成婚退会したけど結婚まで至らなかった話
7月末を以て結婚相談所を退会したが、結婚まで至らなかった33歳男性の私の話
職業 地方公務員
年齢 33歳
居住地 大阪
結果として私の気持ちは非常に晴れやかである
もうお見合いのたびにスーツを着て、相手のプロフィールを読み込み、表情を伺いながら切り出して印象の良さそうな話題を選定しなくていいし
そのためにある程度自分を偽り、削り、合わせる必要もない
デートでどこ行こうか、お店はどうしようか、移動時間が長くなりすぎないか、相手の拘束時間を長く取りすぎないか、何を探っておくべきか、みたいな駆け引きじみたこともしなくていい
自分の趣味であるスポーツとその運営するサークルに全てのリソースを割くことができる
老後に至るまでこのように人と関わることで孤独な人生は回避できるのではないかと見切りをつけることができた
ではなぜ結婚まで至らなかったのかを振り返る
偏にお互いがこうなるであろうの見切り発車をしたからである
経緯は6月末に真剣交際に入ったが、すぐに成婚退会に向けて手続きをしてしまったことに始まる
婚活をもうやめたい、そんな彼女の言葉から、私もこれ以上他の相手と出会う必要性を見いだせず、この縁がだめだつたら独身で行くことを決意したため、退会に踏み切った
相手には伝えなかったが、結婚相談所からは早くない?ということは聞かれたものの、私は私の理由(上記)で退会するので問題ないと回答した
それがよくなかったのだ
もう成婚退会したら婚約者だよね、と言われ私はあまりの驚きにその場は何も言えなかった
そして帰省する彼女にそも結婚しない可能性があることを伝え(長文を送ってしまったし、言い方もまずかった)
そこから冷戦
修復までは持っていくことができなかった
私は仮交際中にいくつか生活についてジャブを打っていた
どの辺りに住みたいのか、どんな生活がしたいのか…
その内容がもう叶えてもらえるもの、相談済みのものだと感じていたらしい
私はそれら一つ一つは素敵だけども総合的に生活を成り立たせるなら吟味がいるよなぁと聞きながら思っていた
ただ仮交際中にそこまで否定することも深い話をするつもりもなかったので、しなかっただけなのだ
身勝手に思うだろう
だがお互いの収入と望む生活水準と現実の出費を突き合わせないと話し合いではなく、単なる空想だ
まぁもう気持ちが下がったのなら仕方なかった
それを挽回するすべは私は持ち合わせていなかったのだ