されるという、とんでもない豪華なイベントで幕を降ろすということで、遅ればせながらそのラストステージに立ち会うことができて、光栄でした。
トップバッターはNegicco!ともにT-Palette Records立ち上げのころからの同志として、当日の古町どんどんへの出演もあるなか参加してくれました。Nao☆ちゃんのMCにて、「新潟出身の芋娘だった私たちが、初めて芸能人だ!と憧れたのがバニラビーンズさんのお二人」と言っていましたが、いまやNegiccoの3人も綺麗で素敵な女性であるにもかかわらず、バニラビーンズへの愛情が溢れるすてきなコメントでした。セットリストもバニビさん解散によせたメッセージ的なものが強かったように思いますが、印象的だったのは「圧倒的なスタイル」で、Negicco、バニビさんとのラインダンスがめちゃくちゃ楽しかったのと、「さよならMusic」の歌詞がこれほど胸にしみたことはない、といったところでしょうか。。。
「さよならMusic 愛しても 突然にGood bye Baby もうその声も届かない」
今日ほどこの歌詞が痛く胸に突き刺さる日はないと思いました。応援しているアイドル、アーティストがいる時は、全力で応援していかないといけないな、、と本当に本当に思いました。。
そして、リリカルスクール、アップアップガールズ(仮)とステージは続き、(ちょくちょくバニビの2人もステージへ)1部として昼に一度バニラビーンズさんの中締めてきなステージへ。先日の解散ライブのことや、いままでのことをかるくブラックに、どこか飄々とかたり、時に客席の爆笑をさらうバニビの2人。ほんとに今日、解散しちゃうの?ってくらい最高に楽しいMCとライブでした。
バニビ1部のライブ終了後、トークコーナーとして吉田豪さんと掟ポルシェさんが登場して2人とのトークがあったのですが、これまた最高に楽しくて終始腹をかかえて笑ってしまいました。が、そのトークの中で一番考えさせられたのは、「バニラビーンズはどうすれば解散せずに済んだか」みたいな振り返りトークで「ライブの動員と、運営のモチベーションをどうやってオーディエンスが上げていくか」みたいな話があって、ほんとうにその通りだなと思いました。。。実力もあり、個性も最高なバニラビーンズが解散に至ってしまったのは、結局のところ上記2点が足りず、数字を残せなかったこと。。これは切実で、、、ものすごく愛されて求められていても、数字をクリアできないと継続することはできない。。。今回の解散は本人たちが望んでいるものではないので、なんとももどかしいですが、つまりのところ応援しているアイドルにはきちんとなにかしらの貢献(動員、売り上げ)をしていかなければいけないな、、そして運営、事務所等へどれだけその声を届けられるか、、、ということに尽きるな、と思いました。
2部として、kolme、東京女子流のステージング。女子流の子達とのトークで、昔の話をしたらメンバーがガチ泣きしてしまい、思わずもらい泣きをしてしまいました。参加アイドルのみんなに慕われているバニビ姉さんの人柄を感じることができました。
そして、本日のイベントのハイライトというか、個人的にとても楽しみにしていたDJ小西康陽、そしてVoとして野宮真貴さんがステージへ!20年以上前から好きだったピチカートファイブの2人が、まさかのステージングをバニラビーンズのお二人と共に!ということで、興奮度MAXでステージにくぎづけになってしまいました。。初めて小西さんと野宮さんが同じステージに立っているのを見ました。。そしてピチカートファイヴの楽曲をみんなで歌うという、、、とんでもなく貴重なものを見させていただきました。まさに本日限りのステージ!!!!感動でステージを見る目が潤んでしまいました。東京は夜の7時!!ほんとうにほんとうに最高でした!!
そして、6時間におよぶステージのラストを務めるのは当然本日の主役であるバニラビーンズ!今日は嶺脇さんから「参加者すべてオープニングアクトだとおもっていいから!今日は君たちが主役!」と言われたということで、僭越ながら今日くらい主役やらせてもらいます!みたいなMCでラスト1曲1曲を名残惜しそうに、それでいて楽しそうにパフォーマンスするバニラビーンズさんたち。ここまではどこか余裕の表情でしたが、さすがにラスト曲の前のMCでリサさん、レナさん感極まって涙をうかべながら、それぞれ相方への感謝をのべるその姿をみて、、客席のみなさんも涙を流していました。僕も当然泣きました。。。
そんななか、ラストに演じられたのがラストシングルである「going my way」あのMCのあとにこの曲をやられたもんだから、歌詞を聞きながら泣くことしかできませんでした。。なんとも名残惜しい、すばらしいアイドルがまた1組解散してしまうんだな、、、ととっても寂しくなりました。。
「アンコールはしない!」とフラグを立てていた2人ですが、鳴り止まないアンコールに再度ステージに立ったバニラビーンズさんがほんとうのほんとうに最後にステージで披露したのは、DJ小西康陽さんも「本当に大好き!」とおっしゃていた「ニコラ」。本日2度目のニコラを聞きながら、涙なのかなんなのかわからない、胸いっぱいの気持ちで2人を見送りました。
全体としては、バニラビーンズの2人はほんとうにほんとうにスタッフ、アイドルファン、そして業界のすべての人に愛されていたグループなんだなあということがよくわかる、とても素晴らしい感謝祭でした。今日でバニラビーンズは解散となってしまいますが、楽曲は生き続けるので、継続的にSpotifyなどのサブスク、そしてちょくちょくCDを買うなどの行動をおこせば、再結成もありなのではなかろうかと。(今日のトークで、大仁田厚みたいに、ラストライブの追加公演しちゃったり、解散ビジネスしちゃおうよみたいな話があって、爆笑しつつ、バニビならそれもアリだな、なんて思いました)
とにかく、最高の1日を過ごすことができました。バニラビーンズさん、11年間、お疲れ様でした。そして、お二人の進む道に幸せが待っていますように!