サイバー衣装/メカヘッドの思いつき方・造り方 ②サイバー衣装、メカヘッドの思いつき方:参考になるサイト編
はじめに
コスプレ作製本など造り方についてまとめた解説はそこそこ見つかりますが一次創作となると一から何かを思いつかなければなりません。
これはアマゾンの"コスプレ 作り方 本"の検索結果のリンクです
前回でオススメの作品はいろいろ紹介しましたが、本稿ではより詳細な参考になるものを紹介しようと思います。
1実写映画が一番!
参考本や解説記事などを別にして考えると、一番参考になるのは実写映画(ドラマも)だと思います。デザインやギミックなどはイラスト、コンセプトアート、3DCGやアニメ、ゲームなど多くの物が参考になりますが、実写の映画は唯一プロップ(小道具)として実物が存在するからです。CG等で補完されている部分も少なくないですが、大部分は実際に作られています。
映画のプロップといえばプロの仕事ですし、簡単には真似ができない…と思いがちですが実際のところ何割かは既存の物の組み合わせでできており意外と真似できそうに思えます。
有名なところでいうとライトセーバーの一部にはグラフレックスというカメラのフラッシュ部分を利用して作られています。
映画をオススメする理由はこれだけではありません。非常に都合の良いことにハリウッド映画の多くは映画の撮影に使用したプロップをオークションに出すことが多く、オークションサイトを利用すれば映画の中では小さくて見えなかった細部まで見ることができます。
ちなみに、プロップの多くはアクション用とアップ撮影用など複数作られており、アクション用の仕上げはかなり雑だったりするので頑張れば真似できそうな物も多くあります。
オススメのサイトを紹介します。
他にも多くのオークションサイトがありますが、
"映画の英語題名 + Prop"
などの単語で画像検索をかけるのも単純ですが効果的です。
2コンセプトアートも重要
映画やゲームなど多くのコンテンツは製作の際に大量のコンセプトアートや設定画等が作られます。これらを元にしてプロップが作られるのですから、当然参考になります。
多くの場合、大量のコンセプトアートや設定画などから精査されプロップとして現実の物となるので、コンセプトアートを探れば多くの没案を見ることができます。これらを調べればイラストやCGとして作られたものの内どこまでが実際に作れそうかも把握できます。
これらの多くはデザインブックとして発売されることが多いですが、都合の良いことに何割かはアーティスト本人がネットに投稿していることもあります。
オススメのサイトをまとめておきます。
Concept art worldは名前の通りコンセプトアートを紹介するサイトです。映画やゲームだけでなくアーティスト本人のイラストを紹介する場合も多く、これを眺めているだけでプロの作品を無限に吸収できます。
Art stationはかなり有名なのですでに知っている方も多いと思います。誰でも登録できる海外版pixivみたいなものですが、プロ率が高い上にコンセプトアートが多数投稿されていることが特徴です。
他にもアーティスト本人の名前で調べれば多くの場合は本人のページにより詳細なコンセプトアートが投稿されています。
上記のサイトでコンセプトアートを調べる→描いたアーティストの名前を知る→本人のサイトに飛んでより詳細に調べる
というのが基本ムーブになります。
3Pinterest
何かを画像検索するとかならず出てくる画像共有サイトです。有名なので知っている方も多いと思いますし、まずはピンタレストで検索する方も多いと思います。
画像を共有する、保存することに特化しており単語で検索すると芋づる式にどんどん画像が集まります。ところが、これにはいくつか弱点があります。画像共有に特化したが故に実際の商品、3DCG、公式画像などの区別なくなんでもヒットすること、転載された画像を共有したために情報源にたどり着けないことが頻発することなどです。情報源がわかりにくい場合がある、というのはかなり痛手ですので自分はピンタレストは最後の手段としています。もしくはざっくりと作品の方向性を決めるための最初の検索に使います。どちらにせよ広く浅く画像を集めることに特化しているので、これだけで調べるというより上記のサイトと合わせていろいろ調べると良いでしょう。
まとめ
自分が普段使っているサイトについて紹介させて頂きました。ネトフリやアマプラで映画を直接見る、アーティスト本人のサイトやSNSをチェックする以外では基本的に今回紹介したサイトをメインに使っています。
情報源を得たので次回はコンセプトと設定の話をまとめようと思います。
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