晴海ふ頭公園。
Twitterでこんな記事を見た。
レインボーブリッジができて数年後の1996年8月26日に普通自動車免許を取りまして。
よく女性と行ったのが晴海ふ頭公園だったりする。
きらびやかでピッカピカのお台場をレインボーブリッジの反対側から見るのが好きだった。
ちょっとバブルの残り香がしたあの頃。
親のクルマで行ったり、自分のクルマで行ったり。
本当にお気に入りの場所だった。
晴海ふ頭公園はとっくに閉園して東京オリンピックの選手村になった。
いや、オリンピックは延期中だから過去形は少しおかしいけども。
ただ、もうあの公園が無くなったのは過去のことだ。
晴海客船ターミナルは公園に隣接されていた。
付き合ったり振られたりするたびに、この公園に行っていた。
こんなツラをして言うのもアレだけど、それなりの交際があって、それなりの別れもあって。
甘酸っぱい思い出と言えばここなのだ。
その全てが無くなっていく。
東京だから仕方ないのかもしれない。
激しい変化を伴う街だから。
でも、思い出の場所はどんどん消えていく。
仕方がないけれども。
最後に行ったのがいつだったかすっかり忘れた。
それくらいに長いこと足を運んでいない。
いや、足を運びたくないのかもしれない。
色恋沙汰から離れて本当に久しい。
やっぱり心が乾いていく。
それは自分の生き方を貫くほかなかった代償だと思う。
潤いたいよ。
でもそれって相手があってのことだから。
今の自分を見てくれる人、いないんだろうな。
それも代償なんだろうな。
だからせめて、思い出はほんのり残しておこう。