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【実機レビュー】ノモス テトラ
本日は、福岡天賞堂メインブランドの一つ『NOMOS Glashütte/ノモス グラスヒュッテ』より、スクエア型のモデル『Tetra/テトラ』をご紹介します。
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NOMOS Glashütte/ノモス グラスヒュッテ Tetra Ref.TT1A1W2L
タンジェントのケース違いだと思ったら大間違い。実は細かい部分で仕様を変え、よりスクエアであることを追求したモデルなんです。
ビンテージウォッチを連想させるステップラグという段差のあるラグ形状を採用し、薄さを追求しながらも強さを感じられるデザインに仕上げられています。
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ガルバナイズト(亜鉛メッキ)&白銀仕上げが施されている点はタンジェントと同じ。ダイヤルに合わせて、インダイヤルもスクエア型にし全体の統一感をアップ。
もちろん、針は焼いたブルースチールを採用し、装飾性と耐腐食性が高められています。
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そして、最も注目したいのが数字の書体。実はタンジェントやタンゴマットとは違い、『サンセリフ』というフォントを使用しています。
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↑こちらがテトラで使用される『サンセリフ』
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上画像の字を見て頂くと、線の端に小さな飾り(ひげ)が付いているのがおわかり頂けるかと思います。(Aの場合、下の短い横線2本のこと。)
これのことを『セリフ』といい、フランス語で「~がない」という意味の『サン』を合わせ、『サンセリフ=セリフがない』という書体名が付いています。
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タンジェントの数字を見ると、数字の端に『セリフ』があります。
ちょっとした違いかもしれませんが、こういった細かい『拘り』は、NOMOS Glashütte(ノモス グラスヒュッテ)のデザイン力を再確認できるポイントでもあります。
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風防は、平面のサファイアガラスを採用。
透過度の高いサファイアを使用することで、ダイヤルの白銀仕上げやブルースチール針の色をそのままの色味で見て楽しめ、さらに耐傷性にも優れているので実用性も向上。デザインと実用性の両立を考えられた仕様です。
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厚さ 6.5 mm という薄さは、腕にした時に直感的に感じられるテトラのハイオロロジーな部分。 ラグも短めにデザインされているので、時計が立つ(浮く)ことなく着用感もグッドです。
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搭載するのは自社製のCal.α(アルファ)。
ドイツ・グラスヒュッテの3/4プレートを採用し、青焼きのネジやグラスヒュッテストライプなどの伝統的な仕様が随所に見て取れます。
精度も申し分なく、ドイツ出荷時の平均日差は-7~+7秒。着用時を想定した調整が施されています。
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ケースサイズは29.5mmと小振りなイメージですが、スクエア型ということもあり存在感は抜群。
男性ならより紳士的に、女性ならよりファッショナブルに着用いただけるユニセックスな時計だと思います。(上写真着用スタッフの腕回りは15㎝です。)
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いかがでしょうか。スクエアの腕時計と言うカテゴリー。いざ捜そうと思うと意外に見つからないものですね。簡単なようで極めて難しい腕時計のデザインがスクエアだとも言われています。このテトラはノモスらしいクォリティの高いモノに仕上がっていると思います。因みに『テトラ』とは『正四面体』と言う意味らしいです(そのまんま笑)。
参考になればうれしいです。素敵な腕時計ライフをお送りください!
~合わせてお読みください~
【ブログ記事】グラスヒュッテとバウハウス『NOMOS/ノモス』
![](https://assets.st-note.com/img/1711439707079-TStBdZj3T1.jpg)
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