モバイルヘルス(mHealth)とは？

先の記事(下記)で書きましたデジタル医療に使用されるICTの例として
モバイルヘルス(mHealth)についてお話いたします。

モバイルヘルスは「mHealth」と表すこともあり、
その名の通りモバイル端末を用いたデジタルヘルスの総称です。

そしてモバイル端末の代表は現在はスマートフォン、つまりスマホです。

モバイル端末は生体センサー類の小型化・高性能化により、
従来のような歩数や脈拍の測定だけでなく、
心電図計測、皮膚温の測定、血中酸素濃度の推定、
さらには血圧やストレスレベルの推定まで可能となってきています。

このようなウェアラブルデバイスはスマホアプリとの相性が良いため、
デバイスが得た生体情報をスマホ側で閲覧・確認し、
必要に応じて医療者側とデータを共有することも可能です。

このようなモバイルヘルスの分野のうち、
特に病気の治療を目指す治療用アプリ等による治療をデジタル療法と呼び、
これまでの内科的薬物治療、外科的治療に続く
新たな第三の治療法として注目されています。