200915

コミニュケーションは自分との関わりを通して相手の人となりを知る行為だと思っていたけど、最近は相手との関わりを通して自分の人となりを知る行為だと思い始めてきた。相手の言動を受けて自分がどんな反応をして、どういう解釈をするのか、一つ一つ分解すると徐々に自分の傾向が見えてくる。傾向がわかって、伝え方を変えたり、受け取り方を変えたりすることで、結果として相手との適度な距離を見つけられる感じがある。多分今までの自分に足りてなかったのはこの作業だと思う。自分は人と関わる上で相手に目を向ける比率が大き過ぎた。相手視点から考え過ぎて、肝心の、自分はどうしたいのか?を全然把握できてなかった。だからいざという時の思考回路が「どの選択肢が相手にとって正解なのか」に偏っていたのだ。例えるなら、乙女ゲーの選択肢。どうしたいかじゃなくて、どれが正解かになってるから、自分の意見が(持っているのに)スッと出せなくて、相手から「どうしたいの?」「何を考えているかわからない」と言われていたのだろう。

乙女ゲーの選択肢思考が養われてしまった原因に心当たりがある。多分、小学生〜高校生まで定期的にハマってやり込んでしまった「kiss×kiss 星鈴学園」だと思う。

これは個人的元祖乙女ゲーで、内容としては星鈴学園に入学した主人公が1年間を通して登場キャラ達との恋愛模様を繰り広げるといったもの。とにかくやりこみ要素が凄くて、攻略対象がめちゃくちゃ多い。主要キャラ6人に加え、オリジナルキャラ6人、さらに隠し要素として作者の別作品のキャラ2人、合計14人もいる。しかも友人や先生といったサブキャラとも親密度を深められるので、結果20人くらいのキャラクターと関係を深められるのだ。ちなみに原作は小学生向けの漫画雑誌「ちゃお」で連載されていた八神千歳の「キス×キス」。今思うとこれは小学生向けにゲームを作ったというより、人気なのを利用して作者がマジでやりたかったゲームをガチで作っただけのように思えてくる。アイテムとかスチル収集などのやり込みが捗る要素もしっかり備わっていたし。多分今やっても普通に楽しいと思う。でもいくら面白いからって現実で乙女ゲーしちゃダメだろ〜。

気になった人は、メルカリとかBOOKOFFとかで探してやってみてください。


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