台湾日記2「倒楣不一定是倒楣」

語学センターの授業で、「家を借りる時に家賃の安い事故物件に住むことどう思うか」という質問に対して、クラスメイトの一人が答えた回答が面白かった。「国によって霊は違うから怖くない、西洋の服は洋服を着ているし、台湾の霊はあまり怖くなさそうだ。」なるほど、霊についてグローバルな観点で考えたことがなかったけど、言葉も通じないし怖くないのかもしれない・・・。どうだろう。

お昼休みは刀削麺のお店に行って、乾麺と小菜を買って食べた。注文時の私の日本語なまりの中国語を聞いて、店員さんが話しかけてくれた。「台湾と日本を比べたら日本の方が綺麗だよね。」私は「不一定(必ずしもそうじゃない)」と答えた。店員さんが続けて「九州と北海道に行ったことがあるけど、北海道の家はアメリカみたいな庭がある家が多かった。」アメリカほど大きな庭はないけれど、庭がある家が多いのは確かだ。
確かに日本は綺麗な場所が多いけど、そこまでやらなくてもいいのになぁという気もする。綺麗でもそうじゃなくても、私の幸福度は変わっていないから。それよりも、いつでもどこでも美味しいものを食べられることの方がずっと大切に感じる。

午後再び学校に行こうとしたら、寮に停めていた自転車が日中盗まれた。けど、図書館から寮に帰ってくる頃には戻ってきた。ゴミ捨て場で寮の管理人さんに自転車がなくなったことを伝えたら、寮のカウンターまで案内してくれて、ことの成り行きを伝えてくれた。すぐに防犯カメラをチェックしてくれて、私の自転車に乗って出かけた人を特定してくれた。私の知らない住人だった。戻ってきた時に彼と話をしておくこと、自転車に名前を書いたステッカーを貼ってくれることを伝えてくれた。授業には遅刻してしまったけれど、親切に対応してくれたことがとても嬉しかった。

久しぶりに学校から歩いて帰ってきたけれど、夜風が気持ちよかった。自転車で移動している時は見逃していたけれど、寮の近くに美味しそうな豆花のお店があることに気づいた。今度行ってみよう。

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