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日記 (2024.06.29) 六月の埠頭ときれいなもの

偏頭痛に抗う為の道具として、新たに耳栓をかいました。

早速一昨日使ってみたけど、しないよりは良い気がします。『良い』と言ってもこの日は数時間吐き続け、短く眠ってはトイレとベッドを往復し、夜中まで痛みが止まることはなかったけれど。

今日起きたときも頭痛はあったけど、鎮痛剤をのんで外の空気を吸いに出掛けました。六月の土曜の朝の埠頭。

遠くで吊りをしている人、一人の他には誰も居なくて静かで、息がしやすい。そのあと海岸を歩いて、久し振りに硝子を三つ拾った。

透きとおった翠色が角ばった涙型になっているのと、氷砂糖のようなのと、小さなパウダーブルーの欠片。

ルースのような菱形が可愛くて写真たくさん撮っちゃいました。

硝子は昔の自分の姿を記憶しているのでしょうか。詩的な意味では無く、いつかもっと先の未来、固体から取り出した何かの情報から、そのもともとの姿かたちを知ることができるようになる、素(もと)のようなものを無機物の物体が内包している可能性とか…そのもの自体ではなくとも、世界がもし全部を記憶しているのだとしたら…未来にうまれる何らかの装置で、いつか分かるのかもしれないよね。

ビーチコーミングでは、神薬の瓶や、めずらしい貝殻、イルカの耳骨、ウランの含有量が多い硝子…などがよく『良い拾い物』とされている。私が『良い拾い物』としているのは、とにかく好きな色、形、それだけで、生物にかんするものよりやっぱり硝子が好き。

下記はすてきなビーチコーミング記録を載せられている方のブログです。

『シーダマ見っけ!』
http://seamarble.blog106.fc2.com/

海でみつけたものそのままの写真といっしょに、発見のよろこびと優しさを感じる一言が添えてあります。読んでいるといますぐにでも、海岸を歩きたい気持ちになって来ます…

ほかにも、長野まゆみさんの(初期の)小説を読んでからすぐにその足で海岸に出掛けたら、もっと愉しくなると思う。

私がみつけてみたいものは、
・硝子の小瓶(コバルトブルーのものより、淡く透けるようなブルーかグルーンのもの)
・マーブル模様のもの
・ペーパーウェイトとして使えそうなくらい大きくて、角のとれた硝子
・クリオネみたいな硝子瓶の栓
・ラベンダー色の硝子
・きれいな涙型をした硝子
・小鳥が産まれるまえの卵のようなグリーンの陶磁片か硝子
・ほとんど赤のように濃いマゼンダ色の硝子
・すり硝子のような透明の中(内側)に青があるもの…とか。

↓は去年の六月に拾ったもの。

何故か六月によく硝子を拾っている。
海辺に流れ着いた硝子がとくべつ好きな訳でもなくて、硝子でも鉱石でも人工物でもとにかくちょっと小さくてきらっとした、なんの為のものでもないものが昔から好き。幼稚園に通っていた頃からそんなようなものを集めていた記憶がある。

カメラフォルダにあったそんなようなものたち

祖父母が営んでいた印刷会社の工場(こうば)に落ちていたのでかってに持ち帰った謎のかたまり(硝子ではない気がする)

メンソール・クリスタル(下)と、水晶の欠片(上二つ)

ガラスパイプにいれたメンソール・クリスタルを溶かしているところの写真

作った結晶(ビフォスファマイト)

たぶんどこかで拾った硝子玉(2018の字の左)

砂糖漬けにした花

製菓のために砕いた飴?

羽の形の水晶

昔作ったブローチ

昔の庭園美術館でのワークショップ?

昔お気に入りだったクリオネのキーホルダー

これは関係ないけど、下の小瓶がビーチコーミングでよく拾われる小瓶(の栓)のようで気に入っていて、もともとは香水のミニチュアボトルだけど中に白花油などいれてまだ使っています。これも偏頭痛対策の道具の一つ…そのうち偏頭痛グッズのまとめも書きたい。

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