台湾日記「我要回溫暖的家」
台湾にワーホリ のビザで来て2ヶ月半が経過し、気持ちに余裕が出てきたので、ふと日記を書いてみようと思った。インスタやTwitterにあげるほどのことでもないけれど、忘れたくないことが日々起こるからだ。(自分の文章力を向上させたいという目的もある)
今日は友達が働いているアパレル店に行き、白いカットソーを購入。久しぶりに自分が心から欲しいと思ったものを買うことができて嬉しかった。
寮に帰る途中に、紅豆湯と乾麺、黑輪湯を食べた。温かい紅豆湯を台湾の女性は生理になった時に食べるらしい。鉄分を補給できて、子宮を温めることができるからだ。「湯」という文字が含まれているので、温かい物が出てくると思ったけれど、冷たい「紅豆湯」だった。けど、蒸し暑かったこともあり、冷たいものを体が求めていたような気がした。
乾麺と黑輪湯は細い路地にある小さなお店で食べた。隣に座って一人でご飯を食べている女の子に年齢を聞いてみた。「今5歳で、7月で6歳になる。お母さんは○歳で、お兄ちゃんは○歳。」みたいなことを言っていた。もっといろいろ話したかったけれど、コミュ力と言語力の問題で勇気が出なかった。
お母さんが迎えに来た時に、女の子が別れの挨拶をしてくれた。「姐姐,我要回溫暖的家喔(お姉さん、私は温かい自分の家に帰ります。)」この言葉に心を打たれてしまった。5歳で自分の家の暖かさを知ってるなんて。私は23歳でやっと分かったのに・・・。帰り道、彼女の幸せを祈りながら自転車を漕いだ。自分の家族のことも思い出しながら。