5Gワールド その3 キャリアの料金体系(ビジネスモデル)
5Gについて語るとき、従来の携帯の延長よりも、B2B、産業インフラ、Industry4.0を支えるバックボーンとして新たな特性を分析、発見したいという思いを強くしておりました。とはいえ、もちろん第5世代携帯でもあり、個人生活の変化を占いたくなることもあります。
現在、「ギガが足りない」という人は多いですが、外出先で動画など見ない人の多くは、月間高速アクセス上限の3GB, 5GB, 10GB・・・を余らせてしまっていることと思います。彼らは既に、「ギガ」を気にしていないという意味で、5G携帯の世界を先取りして体感しているといえるかもしれません。
5G「先進諸国」では、70ドルとか意外に高い値段でかつ10GB/月程度の制限をかけた「5G携帯」のサービスを過去1年の間に開始しています。まだ対象エリアが狭い上、20Gbpsには遠くおよばない、4Gよりは速いかな、というい体感速度のようです。
日本の4社ですが、どうやら、5G携帯の本領発揮、ギガの上限を撤廃するようです。(上限がないのでどんだけ使っても高速のまま):
これによる直接の恩恵を受ける人は比較的少数派とはいえ、一部のキャリア幹部が言うように、4Gの10Gプランと同程度の料金となれば、インパクトは大きいですね!
ちなみに、私はここ数年、UQ-wimaxのモバイルルータを使ってます。3日で10G程度、超えると1Mbpsまで落ちるけど(youtube視聴の大半に問題なし)、深夜にリセットという感じですので、毎月100GBは使っています。「へー、3日でたった10GB!? 毎月たった100数10GBで 3800円も取られてよく我慢してたね!?」と言われる時代が来るかもしれません。そして、家庭用のADSLも光回線も不要となり、引っ越しのたびに面倒な手続きというのも雲散霧消する日も近いことでしょう。