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飛行機に乗りたくない

飛行機に乗りたいけど、乗りたくない

行ったことのない場所に簡単に行けるし、すごく夢がある乗り物だと思う。
でも、気候変動問題を考えると乗らないほうがいい。

 飛行機が排出するCO2はとても多いから。
CO2の排出に加担することになるから。
1人が乗るか乗らないかで大きく変わらないように感じるけど、
やっぱりお金を航空会社に払っているし、
少しでも座席を開けると航空会社は簡単に赤字になると聞いたことがあるから。

 気候変動の被害は間接的過ぎて、自分が加担していないようにも感じることができるけど、間接的だからこそ、どこまでもその被害を自分ごととして捉えることもできる。そして、気候変動の被害はその事象に対して、明確に気候変動の影響による被害かどうかは明らかにすることは難しいけど、気候変動が多くの物事と複雑に絡み合っているからこそ、多くの物事が何かしら気候変動の被害を受けているのではないかと思ってしまう。

  そして、被害が視覚的に目に見える形で現れるのは、猛暑、洪水、山火事、干ばつだけではないと思う。これまでは、もし自分が気候変動の影響で死ぬのなら、熱さか火災干ばつなどによる飢餓や栄養失調だと思っていた。でも、最近のウクライナ戦争やイスラエル・パレスチナの戦争をニュースで見ていると、飢餓で死ぬ前に、食料やエネルギーや土地などの資源を求める争いによって死ぬ可能性のほうが高いのではないかと考えるようになった。(ウクライナ戦争やイスラエル・パレスチナの戦争の原因が気候変動の影響によるものだといえなくても、これから少しずつ、戦争が増えていくような気がして怖い)だからこそ、IPCCなどが公表している気温の上昇の予想や被害予想よりも前に、気候の不安定化による被害をうけるのではないかと感じている。

 今までは、自分が気候変動の原因であるCO2の排出に加担していると感じているときに想像するのは、暑さや干ばつによって苦しむ人々や動物だったが、最近は、戦争や紛争で逃げ惑う人々、その恐怖を想像するようになった。


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