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Vol.157 寝正月

ソンクラーン期間(タイの新年を祝う行事)が終わり、バンコクは今週から通常モードに戻っています。期間中は皆んな、ウォーターガンを向けあって楽しそうにはしゃいでいましたが、私は水掛けイベントに参加した訳でもないのに寝込んでしまい、とんだ“寝正月”になってしまいました。

朝から下痢の症状が続き、夕方怠さを感じたので体温を測ってみたら熱があります。コロナ禍以降、ワクチン接種の副反応以外で発熱したのは初めてです。最近、新たな変異種も入ってまた結構コロナが流行っているようなので、ついに私も発症したか!?とドキリとしましたが、訪れたサミティベート病院で検査してもらったら陰性で診断は胃腸炎でした。イマージェンシールーム(ER)へ行って久々に防護服姿のナースにコロナ検査してもらいました。因みにコロナか否かでその後の対処(陽性だとそのままERで必要な検査をする)が変わります。

ジョーク(タイ式お粥)は我が胃腸の友

胃腸炎はタイに来た最初の頃、よく罹った病気です。衛生基準が日本のようにはいかないこの地で暮らす日本人には、馴染みのある病気です。処方はいつも通り抗生物質に整腸剤、下痢止め、あと必要に応じ解熱剤。ドクター曰く「明日の今頃には、きっと症状は劇的に改善しているでしょう」。ここまで言い切るドクターは珍しくまた頼もしくもありホッとしつつ、こう言う場面では自分自身と対話するのが大切だとも思うので「今、何をしたいですかか?」と自分の体にも相談してみました。応えは「菌を早く排出したい」「菌をやっつけたい」だったので敢えて下痢止めと解熱剤は使わず、クールジェルを首筋や腋などに貼ってこまめに水分補給しながらひたすら部屋で寝ました。38度台前半位まで上がった割にはフラフラする程でもなく、喉が痛かったり鼻が詰まる訳でもないので、ワクチン副反応の感じと似ていました。抗生剤と上がった体温で戦ってくれて翌日昼には非常事態の解除、平熱に戻りました。

原因となった食事を特定するのは難しいものの、思い当たるところはあって、まず数日前に高級デパートのフードコートで口にしたデザートが明らかにおかしかった(たぶん腐っていた!)。それからインドカレーやキムチスープなど胃腸に刺激を与える食事が続いていたところへ発症前日の夜、久々にバーで結構飲んだので、その辺の複合的な要因もあったのかなぁ?と反省しているところです。因みにたまたま流れてきたラジオを聴いていたら、どうやら今月かなりの方が下痢を患って病院へ駆けつけているそうです。酷暑が続いて食べ物が傷みやすい季節なので、GWも控えタイにいらっしゃる皆さんは熱中症と併せて気をつけて下さい。

ストリートフードを平気で美味しそうに食べているユーチューバーたちを見ると羨ましくなって、ここ最近いつもより攻めていたのですが結果はタイへ来た頃の繰り返し。元々あまりバイ菌に強いお腹ではないので、あまり無理せず適度にローカル色を取り入れながら、マイペースでこちらでの食生活を楽しんで行かねば、と痛感しているところです。

*******Disclaimer*******
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