デジタル医療の捉え方・考え方
一つ前の記事で、用語としてのデジタル医療の定義をいたしました。
ここでは、
具体的にデジタル医療とはどのようなものを指すかについてお話いたします。
現在、デジタル医療という言葉を使用する場合、それは、
「医療現場の課題」
という目的に対して、
「最新・最先端のデジタル技術」
という手段をかけあわせて、
医療における様々な問題を解決することを指すことであると考えます。
医療現場の課題の中でも、
特にデジタルに相性の良さそうなものが示されており、
①患者の治療
②一次予防を含む健康増進
③バーチャル臨床試験を含む臨床研究の実施と支援
④医療従事者への教育
⑤患者さんの病気の臨床経過の観察と評価
⑥コホートを対象とした公衆衛生学的なモニタリング
などが挙げられています。
また最新・最先端のデジタル技術の代表例として、ここでは:
・遠隔医療
・人工知能
・複合現実
・電子医療・健康情報
・モバイルヘルス
を挙げておりますが、それぞれについて次からの記事で概説いたします。