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人生の大切な出会いは全てお問い合わせフォームから始まった

どーも、ぼくです。

あ、いえ、住宅業界特化のテクノロジースタートアップ、myhmの乃村と申します。
noteを始めてみました。
起業、スタートアップ経営、to C、UXなどについていろいろ書こうかなって思ってます。

今日は僕の人生を変えた魔法のツール
「お問い合わせフォーム」について。
その前に簡単に経歴を。

1976年 奈良県生まれる

高校卒業後、吉本興業のNSC14期生になり漫才師に

25歳で営業の仕事につき、30歳を機にもっと大きいことをしたいと思い、一番大きい産業は住宅だろうと住宅業界に。

30歳で人生初めてのパソコンを触り、ビビる。
ヤバイ、、すごい、、

IT楽しい!となるも、勤め先の住宅会社ではやりたいことをやらせてもらえずつまらなくなり2年半で退職
(この時、住宅業界のIT化の遅さ、UXへのこだわりのなさにビビると共にチャンスかもと気づく)

33歳(2010年)でITに特化した住宅会社設立
(IT覚えたばかりだけど)

6年で県内トップクラスの住宅会社に育て
2012年にIT事業部をつくる

2018年8月にIT事業部を分社化し、IoT事業とアプリ開発事業を行う
SOUSEI Technologyを東京都港区に設立。
たくさんの投資家に出資いただく。

2020年2月にZOZO創業者の前澤友作氏が始めた前澤ファンドに応募

IoT事業の低迷により、2021年1月、倒産

2021年2月、前澤ファンドの出資によりアプリ事業で再スタート
現在の株式会社マイホムになる

お金もない、知識もない、経験もない中でテクノロジースタートアップをどうやって立ち上げたのか?

お問い合わせフォームが人生を開けてくれましたw
そんなこんなの体験談です。

まー要は、大学も出てない、理系でもない、ITも学んだことない僕が、IT事業したかったら、学びと体験の機会は自らガンガン創るしかなかったわけです。その好奇心の赴くままの行動は2011年から始まります。
怒涛のお問い合わせ人生スタート!


◯お問い合わせフォーム1回目

「LIVE Revolution 増永社長」 2011年4月

ITをもっと知りたい!じゃあIT企業に聞こう!
たまたま見た日経ビジネスの記事。そこに同じ奈良県出身で港区三田で急成長していた株式会社ライブレボリューションという会社を発見!
お問い合わせフォームから「私にIT事業を教えてください!5分で良いのでお時間をください」と送信。
なんと会ってくださることに、その後数年に渡りさまざまな知見を与えてくれた貴重な方です。


◯お問い合わせフォーム2回目

「京都ギークハウス」 2011年5月

実際にIT事業を始めてみよう!そう思ったわけです。
そこで2011年5月に奈良県に特化した不動産ポータルサイトを作ろうと決めます。
じゃあエンジニアを探そう!そこでとあるニュースで京都にギークハウスがあると知りました。
京都ギークハウスのサイトのお問い合わせフォームから、「不動産ポータルサイトを作りたいのですが、ビジネスアイデアを聞いてもらえませんか?」と投げました。会ってくれるとの快い回答を得て訪問。
その訪問の日、エンジニア版ときわ荘であるギークハウスに行くなら菓子折より”米だ!”と思い米を持っていくと、なんとめちゃくちゃ喜ばれ、ポータルサイト開発を引き受けてくれることに!
そこで、C向けサイト事業を学びましたがもちろん失敗!1年でその事業は廃止に。


◯お問い合わせフォーム3回目

「慶應SFC 音力発電」 2011年6月

住宅は純粋想起された会社が集客を集めます。
だから家を買う人を集めるのではなく、家を買おうと思ったら、一番に思い浮かぶ会社になろうと考えました。
お客様が家を買うきっかけは、ほとんどコミュニティから影響を受けて生まれます。
(ママ友が家を買った、同僚が家を買った、同級生が家を買ったetc)
ならば一番最初にママが入る大きなコミュニティ、保育所や幼稚園に仕掛けよう。しかし、チラシを置いてもらうとかでは、記憶に残らない。そこで何かインパクトのあるものはないかと探していいて、慶応大学SFCを見てたら、音力発電という会社が、踏むと発電する床を作っていた。
これだ!と思い、訪問し、売ってくれと頼みました。
50センチ角の板2枚を50万で購入。
それを奈良県香芝市で一番人気の私立幼稚園に寄付しました。園の入り口に設置してもらい、子供達は毎日それを踏むと、園歌の額縁がピカピカ光る仕掛けをつくりました。それを登園したお母さんが毎日見ました。
寄贈SOUSEI株式会社をママが調べる→PV数up→来店大幅増になりました。


◯お問い合わせフォーム4回目

「元ワイキューブ創業者 安田さん」 2011年7月

この頃ある本を読みました。
「私、社長ではなくなりました。 ワイキューブとの7435日」です。 

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「1000円札は拾うな」で有名なワイキューブの安田社長が会社を倒産させるまでの自伝。
いかにして企業が倒産するのかを知りたかった私はすぐにお問い合わせ。
会ってくださり、ブランディングやマーケティングについてたくさん学びました。
その後私が始めたHEMS事業でも取締役を受けてくださり、今もたまにお会いする天才の1人です。


◯お問い合わせフォーム5回目

「klab 真田社長」2012年1月

僕の人生のバイブル「ネット企業!あのバカにやらせてみよう」を読み、ITバブル時のネットベンチャーの物語に感銘を受け、その当時を知る人に話を聞きたい!その人たちは今、ITをどう捉えているのかを知りたくて、本に出てきた人たちに問い合わせ!

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言わずと知れたベンチャー企業の代表格の真田社長。
お問い合わせフォームから会ってください!とお願いすると、秘書の方から真田が会いましょうと言っていると返信が!
六本木ヒルズに伺うことになりました。
真田社長から

歴史は繰り返す、景気の良い時に流行るビジネスは前に景気が良かった時に流行ったビジネスの焼直しが起きること、やりたいと言ってないでまず動け

などたくさんのことを学びました。


◯お問い合わせフォーム6回目

「GMO 西山副社長」 2012年2月

その真田社長と学生ベンチャー時代から共にし、まぐクリックを創業し、その後GMOグループに入った西山副社長にお問い合わせ!
同じく、秘書の方からお会いいただけるとの連絡があり、渋谷のGMO本社に訪問。
西山副社長からは

小さな市場を寡占化すること、人が見向きもしない市場を独占することから始めてみては?

とのアドバイスを受け、住宅事業をさらにランチェスター戦略で進めるきっかけになりました。


◯お問い合わせフォーム7回目

「米 nest lab トニーファデルCEO」 2012年2月

スマートハウスを作りたい、1つの家に1つの頭脳をコンセプトに住宅用頭脳デバイスを開発したい、そう思った僕は、国内のHPを調べたが国内にそのような企業はおらず、世界で探すと米シリコンバレー にnest labというデバイス開発をしている会社を発見!創業者はトニー・ファデル氏。元Appleの副社長(もう1人の副社長は ティム・クック氏)iPodを作った方でした。
どうしても会いたくなった僕は、グーグル翻訳を使い、nestのお問い合わせフォームから「私は日本で住宅用頭脳デバイスを開発しようとしているのですが、一度ご面談の機会をいただけないでしょうか?」と送信!
さすがに無理だろうと思っていたら4日後、なんと秘書の方から会っても良いとのこと!!!!
(グーグル翻訳なので、とても謎な英文が届いたと思いますが、まーなんとかなるもんです。)
4月にシリコンバレー に訪問。iPod開発秘話など色々伺い、これがきっかけで私のデバイス開発は始まりました。


◯お問い合わせフォーム8回目

「サイバード 堀主知ロバート社長」 2012年4月

僕の人生の師匠、サイバードの堀主知ロバート社長(ロバさん)。
後にSOUSEI Technologyの社外取締役もお受けいただきました。
プラットフォームビジネスに興味があった僕は、i-modeのコンテンツで成功を収め上場したサイバードのロバさんにお問い合わせフォームから面談機会を求めました。
またまた秘書の方からお会いいただける旨の連絡をいただき、訪問。
数々お会いした方の中で、一番フランクに一番親身にいろいろ相談に乗ってくれ、今もアドバイスをくれたり注意してくれたり僕の兄貴分です。


◯お問い合わせフォーム9回目

「ネクシィーズグループ 近藤社長」 2012年6月

ある本で知った、パッションとユーモアに溢れたCEO。
またまたまたお問い合わせフォームから連絡を入れると秘書の方からお会いいただけると連絡が!
近藤社長ほど、自伝をユーモア溢れ、情熱的に語ってくださった方はいません!
一気に惹かれました。ベンチャー支援も数多くされておられ、頑張れよ!と応援いただきました。
特に、YahooBBを広めた時の話や、フェラーリ携帯を生んだ時の話はこれぞベンチャー企業と痺れました。

みなさん、気付き始めているかもしれませんが、
増永社長
安田さん
真田社長
西山副社長
堀社長
近藤社長
みんな関西人なんです。
私はある時、堀社長にITバブル期のベンチャー経営者、関西人多すぎませんか?と聞いたことがあります。堀社長の答えは

「関西人あほやからちゃう?ノリえ〜しな。新しいこと好きやん。笑」

なるほど、たしかに僕もそやなと思いましたw


◯お問い合わせフォーム10回目

「東大 加藤教授」 2012年7月

住宅用頭脳デバイスの開発を始めた僕は、HEMSつまりエネルギーマネジメントについての本を読みあさっていた頃でした。
そこで、スマートプロジェクトを牽引されておられた、東大の加藤教授にエネルギーマネジメントの未来について伺いたくなりお問い合わせ!

お会いいただき、様々な助言をアカデミックな観点からいただきました。
その知見は、HEMS作りにかなり活かされました。


◯お問い合わせフォーム11回目

「星 INTRAIX社 Darrell CEO」2012年10月

住宅用頭脳デバイスのエネルギーマネジメントシステムのソフトウェア開発をするにあたり、国内の技術ではなく海外で始まっている新しい技術を取り入れたく探していたところ見つけたシンガポールの大学ベンチャーのINTRAIX社を見つけまたまたグーグル翻訳を使い、お問い合わせフォームから連絡。

会ってくれ、結果業務提携し、共にHEMS開発をすることになりました。


そして2013年7月にデバイスは完成。

しかし、その年の10月にHEMS補助金廃止が決まり、事業は失敗。
泣く泣くひとまず事業は廃止に。
ところが2014年1月にある出来事が!
東京の事業を閉鎖し、奈良に戻り、自邸を建築することになったのですがその時に、せっかく家を創るし、家にまつわるいろんな書類や画像を残したいと、家を創る用のアプリを探しました。
しかし、家ほど大きい買い物にもかかわらず1つもそんなアプリがないのです。
いくら探してもない。
そこで、ではとiPadを買い、そこにEvernoteのファイルを作りiCloudでメアドを取得しデータを全て保存。
そのサービスを住宅事業のお客様にも提供したところなんと大人気に!
そらそうでしょ、そんなアプリ誰でも欲しいもん。
実は、これがマイホームアプリマイホムの始まりです。

マイホームアプリマイホムを作り始めた僕は、家を創るとお金の管理も始める方が多いと感じ、フィンテックの雄マネーフォワードにアプリ連携をお願いするためにまたまたお問い合わせフォームにメール。笑


◯お問い合わせフォーム12回目

「マネーフォワード 金箱氏」 2016年8月

マネーフォワードにお問い合わせをした際に、新規事業開発の担当をされておられ返信をくださったのが金箱さん。
この頃から、業務提携だけではなく様々なアプリ事業の相談をプライベートで1〜2ヶ月に1度の割合で相談。
宇宙人のように優秀で、かつエンジニアでもある金箱さんから本当にたくさんのアドバイスをいただき、マイホームアプリknot構想はどんどん膨らんでいきました。

そして、実は実は実は、そこから月日を経て

現在、マイホムの共同代表をしているのがなんとこの金箱さんです!!!!

今は、毎日毎日毎日毎日一緒に過ごし、最高な状況も最低な状況も箱さんと共に乗り越えています。笑

と、まぁここまで読んでみなさん思いません??

お金がない、知識がない、経験がない、そんなものは情熱と行動力とお問い合わせフォームさえあればなんとでもなるんです!!


現在弊社サービスは毎月、前月比150%以上グングン成長しています。
それでもスタートアップをしていたら、苦しい日ばかりです。
たまーに飛び上がるほど嬉しいこともあります。
それでも思うんです。

やっぱり事業って最高!

スタートアップって最高!

仲間って最高!

そして、、、

お問い合わせフォーム最高!!!

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