出前館のブースト情報を日別で取得する方法(2022年6月 ブースト条件変更対応版)
はじめに
出前館のブースト条件が、2022年6月1日から、拠点別から市区町村別に変わります。
今までは、一つの拠点でしか稼働しない人からすれば、オーダーの入電時刻だけ記録しておけば、報酬額が計算出来て良かったのですが、これからは、入電時刻だけでなく、どの町からのピックなのかも記録しなければ、事前に報酬額は把握できません。
本当に面倒ですよね。報酬額をアプリでリアルタイム確認できる機能実装はよ。
さらに、新しく公式で用意されたブースト情報の一覧ページは、イチイチ毎回日付と都道府県を選ばないと表示されず、それも一日単位でしか表示できないと来た。見づらくて仕方ない。
というわけで、市区町村別、かつ、日付別でブースト情報を一覧表示できるスクリプトを作りました。複数の市区町村の閲覧に対応済です。
ダウンロード
上記ページにある「demae-can2.zip」をダウンロードしてください(「demae-can.zip」ではありません。そっちは旧バージョンです)
使うには、お使いのPCにPHPがインストールされている必要があります(XAMPPのインストール時に一緒にインストールされると思います)
Windows10 Google Chrome 最新版で動作確認済。無料公開なので動作保証はありません。
あまりちゃんとテストしていないので、一部の拠点では正常に表示されない恐れがあります。筆者の稼働エリアのみ動作確認済
県をまたいだブースト情報の確認はできません。必要な方は後述する市区町村コードの編集で対応してください。
コメントで不具合報告してくれたら、簡単そうか、気が向いたら修正するかもしれません。
【重要】仕組み上、日別ブースト情報のページは読み込みをするたびに出前館のCDNにページリクエストが発生します。何度もページリロードするのは出前館に迷惑がかかるので、やめてください。
「当月」のデータにしか対応していません。まだ始まってないので(執筆時点5/28)、出前館データの命名規則が変わったら動かなくなる可能性があります。6月中は筆者も様子見しつつ、(必要なら)都度修正します。
2022.06.19 追記 当月 第1週のデータが取得できていないバグがあったので修正しました。
使い方
XAMPPをインストールします
XAMPP Control Panelを開きます
「Explorer」をクリックして、「htdocs」の中にダウンロードしたフォルダ「demae-can2」ごと入れます(スクショはdemae-canですが、demae-can2を入れてください)
Apacheの「Start」ボタンを押します
「Admin」ボタンが押せるようになりますので、押します
ブラウザが開くので、URL欄に「http://localhost/demae-can2/」と入力します
初回表示時は、表示したい市区町村コードを登録する必要があります。ページの下のほうにある「表示する市区町村を登録する」をクリックします。
日別で表示したい市区町村をプルダウンから選択し、登録ボタンを押します。
市区町村のプルダウンはCtrlキーを押しながらクリックすれば複数選択できます。Shiftキーを押しながらクリックすれば連続して選択することもできます。
登録に成功したらメッセージが表示されて、現在登録中の市区町村名の表示が変わります。変更を確認したら、「市区町村選択画面に戻る」をクリックしてトップページに戻ります。
登録が完了したら、改めて閲覧したい市区町村のいずれかをクリックします。
クリックした市区町村の日別のブースト一覧情報が表示されます。
「クリップボードにコピーする」機能は、【楽ちん!】出前館配達員むけ 自動計算機能つき売上管理ツール(改)を私なりに改造したスプレットシートの売上管理表にコピペすることで、報酬額や、配達件数、売上金を確認できる機能ですが、こちらはまだ調節が完了していないので公開できません。すいません。スプレットシートのほうは調整が終わるか、@dododoreiman さんが改修版を公開する様子がなければ、私のほうで有料公開するかもしれません。
県をまたいで市区町村データを確認する方法
例えば、兵庫県の尼崎市と大阪府の豊中市みたいな、県またぎで隣接する町で稼働している方について。
私が大阪市内でしか稼働していない関係で、県またぎはめんどくさかったので実装していません。すまぬ。
そういう方は、まず、1つ目に登録したい県(兵庫県など)の市区町村データを登録しておきます。
登録完了後、Xamppのコントロールパネルを開き、Explorerボタンをクリックして、C:\\xampp\htdocs\demae-can2\data\block_codes.txt をコピーして、別名で保存しておきます。分かれば何でも。
次に、2つ目に登録したい県(大阪府など)の市区町村データを登録し、先程別名保存したファイルと、上書きされた「block_codes.txt」ファイルの両方を、任意のテキストエディタ(サクラエディタなど)で開きます。
別名保存したテキストファイルの内容をすべてコピーし、block_codes.txtの末尾に、カンマ(,)区切りになるように貼り付けて保存します。
これで、県またぎでも表示されるようになります。
ただし、次にページ上で市区町村の登録ボタンを押すと、追記した内容が消されて、上書きされるので注意。
お問い合わせ先
「クリエイターへのお問い合わせ」機能を使って連絡してください。
対応するかどうかはわかりませんが、当分の間は、目を通すようにします。
ついでに、WEBサイト制作の案件も
おまけ:配達件数の入力について
上記アプリは筆者が作ったものではありませんが、便利なので紹介します。
配達依頼を受けたら、忘れないようにすぐにスプレッドシートに配達件数を入れたいところですが、移動中に受注したりして、手が離せない時もありますよね。
そこで筆者は、出前館のアプリで注文を受注したら、すぐに上記アプリを起動、タイムスタンプボタンを押します。
これで現在時刻がアプリに記録されますので、後は信号待ちとか、手の空いたタイミングでメモにどの市区町村からのピック依頼なのかを記入します。
しかも、音声入力にも対応しているので、ワイヤレスマイクをつけていれば移動中にもタイムスタンプとメモをつけれるスグレモノです。
ウィジェット機能もあるので、ホーム画面に戻ってボタンを押すという2アクションだけでタイムスタンプ記録もできます。シンプルながら必要な機能が十分あり、とても便利です。
ぜひ、皆さんもご活用頂ければと思います。
以上。