荒茶と煎茶のおはなし
11月はお茶の世界では新茶の時期に壺に入れたお茶の口切りの様子などもアップされているのを見かけたりしました。
この時期はお茶のお正月などと呼ばれたりします。そして12月も終わり、日本のお正月の時期が近づいていますね。
わたしの場合は意図的に寝かせた訳ではないのですが、荒茶と煎茶の違いとは?ということで打越のお茶で比べてみました!
荒茶はその名の通り、まだ製茶されていない荒い状態のお茶です。大きさもまちまちで少し茎なども含まれています。
この荒茶を製茶したのが煎茶です。
煎茶は茶葉の大きさも均一になっていて、さらに揉む工程を経ているので荒茶はさっぱりとした味に対して、煎茶はしっかりとしたお茶の旨みが抽出されるようになっています。
そして、寝かせた分どちらも甘味が増しているように感じました!お茶ってやはり熟成されるんですね。
日本茶の世界では荒茶を製造して、別の地域で煎茶などに製茶し、製茶した地域の名称で呼ばれることが多いようです。加賀棒茶なども石川県で焙じた茎茶のことの通称になっています。
荒茶の様子などは打越産と他の産地と同じなのか勉強不足ですが、製茶の段階でその地域の好みに合った製茶の仕方をすることで土地の個性が出るのがまた不思議なところ。日本茶って本当に奥深い世界です。
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