朝焼けの色。
ゲームやアニメには疎い僕ですが。
アイドルマスターの765プロの物語、アニメは好きでして。
簡単に説明すると女の子たちの青臭い青春の群像劇なのですが、じゃあデレマスやミリマスに興味があるかとそうでもない。
丁度いいサイズなんですよね。
12人のアイドル、1人のアイドル兼プロデューサー、1人の専業プロデューサー、1人の事務員、そして社長。
その15人が織りなす物語。
群像劇はフィクション物でも好きな部類ですが、ゲーム・アニメの中でも一番好きなんじゃないでしょうか。
アニメは本放送をじゃなくて再放送を、アイドルマスター2は中古で買ったもの。
ゲームはすぐ飽きちゃいましたけどね。
でも、物語は本当に好きで。
思春期から青年期、社会人の葛藤な苦しみや喜び。
そういう自分が通ってきた道を、違うキャラクターで違うアプローチで、でもそんなこともあるよねと共感しながらアニメを見てました。
で、今でも偶に見ます。
その中でも僕が一番好きなキャラクターは「音無小鳥」という人物でして。
弱小の芸能事務所・765プロダクションの一介の事務員。
2X歳のもう少しで三十路。
世間的にはまだまだ若いのにアイドルたちはもっと若いから「おばさん」扱いされたり。
ある程度の酸いも甘いも経験しているオトナのようで、そのクセ子供っぽい妄想癖があったり仕事をサボったり。
でも美人で歌が上手い。
非常に謎の人物なんですよね。
所謂ジョーカーの役割で「何者にでもなれる人物」がアイドルマスターにおける人物が音無小鳥なんじゃないかと。
お姉さんにも子どもにでもなれる。
で、彼女を主人公にコミカライズされているのが「朝焼けは黄金色 THE IDOLM@STER」でして。
今日まで3巻まで発売され僕はKindleで読んでいるのですが。
話としては想像よりもかなり重く。
でも、性格なのか才能なのかわからないけども「その場の空気を軽くする」のが彼女の生まれ持っているもので。
本当に思い過去を過ごしてきた、はずなのにそう見せないしそう思わせないしそう思ってもいない。
音無小鳥の10年前ほど、女子高生の時の話なのですが。
普通ならちょっとひねくれてしまうような環境で育ったんです。
僕なら完全にやらかします。
でも彼女はそんなことも全く無く、真っ直ぐに生きているんですよね。
ネタバレになるとアレなので詳しくは書きませんが、色んな環境に居て、色んな経験をして、それでも真っ直ぐに生きてきたから2X歳の音無小鳥はジョーカーになったんだろうなと。
僕の本当に数少ない「買ってまで読みたい漫画」の一つです。
是非。
オススメです。
それ以外はエロ漫画です。
これは僕だけが楽しめばいいので書きませんが。
いや、書いてもいいんだけども。