From Nom 21.07.16 しつこいブレーキパッドカスを徹底除去しました
欧州車特有の現象が、ホイールにブレーキパッドのカスが付いて黒く汚れてしまうこと。走っているうちにみるみるホイールが黒ずんできてしまい、1カ月も放置しているとかなり悲惨な状態になってしまいます。
欧州車の中でも特にドイツ車は、アウトバーンを時速200kmくらいで走ることも前提に、そういう高い速度でも確実に制動力を発揮するようにブレーキローターもブレーキパッドも柔らかめで、まさしくローターとパッドを削りながら止まっていると聞きました。
最近も、かなり汚れて黒ずんできたなぁと思いながら、梅雨シーズンのため晴れた日と暇な日がなかなかマッチせずに、多分1カ月以上放置してしまいました。
そして、やっと雨予報のない、予定も特にない日に、徹底的にホイール掃除をすることにしました。
初めて使用したシュアラスターのホイールクリーナー
いつもは、洗車機で洗ってから、ホイール専用の鉄粉除去スプレーなどを吹き付け、それからブラシで汚れを落として、シュアラスターのゼロフィニッシュでコーティングしていたのですが、今回は同じシュアラスターのホイールクリーナーというケミカル用品を使用。キレイにした後は、シュアラスターのホイールコーティングというケミカルを塗布して終了というスケジュールで進めることにしました。
いつものように洗車機に入れ、今回はタイヤブラシというタイヤ周りを掃除してくれるオプションも付けて洗ってみました。
洗車後のホイールは、当然、パッドカスがほとんど落ちていない黒いマダラ状態。そこに、ホイールクリーナーをたっぷり吹きかけ、少し待ってから付属の専用ブラシでゴシゴシ擦りました。
いつも使用していた鉄粉除去スプレーは、酸っぱいような匂いがしていたのですが、これはなんと爽やかなミントの香りです。洗浄効果とは無関係でしょうけれど、嫌な匂いがしないのはかなり好印象でした。
みるみるパッドカスが消えていく!
ホイール全体にホイールクリーナーを吹きかけて少し待ってから、専用ブラシで汚れを落とし始めるとかなりいい感じでキレイになっていきました。さらに、前述の鉄粉除去スプレーは鉄粉が化学反応で赤っぽい紫色の液体になって流れ出してくるのですが、これは特にそういう変化も起こりません。
ガソリンスタンドの洗車スペースでホイールを洗うと、自分のクルマのあたりから赤紫の液体がどんどん流れ出して、なんだか気になってしまっていたのでこれもとてもありがたく思いました。
肝心の汚れの落ち具合ですが、全体を一度ブラシで掃除して、水をかけてまだ落ちきっていないところにさらにホイールクリーナーをスプレー。パッドカスがホイールに焼き付いて黒い点々になっていて、こいつがかなりしつこい汚れなのですが、ゴシゴシとブラシで擦っているとそれもどんどんなくなっていきました。
このブラシは腰があって、そのくせ細かいところにも入り込んでくれて、とても使い勝手のいいものでした。
ホイールの内側やボルトの穴まで洗いまくる
あまりにキレイになるので、ここ5〜6年は面倒くさくて洗っていなかったホイールの内側と、ホイールナットの穴(写真下)まで丁寧に洗ってしまいました。ずっと放っておいたものですから、パッドカスがこびりついていてかなり必死に洗うことになりましたが、こちらも見事に汚れが落ちました。
タイトル上の使用前・使用後の写真を見ていただけば分かるように、こんなにキレイになると、中途半端に終わらせるわけにもいかなくなり、ホイール4本を徹底的にキレイにするのになんと2時間以上もかかってしまいました。また、ホイールクリーナーも見事に1本まるまる使い切りました。
キレイにした後は、ホイールコーティングを吹きかけて、少し待ってから付属の専用クロスで磨き上げて終了。こちらの効果は、汚れのつき方でそのうち分かるはずです。
オマケは両太腿の筋肉痛でした
このホイールクリーナーは、自動車&カー用品の口コミサイトの「みんカラ」のPARTS OF THE YEAR(POTY)の2021年上半期の「カーケア ホイールクリーナー部門」の第1位に輝いていて、今回はその実力の高さをしっかりと確認できました。
洗車は優れたケミカルを使えば、高い効果と満足度が得られますよね。今回はまさしくそれを証明してくれました。
ただし、2時間以上も中腰の状態で作業をしていたために、翌々日から両太腿の筋肉痛に苦しむことになりましたが……。