子供を産むとビジネスカーストが落ちるよね、という話
私個人の経験談ですが、出産するとビジネス上で扱いが変わります。(私は同時期に独立をしたので尚更でした)
一度下がってしまったカーストを元に戻すには、それなりの労力を伴います。
昨日このような内容のツイートをしたところ、ツイートをきっかけに過去を振り返ってくださる様子が見られました。
私がここに問題を見える化することで
・出産を希望する女性が、心の準備をしたり事前に手を打ったりできるかも
・ハラスメントする人に対して「その対応はよくないよ」と周りの方が伝えてくれるかも
という淡い希望を持って、noteを書いています。
ちょっと目線を変えて。
この問題を皆さんに自分ごととして捉えてほしいので、例え話をさせてください。
あなたが「数カ国語を操れる会社員」で、海外駐在しているとします。
現地の見知らぬ人から「アジア人だし英語できないでしょ?」と突然見下した対応をされたらどう感じますか?
いい気持ちしないですよね
不愉快ポイントは人により異なるとは思いますが「一方的にレッテルを貼り、その人の能力を無視し、見下している」点に注目してください。
同じような扱いを、出産後の女性は大なり小なりうけています。
このnoteでは、「出産をした女性が、一方的にママのレッテルを貼られ、その人の能力を無視され、見下されること」を、ママハラ(ママハラスメント)と呼ぶことにします。
<ママハラの例>
・同世代男性や子供のいない女性と明らかに違う対応をされる
・ママという点にだけ注目され、能力を見てもらえない
・低賃金労働を紹介される、仕事の門前払いをうける
・責任ある仕事をまかせないなど、配慮にみせかけた不利益な扱いをされる
※能力や立場や環境により度合いは異なります。全く経験しないで済む女性もいるはずですので、怖がりすぎないでください。
※子供のいる男性にもあてはまると思いますが、今回は私が当事者であるママに焦点をあてさせてください。
ハラスメントをしている人は「良かれと思って態度を変えている」場合もあります。その心理もわからなくはないので、根深い問題です。
私は自分を変える選択をしました。
3年かけて内面と外面を矯正し(=武装)、ようやく元の扱いまで戻ってきました。対等に話をできない場面はほぼありません。
しかし、マイナスをゼロにする作業は徒労感を伴います。
感受性が豊かで適応力が高い女性ほど、ビジネスカーストを元に戻すことを諦めてしまうのではないかと危惧します。
<もったいない例>
・経験を生かせない仕事で妥協する
・能力を正当に評価されない状況を我慢する
・そもそも仕事を諦めてしまう
私も経験があるのですが、大好きな仕事を奪われる暮らしは、心を病んでしまいそうなほどつらいです。
ママハラに疲れ、現状を甘んじて受け入れる女性の気持ちを想像すると、胸が痛みます。
結論は黒須さんのおっしゃる通りです。
「武装なんてしなくても不利益な扱いを受けることのない世の中になってほしい」と私も心から願っています。
ですが社会全体のマインドを変えるのは数年〜十数年の時間がかかります。
先ほども書いた通り、このnoteで
・出産前に知ることで、心の準備ができた
・ハラスメントしている人に「その対応はよくないよ」と伝えるようにしよう
と感じる方が1人でもいらっしゃれば嬉しいです。
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最後までお読みいただきありがとうございました。
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また、私は無力な一般人ですので、メディアさんがこの問題に光をあててくれることも願っています。