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「伯耆大山」へ今冬3回目

全くもって私にとっての登山は相方次第。登山、嫌いではないが、結局のところその相手と1日中時間を費やして気持ちを通わせたいか否か・・・それに尽きるゆえ、単独でと言ふ事は皆無。そして、一緒に全力で命を燃やし、気持ちを通わせてくれる相手にはいつも感謝、そして尊敬の念を持っている。

久々の大山もやはりフミノとじゃないと・・・つまらんって事よ。そして今回(3/25)はお友達のミズも。ルートもいつものアソコを登って、あとは状況見ながら流動的に。ミズはピッケル持っての急登は初めてなので、稜線まで出れたらOKかな。ドコヘ登頂したいかよりも、写真や動画を沢山撮りたい。自分にとっての登山は、その行為より「記録」に重きがある。

大屏風岩の前で。フミノとミズ。
救助隊ルートを登る
なかなかの斜度


ここを登りきると朝陽を浴びる。登頂時の「わ〜っ!」を体感出来ます。前回、前々回と違い雪もしまっているから歩きやすい。移動速度が段違いに違う。それにしても、天気も良く最高だ。

上宝珠尾根に出たら爽快


ここからは状況を見ながらと思っていたが、とりあえず「P1636」へ直登する事に。先行者1名居たのでトレースも有り楽チンだ。感謝だな。

私は・・・特に登山では、自然、周囲、人、その他全ての事への感謝の気持ちを強く強く抱く事が大切だと考える。自分が奇跡的に「生」を受け、周囲の全ての事によって今まで生かされ、ココに居ると。そう思わされてると言ふべきか、気付かされると言ふべきか。

頑張ってるミズ。
大山ブルーに癒されながら


大山の稜線が見えてきた。ココを上がると各別なんだ。

先行するフミノ。舞い上がった雪煙がキラキラ輝く。
想像以上に雪は残っている。
フミノが見守る中登るミズ。


順調にココまで来た。あとはどこまで行くか。ミズはもう精神の限界が近づいている。ココで待機してもらい、我々は「天狗ヶ峰」まで行って写真を撮影。核心部を超えれずに居た先行者を誘導しながら天狗ヶ峰へ。ココまで、なかなかどうしてハードなルートを早朝からソロで来ていた模様。精神も限界に達していたのだろう。彼に心からの賞賛を送りつつ、共に登頂。

仲間が増えた
そのまま行けば「剣ヶ峰」。そして雪庇地獄。
背景には「ゴジラの背」


ミズを待たせているのでクライムダウン。下りは慎重に。雪も減っているのでしっかり見極めながら、核心部はバックステップで。

下降中の我々。ミズ撮影。
核心部の一部
バックステップで。アイゼンは私もフミノも「PETZL」
私達から見えるミズ


ミズと合流、再会を喜ぶ。腹も減ったしさっさと下山。下りはアッと言う間。良い瞬間も見れてご満悦な我等。

ハロ
こう言ふ瞬間に遭遇するから曲も出来る


素晴らしい1日だった。この日感じた感情の記憶こそ、自分にとっての財産。この日の動画作成した。勿論、私とフミノの音源を添えて。私達の音楽の根源はこんなトコロ(^◇^) Thank U so much…




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