マッチョに惚れてJeepラングラーに乗り換えた話
皆さん、こんにちは。野村です。
今回はレノファ山口やJリーグの話が本題ではない趣味の話ですが、最後にちょっとだけレノファの選手(+α)にも触れます。
タイトルだけ見ると「そっち系です?」と思われるかもしれませんが、私はそっち系ではありません。
でも「男が惚れる男」ってあるじゃないですか。今日はそんな偶然の出会いから、ついうっかり車を乗り換えてしまった、どうかしている話をnoteします。
1. フジロック2022での出来事
上京した2008年以降、ほぼ毎年フジロックフェスティバル(以下、フジロック)に行っていた私。
妻はもっと前から行っており、そんな二人が結婚したもので、自然と結婚後や子どもが生まれた後も、フジロックに行っていました。
ちなみに、妻へのプロポーズもフジロックのテントの中でした。(はずかし!)
2022年のフジロックは、1月末に早朝から渋谷パルコに並び、早割チケット+場内1駐車場チケット(*)をゲットできた我が家。
*場内1駐車場(現S駐車場):フジロック会場に一番近いオフィシャルな駐車場で、抽選に当たるか、早割に並ばないと入手が困難。
場内1駐車場に車を停める場合、ほとんどの方はキャンプサイトにテントを張ってフジロック期間中の寝床にしています。
未就学児がいる我が家は、子連れキャンプ経験はあるものの、フジロックのテント泊は悪天候の懸念もあります。
そこで、義父が所有するキャンピングカーを借り、場内1駐車場で車中泊をしながら、フジロックを楽しむことにしました。
天候に恵まれる年もありますが、運悪く雨や風がひどいと、テントが飛ばされることもあるぐらい、フジロックのテント泊は天候次第で過酷になります。
2. マッチョ達との出会い
2022年7月29日(金)、千葉県の自宅を早朝に出発し、フジロック会場横の場内1駐車場に到着。
到着後しばらくして、義父から借りたキャンピングカーに異変が。
あれ、エンジンがかからない・・・。
バッテリーとか電気系統のトラブル?これはちょっとまずいかもと思いつつ、翌日好転するかもと望みを持って、ひとますフジロックを楽しむことに。(今考えると、よくそんな余裕があったなと)
そして翌日7月30日(土)、そろそろエンジンかかるのでは・・・と思いましたが、やはりエンジンはかからず。
そんな中、フジロック仲間から「Jeepがブースを出展していて、車のトラブルレスキューやってるよ」という情報が。
躊躇している暇はないので、早速電話して、車を見てもらうことに。
そして、しばらくして、彼らが来たのです。
そう、Jeepレスキュー、マッチョエンジニア軍団!Jeepラングラーに乗って、屈強な男たちが颯爽と登場!
「これはFIATのデュカトがベースですかね?」
「FIATはJeepと同じグループなので、構造は分かります。」
「バッテリーかな・・・」
マッチョエンジニア達が慣れた手付きでジャンピング(赤黒のケーブルを車同士で繋いでエンジンをかけるやり方)すると、見事にエンジンがかかりました!
その間に別のマッチョエンジニアさんがうちの子どもたちに「よかったら使ってね」と、ノベルティのうちわ、ハンドタオル、マスキングテープを配ってくださり。
な、なんてホスピタリティが高いんだ・・・と感動。
ところが、翌日7月31日(日)フジロック最終日。再びキーを回してもエンジンがかからなくなってしまいました。
再度Jeepレスキューにコールしたところ、すぐにラングラーに乗って駆けつけてくれたマッチョエンジニア軍団さん。
「これは・・・恐らくオルタネーターですね」
「レッカーを呼んでもらうしか手はないですね」
オルタネーター(発電機)の故障の可能性が高いとのことで、こうなってしまうとどうやってもエンジンはかかりません。
キャンピングカーは、動かないただの鉄の塊となりました。
最終日はバタバタとレッカーの手配やどうやって帰るか、など検討することになり、フジロック会場内に入る暇は全くありませんでした。(元から最終日は帰るだけかなと思っていましたが)
3. フジロックからの帰還
さて、フジロックからどうやって帰宅したかと言いますと、千葉から義父に我が家の車(当時はデリカD5)に乗ってきてもらいました。
新幹線で帰ることも考えましたが、荷物や子どとたちの疲労など考えると、やむなしでした。お義父さん、ありがとうございました。
帰りは私がデリカを運転し、関越道を通って千葉の自宅へ。
関越道を通っていると、けっこうな頻度でJeepラングラーが隣をぶいーんと通過するんですよね。
「あ、またJeepだ。かっこいいなあ。」
すっかりJeepにほの字になっていたのは私だけでなく妻も同じだったようで、ラングラーのグレード、価格、評判など、帰路の車の中、スマホでパチパチ調べておりました。
義父は義父でアメ車に興味があって、以前ラングラー購入を検討したことがあったらしく、帰りの車内は「車買い換えちゃう?」とその時は冗談っぽく会話していました。
4. Jeepラングラーへの乗り換え
当時乗っていたデリカD5は、走行距離は10万キロ近かったですが、そこまで年数は経っておらず、乗り換えは全く考えていませんでした。タイヤやホイールを交換したばかりでしたし。
ところが、フジロックから帰宅後、私も妻もラングラー熱が一向に収まらず。
無骨で唯一無二のデザインとマッチョエンジニア軍団のホスピタリティにやられた私たち夫婦は、真剣に車の乗り換えを検討するようになりました。
2022年当時、世界的な半導体価格の高騰などの影響で、特に輸入車の価格が軒並み値上がりしていました。
Jeepも同様で、新車価格は1年で100万円以上も上がる異常事態。中古車価格も同様に高騰していました。
「今は乗り換えなくても、まだいいよね」
「ちゃんとお金を貯めて、それでも欲しかったら買おうか」
というのが一旦の結論になりかけていましたが、何度も何度も夫婦で相談を重ねて、
『今我慢してお金貯めたところで、死んじゃったら乗りたい車にも乗れないじゃん。それだったら乗りたい車に乗って人生を楽しんだ方がいいよね。』
と、珍しく超ポジティブな結論を導き出し、金銭的にはかなり無理をしましたが、中古で2年落ちのJeepラングラー(JLと呼ばれる現行モデル)を購入しました。
キャンプによく行く我が家。ラングラーに乗り換えるとトランクルームがデリカと比較すると狭くなります。
購入後にルーフキャリアを付けた方がいいねと妻と話をしていましたが、運よくルーフキャリアが付いた状態の中古車が見つかりました。ラッキー!
同じ中古車屋でデリカの下取りを依頼し、市場相場以上を下取り額を積んでもらうことができたため、購入を決断。2022年10月上旬に納車となりました。
フジロックでのJeepマッチョエンジニア軍団との運命的な出会いからわずか2ヶ月・・・。
我が家は家計を大幅に犠牲にしましたが、それ以上に運命的なプロダクトを手に入れたと思います。
ありがとう、フジロック。
ありがとう、マッチョ軍団。
5. 納車後の現在
執筆時点(2024年2月)で納車から1年4ヶ月が経ちました。
デリカと比べると、ラングラーのフロントガラスの大きさは半分、天井は低い、足回りも狭い、揺れはひどいと噂で想像以上でも以下でもない。
そんなネガティブな要素もありますが、その何倍も乗っていて楽しい車で、眺めてかっこいい車で、いじり甲斐(カスタム)のある車です。
購入時点でお金を使ってしまったので、本当はやりたいカスタムがたくさんありますが、タイヤ・ホイールの交換を含めて、ほとんど何もできていません。
これから、少しずつ、お金が貯まったらいじってみようかなと思います。
ちなみに、JリーガーにもJeepラングラーユーザーがいます。野村調べで2人は確定。
一人は、レノファ山口に所属する山瀬功治選手。
同級生の那須大亮さんのYouTubeに昨年登場した際、山瀬選手の愛車に乗って移動していますが、現行JLラングラーの限定車、ビキニエディションですね。日本で80台限定!なんというか、サファイアブルー的な色ですかね。
で、もう一人は誰が乗っているのか特定できていません。昨年、北海道へ旅行して、白い恋人パーク(隣がコンサドーレ札幌の練習場)に行った際、クラブハウス前の駐車場に停まっている車をチェックしていると、ラングラーが1台ありました。
こちらの記事の通りだと宮澤和樹選手?ちょっと色が違ったような気がしますが。
ということで、Jリーガーでラングラーに乗っている方が2名以上いることは確定。
ちなみに2022年時点でJeepラングラーに乗っていた櫻川ソロモン選手(当時ジェフ千葉)は、今年2024年のプロフィールで愛車はLEXUSに変わっている・・・。分かりやすく高い車に乗り換えているな。
SUV車の中でもスポーツ選手に人気がある車種ですので、今後もラングラー仲間を見つけていきたいですね。
恐らく、サッカーダイジェストあたりの選手名鑑には選手の愛車が載ってるのでは?という気がするので、今度チェックしてみようと思います。
さて、話が逸れましたが、今はこんなにラングラーのことを愛しているのに、今後また別の車の購入動機ができるかもしれません。
もしかすると、またマッチョに惚れる出来事が起きるかもしれません。その時は、また悩んでみます。
人生は一度きりですので、仕事も家庭も趣味も、何事も思いっきり、ポジティブに楽しみたいなと思います。(できればお金を貯めながら)
マッチョエンジニア軍団に惚れたことが購入動機のJeepラングラーユーザーなんて、全国を探してもいないと思います。
今後購入を考えている方の参考には全くならないですが、世の中には珍しい車の購入動機の人がいるんだな、と読み飛ばしてもらえればと思います。
それでは、また。