【回文〆日記】 #25 へんな雪塊

2月上旬のある朝。

ゴミを出すために
家の前の坂をのぼっていると
奇妙なものを発見。

へんな形の
雪のとけ残り。

こわれる前に
この珍しい形を
画像に残したい！

ゴミをすばやく
ボックスに放り込み
はや足で坂をくだり
玄関のスマホをひっつかんで
再び坂をのぼった。

めあての雪の塊は
崩れることなく
さっきの場所に残っていた。

よかった。

写真に収めた
それは

人の目？
猫の目？

きわめて
目っぽい形。

人為的なもの？
とも思ったが

とけ残りの
じゃりじゃり雪は
成形が難しい。

近所の子どもの
雪遊びの跡とは
考えにくかった。

だったら
これは
いったい？

偶然できたにしては
あまりにも不思議な形。

物理的な説明だけでは
ものたりない感じ。

まるで
知らない遠いところで
生み出された
人ならざるものの作品が
私のゴミ捨て経路に
突如
出現したような。

地球上どこにでも
ちょいちょい
異次元とつながるポイントが
存在する。

と
捉えるのも
おもしろい
かもしれない。

奇異！作り手は誰？魔人か？なんこれ？神の目か？目、のみ？彼、こんな感じ？稀だ。わて、理屈、遺棄。

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