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hozumi_m54
能登の紅茶
能登半島地震は10月1日で発生から9カ月経ちました。最近現地に向かった知人からも復興が進んでないことを体感したと聞き、その上で先日の豪雨被害。
現地の方々には辛い状況が続いていることお見舞い申し上げます。
6月に打越へ行ったとき吉田組合長に能登の紅茶は地震の影響で収穫できなかったのではないかと伺ったところ、笑顔で今年も収穫できて打越で製茶したよとおっしゃっていました。
能登の紅茶は金沢上林茶舗が能登の地に茶畑を広げ里山の保全と活性化を図ることを狙いとして始まった取り組みです。能登でも比較的温暖な能登島の休耕地を利用して、平成24年に茶樹を400本植えることから始まりました。
打越製茶農業協同組合と石川県茶商工業協同組合が結成した茶レンジの会もこの取り組みに協力し知恵を出し合ったそうです。
能登島の赤土で育ったお茶からできた紅茶の名前は能登島で千年以上の歴史がある伊夜比咩神社からとった「いやひめ」というブランド名で販売されています。
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茶樹は打越の品種と同じですが、いやひめの名前に相応しく雅やかな花のような薫りが漂いつつ、甘みのある味のしっかりした力強い紅茶です。
災害にも負けず一筋の希望の光を指し示しているような気もして、組合長の笑顔の意味をひしと感じます。
このお茶は金沢上林茶舗さんのオンラインショップでも販売されていますので、是非とも飲んでいただきたいです。
来年も美味しいお茶の葉が収穫されること、能登島の茶畑が発展してゆくこと、更には能登全体が元気になることを祈らずにはいられません。
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