2201_音楽

そういえば音楽の記録全然やってないぞと思って確認したら、2021年7月分をあげたのが最後だった。この頃は聴いた曲をなるべくほぼ全部記録しようと思っていたので記事1本分に使う労力と気力がとてつもなかった。半年以上更新が滞っていたのは、多分その反動だと思う。もう全部記録しようなんて無茶はやめよう、できた分でいいんだよできた分でさ……。

1月はもうちょっと色々聴いてた気がするけど、なんかすごい「ナードコア面白いぞ…!」の気持ちになっていた気がする。

つくしレコーズ「つくしEP6」

以前ダウンロードしていた「つくしEP 5」を改めて聴いたら当初より良く聴こえたので、改めて「つくしEP」シリーズを一通り聴いてみている。「つくしEP」は“中古450円がテーマのオムニバスEP(参照: https://tuxurecords.tumblr.com/ )”。2022年1月現在で、第11弾まで出ている。こういうのは見つけた時点で既に活動終了している場合が少なくないが、「つくしEP」最終リリースは2021年の5月。現在進行中のようなので、次のリリースも楽しみにしている。
「つくしEP 6」では1曲目「中山律子2014」で初っ端から心を掴まれてしまった。元女子プロボウリング選手「中山律子」のあらゆるコンテンツを元ネタにしたナードコアだ。曲中でも特に頻繁に使われるネタが、1972年の花王製品フェザーのCM「さわやか律子さん」。

「さ・わ・や・か・律子さん〜」のフレーズに相応な爽やかな曲になっているのもいい。イントロの最後に「中山律子forever」という声が入っているのもいい。個人的には1:18あたりで入ってくる男性アナウンサーの「中山律子」という声をカットアップして隙間なく入れ込んでくる部分がかなりツボだ。刻み方が気持ち良過ぎる。4曲目「さわやか3組(DELICATE ZONE VIP)」も、懐かし過ぎるあの歌声からドロップでテクノっぽい重めの4つ打ちになるところがめちゃくちゃかっこいい。5曲目「16travel」で急にスッといい感じのハウスが入ってくるのも好きだ。

つくしレコーズ「つくしEP10」

現時点で聴いた中では「つくしEP10」がかなり気に入っている。2曲目「ハヌマーン」は『ウルトラ6兄弟VS怪獣軍団』を元ネタに作られたナードコア。冒頭で流れていた民族音楽がふいにループし始め、4つ打ちビートが入ってくるところで早々に心を掴まれる。元ネタを調べるとタイの文化を下地に作られた異例のウルトラ作品ということで、思いがけずそっちにも興味が湧いてきた。子供作品としてはトラウマ描写があったり、ツッコミどころが多かったり、内容がカオスだったりとネット受けの良い作品っぽいので尚更観てみたい。5曲目の「あんた気に食わない」はまじで普通にクラブで聴いてみたいくらいかっこよくて踊れる曲だ。元ネタは暗黒大陸じゃがたらの「でも・デモ・DEMO」。

この動画はライブアレンジがかなり入っているので、原曲として出すにはちょっと違うかもしれない。原曲はほぼ「あんた気に食わない」なのであまりギャップはない。しかしこの曲なんで今まで知らなかったんだと思うくらいかっこいい。歌があまり曲の邪魔をせず音として聞き流せて良いし、でもちゃんと聴いたら「あんた気に食わない」とか「くらいね、くらいね、性格がくらいね」とか普通に悪口言っててそれも楽しくていい。
あと8曲目「Checking out」もめちゃくちゃカッコいい。速いBPM、ジャングルビート、速回しギターリフ、完全にタイプ。ジャングルのビートとめちゃくちゃカッコいい速回しギターリフが同時に鳴り始める出だしから最高だ。2:32からのブレイクダウンも緩急の塩梅がめちゃくちゃいい。それまでの騒々しさが一瞬収まり、女性ボーカルがワンコーラス歌ったあとでジャングルのビートがドカンと入ってくる。そこからすかさず早回しギターリフが入ってきてどんどんビルドアップに入っていく。最高だ〜〜〜〜!

小坂忠「しらけちまうぜ」

ラジオで偶然耳にした曲。こういう昭和の曲ほとんど触れてこなかったけど、聴いてみたらこういうハマるものが山ほど出てくるのかもしれない。Bメロ(0:30~)のハモるところがかなり好き。テーマは別れだけど曲調が爽やかなおかげてあんま重くないから聴いてて気持ちがいい。
ちなみに音源を探していたら2010年に再録されたっぽい青ジャケがあるのを見つけた。

このレイアウトってことは、赤ジャケの方の男性って……。当時と比べて声や歌い方がかなり変わっているけど、これはこれで味があっていいな〜と思う。個人的にはやっぱり赤ジャケの方が好きだけど。

いいなと思ったら応援しよう!