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Excel ってMacでも動くんですか?

それは私にとって衝撃の一言だった。
なぜかというと、Microsoft Excel (以下、単に Excel と表記)が最初に発売されたのは、1985年9月で、当時はMacintosh版しか無かったのだ。
そのニュースを見て欲しいと思っていて、翌年(1986年)に 日本語がサポートされた Macintosh Plus を購入して、その時点ではまだ英語版だった Excel を購入し、日本語版へのアップデートをして使い始めた私からすれば、信じられない一言だった。
なので、ちょっと Excel について語りたい。

Excel はMac版が最初に登場した

 先に書いたように、Excel は最初 Macintosh 用として開発されたものだ。

(前略)
後に1984年にロータスがMacintosh向け統合ソフトJazzを開発していることが分かると、プラットフォームをMacintoshに移して改めて開発が進められ、1985年9月にMacintosh版が発売された。
(後略)

ウィキペディアの Microsoft Excel から一部を引用

その後、Windows版が登場したのだった。

私が Windows版 Excel を使いたくない最大の理由

それは、画面ではちゃんとセル内に収まっている文字が、印刷すると欠けたりすること。つまり画面で見たままが印刷できないこと。
そのことを Windowsユーザーに言うと、「プレビューしないからだよ」と言われる。でもね、プレビューしてもそのとおりに印刷できないこともあるんだよね。
それは、Macintosh版を使っている私には、考えられないことだ。

WYSIWYGって知ってる?

WYSIWYG とは、ディスプレィで見ているものと印刷結果が一致するように表現する技術を表す言葉で、What You See Is What You Get(見たままが得られる)の頭文字をとったもの。
Macintosh は完全なWYSIWYGを目指して設計され、画面表示と印刷出力の両方で同じモジュール(QuickDraw)を開発して使っていた。
最近では、画面解像度やカラーなど完全に一致するとは言えなくなっているが、少なくても Excel のセル内の文字列が印刷で欠けることは無いのだ。(多分)

Microsoft は Windows 版に注力?

登場以来 Excel は Windows版と Mac版がほぼ同様にバージョンアップされてきていたが、一時期(?)Microsoft 版が先行することがあり、Mac版の開発体制も縮小された(と言う噂を聞いた)ようだった。

最近はほぼ同様に使える

が、最近では、ほぼ同様に使えると思う。
Mac版の Excel でも Visual Basic のマクロが使えるようになっている。

他の Officeアプリ

Excelの他、Word, Power Point も Windows版と Mac版がリリース、アップデートされて今日に至っている。
ただ、Access は Mac版がリリースされなかった。

MacはOfficeアプリが使えないという誤解と偏見

ネットの情報を見ていると「Macを使ってみたいけど、Officeが使えないからなぁ」と言う投稿が散見される。まぁ無理に Macを使う必要は無いとは思うけど、古くから MacでExcel を使っている私からすると、プレビューが必須な(笑)Windows版を使うより、Mac版を使った方が良いんじゃね?と思う。

Apple信者?

 話は横にそれますが、Apple製のデバイスを使いMac版アプリを推奨したりすると、Windowsユーザーの一部から「Apple信者」とレッテルを貼られるようです。
私は信仰心はありませんが、Macintoshが登場した時の技術的な先進性(WYSIWIG、マウスで完結する操作、ビットマップディスプレイ、オーバーラップ型マルチウインドウ)に衝撃を受けたことは、まだ記憶に残っている。
 その後、C言語、Pascal、Objective-C、Swift でアプリを書いたりもしたが、Apple を神だと思ったことはないし、スティーブ・ジョブスよりも、技術者としてスティーブン・ウオズニアックをより尊敬しているが、信仰しているわけではないし、Windowsを好きで使っている人を攻撃する気もない。
実際、私のMacには Windowsの仮想マシンが動いているし、職場でも Windows機を使っている。(メモ帳アプリやブラウザのフォントが汚いと思いながら)
 まぁ、自分が使いやすい方、好きな方を使って多様性を認めましょうよ。

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