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【回文〆日記】 #55 旅先で回文

10月最後の週末、2泊3日で関西を旅した。行先は、大阪と京都。

初日は昼ごろに大阪に到着したのだけど、夕方にお仲間たちと集合するまでの数時間、一人で街をぶらつくことに。そういえば大阪城、行ったことなかったな、と思い、行ってみることに。

石川県での普段の暮らしでは、移動手段は自転車か車かバスなので、電車に乗ること自体が新鮮だった。移動に使ったJR大阪環状線の車内には、石川県で見ることのない広告がいくつも掲示されていて、おもしろく眺めた。

その中の一つ、ドアに貼られた婚活の会社の広告をぼんやり見ていたのだが、気がつくと、そこから「婚活」というワードを拾って回文を作ろうとしている自分に気づいた。いつでもどこでも回文をひねり出そうとするのは、回文脳人間のさが

電車に揺られながら完成させた回文は、「結婚相手は条件や合理性だけでは決められず、少なからず縁や運命のようなものが作用する」みたいな意味になった。まあまあ真理をついているのではないかと思う。



直感、婚活。予知。

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たどりついた大阪城では、お堀のほとりで風に吹かれたのが、すごく気持ちよかった。

2日目は、イベント「かげあそび」に参加。

音楽ライブ、人形劇、回文をからませた影絵、作り手もお客さんも入り混じってスクリーンに影を映して楽しむコーナー、からなる、とても感覚的で不思議なひとときだった。 

やかましみさきさん編集「かげあそび」のリール動画 ↓


一緒にイベントを作ったお仲間たちはみな、「言葉をとても大切に扱う」という点で共通していて、やはり言葉のことを大事に思っている私は、大いに共感し、刺激を受けた。イベントとリンクした文集に寄稿させてもらったのも、特別な体験。

最終日は京都の街並みを楽しんだ。

やっぱりいいね、旅。

空気と風景と食べ物、そして、人びとから、確実に力をもらった。


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