ふるさと。
ども。
僕です。
札幌を帰る場所にして、東京をふるさとにして早13年。
11年前に本籍地も移し、僕の戸籍は僕だけになり。
一人暮らしになって8年半経った。
ヨノナカが元に戻らないほど変わってしまった。
そんな折、ちょっと思った。
僕は幸せなのか。
僕は幸せだったのか。
僕は幸せになれるのか。
わかってる。
幸せってのは後になって実感するもので、リアルタイムで感じる事柄ではないってことを。
それなりに人に必要とされ、それなりに応えて。
それを幸せと言えばそうだと思う。
今は療養中だし、こんなヨノナカだし仕事もままならない。
誰かに必要とされたいし、認めてほしい。
でも、こんな僕だから。
リアルタイムな実感としては、正直言って辛い。
先が全くわからないヨノナカ。
その中でどう生きていけば良いのか。
少しのワクワクとあまりにも大きな不安。
足は竦むし、また悪くなったら…と頭をよぎることもある。
それでも歩かねばならないし、生きていかねばならない。
寂しいんだ。
孤独で、孤独で、孤独で。
これからの「こんにちは」と「さようなら」が欲しいし、反面、怖い。
誰かに居てほしい。
誰かに寄り添いたい。
誰かに寄り添ってほしい。
叶わない、夢にすらならない願望だけども。
このまま独りで暮らし、独りで死に向かっていくのだろう。
おはよう。
おやすみ。
いってきます。
いってらっしゃい。
だたいま。
おかえり。
これ、美味しいね。
うん、美味しいね。
ありがとう。
日常のありふれた言葉に強く憧れる。
けど、あまりにもその言葉から離れてしまった。
欲しがる言葉があまりにも眩しくて、手に入れることを躊躇ってしまう。
叶わないと思ってしまう。
本当に、僕は、弱い。
強く生きねばと思えば思うほど、今の自分の弱さに落胆してしまう。
弱い人に魅力はないし、自信がない。
寄り添えるだけのチカラはあるのか?
守りきれるだけのチカラはあるのか?
絶望するし、自然と涙があふれることもある。
そんな鬱屈した顔を笑顔で覆い隠して今は生きている。
本当は泣きたくて泣くたくて仕方ないんだ。
寂しいんだ。
このご時世。
札幌から東京に、ふるさとに帰ることは決してできない。
僕は余所者のまま、札幌で暮らしていくのだろう。
でも大切なふるさと。
コンクリートの建物とアスファルトの道。
世界一複雑な鉄道網と世界一複雑な道路網。
空から眺める関東平野は灰色一色。
そこに数千万人が暮らす。
世界でも最も人が密集している街。
世界一憎たらしくて、世界で二番目に大好きで、僕が愛する家族や友人たちが暮らすふるさと。
僕は世界一大好きな札幌に暮らしているけど、やっぱり東京は憎くて愛していて、いつかは少しだけ帰りたいふるさと。
その「いつか」が来たときには、心から笑顔で「ただいま」と言いたい。
そして「いってきます」と言って心からの笑顔で札幌に帰ってきたい。
それが、今の僕の夢。