見出し画像

【地主様と和解せよ!】私なりのインナーチャイルドの考え方

みなさんこんにちは。境界知能当事者ノミです。

 発達障害や境界知能の女性の方が、より安全な生き方が出来るような情報をお伝えしています。


ちょっとおもしろいタイトルを付けましたが、例え話をしますね。

みなさんはインナーチャイルドと言う言葉を聞いたことはあるでしょうか?
もう一人の小さな自分という概念です。制約も制限もなく、自由気ままな元気な子供のあなた。
そのような存在が心の中にいて、人生の様々な事柄にさりげなく決定権を持っています。
なので、今回は「地主様」という例えで、インナーチャイルドの説明をしてみたいと思います。

もし、インナーチャイルドが地主様だとしたらこんな感じかなと思います。

「ここ、私の土地!勝手に行動したら怒るぞ!」
小さいけど立派な地主様。


私のスタンスとしては、私がこう言ったから、誰かがああ言ったから…ではなくて、ぜひ地主様とたくさん対話をして和解をしてほしいと思っています。
一見何の変哲もない行動でも、実はインナーチャイルドからの影響を受けている場合がありますし、味方になってもらうと本当に心強くて、人生が楽になると思っているからです。

例えば、誰から意見を言われたとします。

誰か「それは〇〇なんだよ」「こっちの方がオトクだよ」「今しないと損だよ」
あなた「ふんふん、ほうほう」
インナーチャイルド「♬」(聞いていない)


誰か「だからあっちの選択が良いよ」
あなた「そうなんだ!あっちが良いらしいよ!」
インナーチャイルド「ん?」(やっと気づく)


あなた「あっちだってさ!」
インナーチャイルド「何するの!?わかんないよ!やだー!!!」


無理矢理自分自身を納得させているフリではなくて、ぜひ一度、インナーチャイルドにお伺いを立ててほしいなと思っています。

あなた「これから〇〇をしたいんだけど…。どうかな?」


お伺いを立てた時に、今までの関係性によっては反発されたりや暴れ回ることがあるはずです。
「何を今更!今までさんざん無視してたきたくせに!」とか、「納得する説明をちょうだい!!!」など、和解には時間がかかる場合があります。
本当に、様々な葛藤があるかと思います。
ときには大泣きしてしまうこともあると思います。

このときに、いわゆる「お供え」(自分自身を大切に扱う、労わるというような、尊重をする行為)が重要だと思います。
自分自身を大切に出来ていなかった期間が長いほど、和解には時間がかかるのかもしれません。(もしかしたら、今まで生きてきた人生には選択肢さえ存在していなかったのかもしれませんね)


「お供え」と表しましたが、自分自身のお世話をする、
気持ちを可視化して寄り添う、ということは、「信頼」へと繋がりますよね。
逆に、今までどれだけ「自分自身への尊厳」を選べなかったのだろう。


味方になったインナーチャイルドはとてもパワフル。
大人のあなたが圧倒されてしまうくらい、人生に果敢に取り組んでくれます。

インナーチャイルド「あっちがいい!」
あなた「おおお…」

ひとしきり走り回った後、「何か違ったから、アドバイス欲しい」と言うかもしれません。

インナーチャイルド「…。なんか違った、ああしたい!こうしたい!もっと知りたい!」
あなた「そっか、じゃあ今度はこうしてみよう。他のやり方も一緒に調べてみよう。」


これで一件落着。地主様との和解完了です。
あとは対話、情報収集、行動、振り返り、再アタックの繰り返しです。

カウンセリングや支援機関、当事者会は、日常生活とは別の場所。
そこでの気付きを、いつもの場所でどうしたいか?何をしたいか?ということを、インナーチャイルドと一緒にたくさん話し合っていただければと思います。

言い古された言葉ですが、人生の主役は自分自身です。
自分自身との対話を主軸にして、よりあなたらしい人生を歩んでいただきたいと思っています。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?