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新屋号「やわらかく」に込めた想いと、ロゴができるまで


こんにちは、または はじめまして。アートディレクター/グラフィックレコーダーの久保田ナオと申します。フリーランスの個人事業主です。
今回のnoteは2019年に新しくした屋号「やわらかく」に込めた想いや、ロゴができるまでの流れを記録したものです。



アートボード 4

 ↑ノモコデザインオフィス時代のロゴ



2016年に独立してから使っていた屋号は「ノモコデザインオフィス」です。当時は本業があったのでペンネームに「ノモコ」を使っていました。そのノモコが開いたデザイン事務所、というインスタン...機能性重視の屋号です。

新しい屋号は温泉に浸かったり、森を散歩しながら考えました。

・自分は何のために仕事をしているのか?
・誰にどんな価値を提供するのか?
・他のデザイナーさんと私の違いはなに?
・どんな思いを込めて、世界をどう変えたくて仕事をしているのか?
ひたすら自問自答をしていきます。


前屋号のノモコデザインオフィスは「何をする会社か」を表していました。
しかしたった3年しか使っていないのに業態が変わってきてしまいました。(デザイン以外の仕事が増えた)
長く使える屋号にするために具体的な職務を示すワードは使わないほうがいいようです。

じゃあ何を屋号にする?

アプローチを変えて、「どんな思いを込めて仕事をしているのか」という意思表示を表すことにしてみよう!

そうして生まれた屋号が「やわらかく」です


●やわらかく、の意味の一例(長いので読まなくてもいいですよ)
・「ものごとをやわらかく(=押し付けない形で)伝えたり、やわらかく(=わかりやすく)まとめたり、やわらかさ(=可塑性と柔軟性)を保ったまま情報を交換することができる」という私の能力を表す
・「こんがらがった思考を解きほぐしたい」「私の前では気を抜いて楽にしてほしい」という願いを表す
・お客様とやわらかい人間関係(=伴走していく対等な立ち位置)を作りたいという姿勢を表す
・デザインもグラフィックレコーディングも即効性のある治療薬ではなく、関わる人にやわらかく影響を与え、長時間かけてようやく効果が現れるもの。私の商品の特徴である遅効性(=やわらかい影響)を表す
・思考が固くなりがちな場面があるので、もっとやわらかい頭の使い方をしなさいと自分に言い聞かせる




自分の仕事を表す最短の言葉である「やわらかく」を屋号にしたわけですが、あまり屋号らしくないですよね。社印を作った時に「ひらがなって社名っぽさゼロだな!」とセルフツッコミしました。

ハク、ついてない。(笑)

ロゴはラフを30案くらい書いたかな。

それがこうなって

画像1

こうなりました。

画像2

「やわらかく」という5文字だけではあまりに説明不足。
「あ、社名なんだ」「こういうことしてる人なんだ」とわかってもらえるように、以下の情報をロゴに盛り込んでいます。

・手で表現する職人であること
・地域ブランディングの拠点である埼玉県比企(ひき)の地名
・ビジュアルコミュニケーションデザインという業態
・デザイン/イラスト/グラフィックレコーディングのスキル

黒よりも印象が柔らかい青みグレーにしています。白か黒かで決めない。繊細に考えながら仕事をしているという自負です。



スライド資料の左上には必ず手のアイコンを入れています。ちょっとしたあしらいにもつかえるロゴにしといてヨカッタナー。便利です。


もしお会いできた際には、ロゴが浮き出た名刺をお渡ししますね。
ご縁あるあなたと、やわらかく楽しい関係になれますように。

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